あらすじネタバレ
ジャックを救うため神を傷つける呪文を調べに行ったキャスだったが、それは噂に過ぎないということがわかり基地へと戻ってくる。
一方、ディーンとサムはジャックが犠牲となる件を巡り言い争いに。
そこへアマラがチャックが戻ってきたことを告げに現れる。
「いよいよとなったら頼ってもいいんだろう」と聞くディーンに、「私たちはずっと助け合う関係だ」と答え、消えるアマラ。
その後、ディーンはジャックを最後の儀式に連れて行くことにし、ディーンと意見が合わないサムとキャスは基地に残ってジャックを救う方法を探す。
一方、アマラはチャックと会っていた。
ウィンチェスターにとりこまれたんだろう?と聞くチャックに、ディーンの味方でもお前の味方でもない、この世界を守りたいだけだと言うアマラ。
なんとかチャックが世界を破壊するのを思いとどまらせようと試みるも、チャックにその気は全くなし。
そこでアマラは、指パッチン一つでチャックを基地へと連れて行く。
基地から去ろうとするがパワーが使えないチャック。
その頃、ディーンはジャックを連れて最後の儀式を行う目的地へと到着。
そこで待っていたのは、アダムとその妻・セラフィーナ。
神が創造した最初の人間。
どうやらアダムは神に恨みがある様子。
神を殺す計画も、アダムが立てたらしくビリーは協力者らしい。
そしてアダムは儀式の前にジャックをテスト。
無事にテストに合格したジャックに、自分の体の中からあばら骨を1本取り出す。
その骨には命を作り出す力があり、ジャックが使えば神を殺せると言う。
この儀式によって元素の連鎖反応が起き、ジャックの魂が導火線となって恩寵に点火し、超新星爆発が起きるらしい。
神のパワーでブラックホールを作ると言うのだ!
そこから抜け出せるものは誰もおらず、一度始めたら止めることもできない。
アダムは、時間まで待てと言ってジャックにあばら骨を渡す。
そして帰りの車中。
チャックから解放されるチャンスがやってきたのは、ジャックのおかげだと言って感謝の言葉を口にするディーン。
その後、アダムが言っていた時間も訪れ、ジャックはあばら骨からパワーを吸収。
一方、基地ではジャックを救う方法を見つけることができずイラつくサム。
違和感を感じると言い、せめてビリーと話したいとキャスに相談。
そこで、セルゲイが以前要求していた「デス(死)の部屋のカギ」の存在を思い出す。
そしてカギを見つけた2人。
箱にはラテン語が刻まれており、サムがそれを唱えると壁に鍵穴が現れ、サムは一人でデスの部屋へ。
すると書庫では、たくさんのデスの部下が死んでいた。
殺していたのはメグの姿をした虚無。
問題が起きてビリーを呼び出したけど無視されたから乗り込んだとのこと。
虚無の話によると、虚無の世界は本来、神は支配できないらしいのだが、それは真っ赤なウソで、ビリーが支配権を握ったらその不満を解消してくれるはずだったのだが、その前にキャスが虚無の世界に侵入したせいで信頼関係が崩れたというのだ。
ビリーが次の神となり、以前のあるべき状態、死者は死んだまま、天使は地上を離れ悪魔は地獄へ、虚無は眠りにつく予定だったらしい。
しかしビリーは現れず、サムがやってきたためサムを痛めつけてビリーを呼び出そうとする虚無。
するとサムは、ビリーの遣いで神の本を持って来るように言われたと出まかせを言い、神の本を持ってキャスのところへと戻る。
アマラとチャックがここにいる、いよいよだと言うキャスに、倒してはいけない、阻止するんだと言うサム。
そこへジャックを連れたディーンが戻ってきて、すぐにジャックを部屋に入れようとする。
当然反対するサム!
ビリーは神に取って代わろうとしている、ダマされたと訴えるサムだったが、ディーンは聞く耳を持たずサムに銃を向ける。
一方、別室では、この展開が全て自分の筋書き通りだとアマラに話して笑うチャック。
ディーンはジャックを使って僕たちを殺す気で、姉さんは騙されたんだと話す。
そして2人で初めからやり直そうと言ってアマラを丸め込み、自分の中にアマラを吸収。
サムとディーンも意見の違いから対立していたが、最後はサムがディーンの説得に成功し、ディーンは銃を下ろす。
そこへ扉を粉々に壊してチャックが登場!
アマラはどこだ?とキャスに聞かれ、体のどこかにいると答えるチャック。
お前たちにはもう興味を失くしたと言い、このガキと心中しろと言うと消える。
そしてジャックはというと、今にも爆発しそうなのだった(゚д゚)!
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感想 ~アマラの純真さがちょっぴり切ない~
なんだかもう次で最終話なのではないかと思えるような展開。
アマラは合意の上とはいえチャックに吸収され、ジャックは今にも爆発寸前!
全てはチャックの筋書き通りだったらしいけれど、すんごい悪趣味よね。
で、こうなってくると気になるのはビリーだけが知る神の本の中身!
チャックの話ぶりだとビリーも駒でしかないみたいだけれど、でもチャックも知らないチャックの本の中身を知ってるのはビリーだけ。
少なくともビリーは勝算があると踏んだんだよね。
でも今回の展開では、チャックはアマラを吸収してパワーを増して消えちゃったし、倒すのは難しそう。
見るたびに邪悪さが増している!
一方、ディーンとサムはジャックが犠牲になる件でケンカ勃発。
ディーンが放った「ジャックは家族じゃない!」って言葉、胸に突き刺さりました(´;ω;`)
暴言といってもいいレベルだと思う。
ディーンとサムを比べると、どうしてもディーンのほうが傷付きやすくて脆い部分が目につくのは、すごく攻撃的なところがあるからかなぁ。
今ある人生が、自分で選んだと思っていた道が、全ては神の筋書き通りだったと言われ、酷く傷付いてるからどうしても引けない。
どんな手を使ってでもチャックを倒したい。
その気持ちはよくわかる。
けれど、そのためにジャックやアマラを傷つけていいっていう理由にはやっぱりならない。
それを弟のサムから突きつけられるんだもの。
ディーンとしてはますます引けないよねぇ。
あんなに意地になっていたのは、意地にならないとやり遂げることができないと思ったからかもしれないですね。
でも結局は折れました。
けれど折れたからと言って、ジャックが爆発寸前な様子は止められないだろうし、何かが解決するわけでもない。
ビリーが神に取って代わろうとしていることには驚きはしなかったけれど、っていうか、ビリーって存在が野心がダダ洩れやったから(*`艸´)ウシシシ
サムはビリーが神に取って代わろうとしてることに反対のようだけど、広い世界を見渡せばビリーの考えを支持する人もいるのでは?とも思う。
死者は死んだまま、天使は地上を離れ、悪魔は地獄へ。
やっぱりこれが正しき姿よね。
しかし、これではスーパーナチュラルが成立しない!
なので、やっぱりビリーが神に取って代わるっていうのはナシってことで。