あらすじネタバレ
第19話 進むべき道
ポロスの弱点が知りたいと言って、ポロスに会う手助けをオリュンピアスに頼むロクサネ。
一方ラチは、父・ダスユ王から、初子は妻の家で産むのが伝統だから旅支度するようにと言われる。
しかしそこへチャーナキヤが現れ、ラチは陛下の娘であると同時に、パウラヴァ王妃、安全のためにもここにとどまるべきだと言い、脅威なのは大帝ではなく、近くにいながら目に見えない敵だと話す。
その頃、アンビ王子は居室で部屋中の物を壊し荒れていた。
心配する母に、ラチをずっと愛してきた、ラチが欲しいと言う王子。
父上の仇を討ち、ラチを手に入れたい、そのためにラチのお腹の子を殺して欲しいと母に懇願。
母も承知する。
そしてプルは、自分に変わり、先王陛下がマガダに行くことをチャーナキヤに告げる。
しかしこの協定は王同士が行うものでプルの存在は不可欠だと言うチャーナキヤ。
ダナナンダ王は狡猾で信用ならない人物だと言い、プルの不在により同盟を拒まれたら二度と機会は得られないと言ってプルを行かせようとする。
けれどバムニが反対。
私と同じ過ちは犯してほしくない、プルは残る必要があると感じると言い、ダナナンダ王は私が説得すると約束する。
一方ロクサネは、眠っているアレクサンドロスに愛を囁き、すぐに戻ると言って出立しようとしていた。
振り返るとヘファイスティオンがいて見咎められるが、私と夫の私事に口を挟むなと言って去るロクサネ。
そしてパウラヴァでは、バムニとチャーナキヤが出立。
その裏で、アンビ王子は母に私の頼みを叶える準備をしてくださいと言うのだった。
第20話 内なる敵
目を覚ましたアレクサンドロスに、そなたを操り忠臣クレイトスを殺害へと追い込んだのはバルシネだと言うオリュンピアス。
そしてアレクサンドロスの暗殺を試みていたことも告げる。
それを聞き、アレクサンドロスは早速バルシネの元へ。
バルシネは、あと少しの時があればお前は死の懐で眠っていたと言い、アレクサンドロスの怒りを誘うかのようにさんざん煽ると、度胸があるなら私を殺せと言い放つ。
そして「お前が神の子だと言うなら私を殺し全て終わらせよ」と言う。
しかしアレクサンドロスは、簡単には逝かせないと言うと、我が妃が疲弊した姿は見たくないと言って、オリュンピアスに王妃の身を清め綺麗に装わせるようにと頼む。
一方パウラヴァでは、いちゃついていたプルとラチの所へアンビ王子がプルを迎えにやって来る。←兵を鍛えにいくため
プルは伯母上が頼りだと言い、王子の母にラチを支えてくれるようにと託す。
そしてタクシラでは、オリュンピアスからタクシラの身分証をもらったロクサネが、平民を装い、出国を待つ列に並んでいた。
アレクサンドロスが不在を悟る前に出国せねばと焦るロクサネ。
そこへロクサネの不在に気付いたアレクサンドロスが捜しにやって来る。
ますます焦るロクサネ。
しかし、オリュンピアスがアレクサンドロスを呼び止め、ロクサネは息災祈願に出かけたと告げる。
少し怪しむアレクサンドロスだったが、それよりもバルシネをどうするのかと問われ、忘れがたき記憶を刻みつけてやりますと答えるのだった。
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感想 ~バルシネへの共感が止まらない~
アンビ王子がラチのことを好きなのは知ってたけど、あんなに激情を抱えていたとは(゚д゚)!
部屋の中がめちゃくちゃですやん。
しかも母親に対してラチのお腹の子を殺してと頼むだなんて、かなり病んでいる。
顔つきもすっかり変わってるよね。
しかし、今回はバムニがいいことをした!
これまでさんざんバムニのことをこき下ろしてきたけれど、今回初めてバムニがいいことするのを見た!←私の脳内記憶での話です(;´∀`)
よくぞチャーナキヤに食い下がりプルのマガダ行きを阻止してくれた。
あなたが感じたその胸騒ぎ、当たってますよと言いたくなっちゃう。
アンビ王子の母親には迷いも見えるんだけれど、何も起きないとは言い切れない。
この先のパウラヴァはなんか賑やかなことになりそう。
プルとロクサネの対面もあることだしね(*`艸´)ウシシシ
そしてロクサネと言えばアレクサンドロス。
殺せと訴えるバルシネのことを殺さず生かしておくだなんて、やっぱり鬼やね。
バルシネの髪に触れた時、見てた私がゾワッとしたくらいだから、バルシネはさぞかしゾッとしたのでは?
バルシネの気持ちになって考えてみると、滅茶苦茶キモイっていうのと憎悪しか浮かばない。
でもそのアレクサンドロスのことを、いつの間にかロクサネは深く愛してたんだよね。
アレクサンドロスのためにプルに会いに行こうだなんて。
そしてロクサネの不在を知り、必死で捜すアレクサンドロスもロクサネにメロメロ。
ただ、その顔は鬼の形相で、眉間に寄った皺と眉の上がり方がまるでバラエティなんだけど、えらいもんでアレクサンドロスはやっぱり男前なんよね。
それがなんかちょっと笑える(* ´艸`)クスクス
そしてそして、全然関係ないけれど、チャーナキヤがめっちゃ馴染んで、しっくりきてる。
思えば前のチャーナキヤはちょっと黒さが滲みですぎていた!
その逆でヘファイスティオンがちっとも馴染まないのよね(T_T)
アレクサンドロスとの距離を感じちゃう。
それにやっぱり濃い。
そして前のヘファイスティオンの声も恋しい。
このチェンジは本当に残念。
最後まで尾を引きそうだなぁ。