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ポロス~古代インド英雄伝~ シーズン4 第1話 & 第2話 ネタバレ感想

前シーズン、チャーナキヤの策略でパウラヴァへと足を踏み入れたアレクサンドロス。チャーナキヤは丸腰のアレクサンドロスを斬れとプルに命じるのだったが・・・

あらすじネタバレ 

第1話 実理論

プルはアレクサンドロスではなく、床に剣を突き立てる。

約束を忘れたか、師の命令だ、そやつを殺せと言うチャーナキヤ。

しかしパウラヴァ王として拒むというプル。

方法や手段を選ばず敵を滅することこそが国益だと言うチャーナキヤに、国の名誉を守ることが王の義務だと反論。

すると、師の命令には従い、口答えしてはならぬというチャーナキヤ。

プルは、気高き先生が如才なき外交術にて国家を欺瞞で満たすのですか?と疑問を口にし、名著「実理論」を持ち出し、欺瞞がはびこれば国力が弱まる、インド統一どころか文化が衰退してゆくと話す。

次の好機はお前の味方をするとは限らぬというチャーナキヤに、覚悟はあるというプル。


そしてアレクサンドロスに対し、運命を記す機会をもう一度与えようと言い、兵に客人を見送れと命じる。

するとこの国を統治したいと口にするアレクサンドロス。

客人は空手で訪問せぬものと言って指輪を返すと、今度はプルがアレクサンドロスに、我々とて客人を空手では返さぬ決まりと言って指輪を握らせ。いずれ敗走する時に奪い返すと口にする。

私はゼウスの子、インドを焼き払うというアレクサンドロス。

我らにはジェーラム川があるというプル。

互いに一歩も譲らない二人。

そして、プルショータム国王陛下万歳コールが響く中、アレクサンドロス一行は議事堂を後にするのだった。

第2話 諸国の王の反応

無事に即位式を終えたプルは、国王が優先すべきは自国の防衛であると説き、アレクサンドロスには我らの拳を潰す力はないと話す。

すると、我らの力では倒せないと異を唱えるアンビサル王。

あなたは未熟な王で、思想はダスユだとプルを侮辱。

プルは、ダスユ育ちを認めたうえで、私は王だと言い、母国を異邦人に統治させるつもりはないと言い放つ。

そして私の能力を疑うのであれば、今ここでその疑念を晴らそうと言うと、挑戦者はいるかと言って剣を抜く。

タクシラの過ちは二度と繰り返させぬ、謀反は容赦しない、母国を征服させてなるものかというプル。

私に疑念のあるものは吐き出すがよい、そして私に賛同の王はこちらへと言って決断を迫り、剣を掲げる。

次々とプルの元へ歩み寄り剣を掲げる王族たち。

アンビサル王も剣を掲げ賛同する。

救国のため今こそ命を捧げる覚悟だと言い、アレクサンドロスには一握りの土も持ち帰らせぬと宣言するプル。


一方、宮殿を出たアレクサンドロスは、突然の雷雨でぬかるみに足を取られるも、そこで大きな泥団子を手にする。

そして船上で、貴様の領土を勝ち取ってやる、私は舞い戻ると誓うのだった。 

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感想 ~理想と現実、もしくは右派と左派~

シーズン4にもなって言うのもなんだけど、このドラマの一番の罪は、バムニがプルよりもイケメンなことよね。

それは最初からわかっていたことなんだけれど、正装して共に並んでいる姿を見てるとしみじみとそう感じてしまった。

そして玉座に座り、指を立てて話すプルの姿を見て、想像以上に自分がシヴダットロスだということに気付いてしまったわ。

ちがう、そうじゃないっ、指をたてるならもっと顔芸を駆使して!、と思いながらシヴダットのことを懐かしんでしまいました。


肝心の物語はと言うと、プルがチャーナキヤに逆らってしまいました、それもすっごい正論でね!

攻め込まれたら迎え撃つけど、丸腰の相手は襲わないっていう考え。

目の前にいるのは敵だってわかってるのに、それも強敵でこんなチャンスはもうないかもしれないのに、生かして返した。

チャーナキヤにしてみれば、はらわた煮えくり返ったやろうね。

誰がお膳立てしてやったと思ってるねん、ってやつよね。

その気持ちもよくわかるよ。

でもプルがそんな据え膳を食らうわけがない。

チャーナキヤくらい賢かったらそれくらい想像ついたと思うんだけどなぁ。

でも見てるこっちとしては、チャーナキヤがこれくらいのことは平気でやるってことがよくわかった。

次も味方だとは限らないっていうセリフ、この先かなり不透明な雲行き。


そしてプルの気高い精神のおかげで助かったアレクサンドロスの命。

しおらしくなるどころか、メラメラとインド征服に一層燃えたぎってるみたい。

シブダットが亡き今、実はアレクサンドロスの顔芸には期待している。

まだ出番はないけど、アンビ王の顔芸もなかなかいける。

そしていきなりキレるヘファイスティオンにも期待。

アレクサンドロスが絡むと血の気が多くなって、オラァ~ってなるよね。

バムニはシーズンを追うごとに、なんかちょっとバカっぽく見えてくるのはなんでやろう(。-`ω-)


話がどんどんと逸れてしまったけど、2話目のプルからはちょっと恐怖政治の香りがしたのは私だけかな。

理想を口にはしてるけど、あの状況ではなかなか誰も文句は言えないでしょ。

アンビサル王も結局は賛同したしね。

シーズン4が始まって早々なんですが、今シーズンも私はプルを全面的に支持することはできないかもしれません(;´・ω・)


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