あらすじネタバレ
#35 内に秘めた力
闘技場でプルが戦っている中、ラチたちは、船や武器にオイルを撒いて着々と準備を進めていた。←もちろん見張りの兵は殺害
時が来たら作戦を実行に移すと言うラチ。
一方、パウラヴァでは、カニシカの灌頂式が行われる。
その様子を見てプルのことを思い出すバムニ王。
そしてアヌスヤの姿が見えないことにも不安を覚える。
その頃アヌスヤは、廊下の壁に沿って付いている子供の血の手形を見つけ、マラヤの身を案じる。
マラヤはというと、兵に剣を向けられ殺される寸前!
しかし、「立ち向かえ、戦うんだ」というプルの言葉を思い出し、兵の腕に噛みつき逃げ出すことに成功。
そして、灌頂式を見守るシヴダットの元に、マラヤが逃げたと兵が報告に来る。
命が惜しくば必ずやあの童子を殺せと命じるシヴダット。
そこへバムニ王が来て、不安そうに見える、それにアヌスヤがいないと声をかける。
それに対し、シヴダットは、誰もアヌスヤの行方は知らないと言う。
すると自ら捜しに行こうとするバムニ王。
しかし導師が宣誓の時が来たと告げる。
そこでシヴダットは、アヌスヤを捜すと言って議事堂を後にする。
その頃マラヤはとうとう兵に追い詰められるていた。
絶体絶命の中、アヌスヤが現れ兵の腕を斬り落とす。
そしてとりあえず身を隠すためにマラヤを連れて逃げるアヌスヤ。
灌頂式では、不吉な予感を払拭できないバムニ王が、議事堂を後にしようとする。
しかしそれをカディカ王妃が止める。
「今日は王と父、両者の務めがあります。今ここで、息子の宣誓式に参列なさることは
父として王として何より重要」と説く。
そして、プルの儀式に出席したように、カニシカの人生の大切な瞬間にご臨席をと願う。
すると、うなずくバムニ王。←心の中ではアヌスヤの身を案じる
その頃アヌスヤは、犯人がシヴダットであることをマラヤの口から聞いていた。
そしてマラヤをここに来させたのが、プルだということも知る。
プルの無事を聞き安堵するアヌスヤ。
私はプル兄さんの母さんよと言い、あの人僕を殺すの?と不安げに聞くマラヤに、「いいえ、忌むべき罪を犯した者は罰される」と答える。
一方、ペルシャでは、4人の剣闘士に囲まれていたプルだったが全員を倒すのだった。
#36 プルは屈しない
次々と兵を倒すプルを見て、黙っている場合ではない、あのインド人を止めよとアレクサンドロスに命じるオリュンピアス王妃。
するとアレクサンドロスは、勝利に関しては、私は人の数歩先を行っていると言い、待機させていた大勢の射手に合図を送る。
次々と矢を放つ射手。
矢は命中し、とうとうプルは倒れてしまう。←受けた矢7本(たぶん)
その頃、ラチはプルに何かあったのでは?と胸騒ぎを覚えていた。
急いで馬の支度をし、闘技場の裏でプルの到着を待つとハスティたちに言うラチ。
そして次々と火を放ち、プルと立てた計画を遂げる。
闘技場では、全身に矢を受けながらもプルが立ち上がっていた。←バックにはポロスのテーマ曲
次々と襲い来る剣闘士にとどめを刺すプル。
アレクサンドロスに向かって、お前の兵は、傲慢にも俺の母国を侮辱した。
母国の尊厳を守るためなら、我々は命を投げ打つし、命を奪うことをいとわぬのがインド人だと言う。
すると今度はオリュンピアス王妃が射手に合図を送るが、プルは盾を手に取りそれらの矢をすべてはねのける。
見張りの兵たちがプルに襲いかかろうとすると、駆け出すプル。
身を乗り出したアレクサンドロスだったが、後ろを振り返ると、玉座に置いてあったはずの剣がなくなっていた。←バルシネの仕業
そしてプルは闘技場にあった大きな剣を手にして、アレクサンドロスのところへひとっ飛び。←それどうやって飛んだ???
アレクサンドロスの首元に剣を当て、殺しではなく警告に来たと言う。
それに対し、私は敵に警告はしない、地の底に沈めるのみだというアレクサンドロス。
そしてお前は今、好機を手にしているが今を逃せば二度と訪れない、私に機が訪れたらお前を抹殺すると告げる。←剣をつきつけられている人のお言葉とは思えない(≧▽≦)
その後、プルの母国を想うありがたいお話が延々と続く。
それが終わるといよいよ本題!
俺がペルシャに来たのは宿命の相手を知るためで、巫女が予言した男、お前が対面を願った運命の男、プルショータムだと名乗る。
目的は、目と目を合わせ警告することだと言い、俺の母国に踏み込もうものならお前に未来はないと思えと言う。
そしてバルシネに逃げるようにと言い、その場を去るバルシネたち母娘3人。
すると、アレクサンドロスが民たちに向かって口を開く。
そなたらを保護し尊厳を守ったのは王族が共にあったからだ、王族逃亡の代償を払うのは民だとし、平穏な暮らしを望むならあるべき姿はただ一つ、バルシネと母君がここに残ることだと言うのだった。
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感想 ~プルが不死身すぎる~
パウラヴァではとうとうアヌスヤが知ってしまったよ。
良いニュースと悪いニュース。
良いニュースはもちろんプルの生存。
悪いニュースはまたしても悪だくみをするシヴダットのこと。
予告編でみた直接対決はちょっと楽しみ(* ´艸`)
そしてカニシカの灌頂式だと言うのに、プルとアヌスヤのことで頭がいっぱいなバムニ王。
これはちょっと酷いよね。
これまでもカディカ王妃のことをないがしろにしすぎで、私が文句を言ってやりたいくらいだった!
バムニ王の態度は結構あからさま過ぎる。
あれじゃあ、カニシカもグレるわな。
ずっと一緒にいた自分よりも、20年ぶりに現れたアヌスヤとプルのことばっかり大事にしてさヽ(`ε´*)ノ
結局のところカニシカはお坊ちゃまだと思うのよね。←正真正銘のプリンスだけど
単なるわがままお坊ちゃま。
マラヤのことだって、シヴダットにここは任せて行けと言われたら従ってしまう。
本当ならあの場でカニシカがマラヤを斬るくらいでないとダメだと思うけど、そこまでの度胸はない。
こうなると悪事が暴かれたシヴダットがどう出るかが気になるところ。
アヌスヤとマラヤは無事にバムニ王のいる議事堂までたどりついたみたいやしね。←予告編情報
一方、ペルシャでは、プルの不死身っぷりが凄かった。
それは想定内とはいえ、アレクサンドロスの首元に剣をつきつけるなんて・・・
でもね、首元にずっと剣を当てられてても動じないアレクサンドロスがカッコいいのよ(〃艸〃)ムフッ
だってアレクサンドロスは、とうの昔に細く長い幸せよりも、短くても名を残す道を選んだお人なんだもの。
そして喋り倒すプル。
どれだけ自分が愛国心に溢れてるかを話した後に、とうとう自分が運命の男だ!ってハッキリと明かした。
なんてロマンティックなの、って言いたいところだけれど、血の匂いがしてきそう。
アレクサンドロスもさすがにちょっと驚いた顔をしてたけど、心の中では嬉しくて笑ってるんじゃないかと思う。
プルはバルシネたちを逃がすことができてきっと勝った!って思ったよね。
だけど、アレクサンドロスのほうが一枚上手やった。
「王族逃亡の代償を払うのは民」なんて言われちゃうと、バルシネが去るわけがない。
なんて賢いんだ、アレクサンドロス。
やっぱりプルとアレクサンドロスを天秤にかけると、アレクサンドロスの味方をしてしまう私。
次回はどうなっちゃうんだろう?
パウラヴァもペルシャも楽しみだなぁ。