ご紹介するのは、韓国ドラマ「愛だと言って」
話数:全16話
ディズニープラスで視聴
コチラは、13年前に家族を捨て、愛人と出て行った父が亡くなったと知らせを受けたことから始まる物語。
葬儀で恥をかかせることで、13年超しの復讐を遂げようとした次女のシム・ウジュ。
しかし逆に現在住んでいる家を売り払われたことを知ることに・・・
家を取り戻そうと復讐を目論み、愛人ヒジャの息子ドンジンに近付く次女シム・ウジュを演じるのは、イ・ソンギョン。
そして品のない母ヒジャとは似ていない、寡黙で大人しい雰囲気の会社経営者ハン・ドンジンを演じるのはキム・ヨングァンです。
それでは、第1話と第2話のあらすじと感想です。
あらすじネタバレ
第1話
父の訃報
姉のヘソン(キム・ウェウォン)、弟のジグ(チャン・ソンボム)と3人で暮らす次女のシム・ウジュ(イ・ソンギョン)
ある日、13年前に家族を捨てて別の女性と出て行った父のシム・チョルミン(アン・ネサン)が亡くなったと近所の人からのメールで知ることに。
タイトな超ミニのワンピに黒のサングラスで父の葬儀会場に姿を見せたウジュ。
薄情な親戚に悪態をつき、父の愛人だったマ・ヒジャ(ナム・ギエ)に恥をかかせようと、弔問客が大勢いる前で、同級生の夫を奪い、うちから通帳と宝石も奪ったと暴露。
ヒジャや亡くなった父に恥をかかせ、13年超しの復讐を果たした、つもりだったのだが・・・
トイレで偶然、ヒジャがウジュたち3姉弟が暮らす家を売り払ったと親戚が話しているのを耳にする。
ヒジャを問い質し、それが事実だと知ると愕然とし言い争いに。
ヒジャは開き直り、来週までには家を引き払うようにとウジュに言い放つ。
その後、葬儀場の前で抜け殻のようになり一人で泣いているウジュを、親友のユン・ジュン(ソンジュン)が迎えに来る。
すると「泣いてやりたくなんてなかった」と言うウジュ。
ヒジャの息子ドンジン
ヒジャの連れ子のハン・ドンジン(キム・ヨングァン)は、5年前にシヌ展覧から独立し、チェ・ソヌ(チョン・ソクホ)と共にチェソン展覧を共同経営。
しかし、元いたシヌ展覧の社長からことごとく邪魔をされ、会社は金策に追われていた。
そんな時、シム・チョルミンが亡くなりドンジンも葬儀会場へ。
疎遠だった母のヒジャと久しぶりの母子再会。
ヒジャは、ウジュたちが住んでいる家を売ったお金をドンジンに投資したようで。
ドンジンは、お金の出所は気になるものの、必要なお金なので出所の追及はせず。
ウジュたち3姉弟は、思い出の詰まった家からお引っ越し。
それから2か月後、母に投資してもらったお金で会社は持ちこたえ、新たな展示会を計画したドンジン。
テーマはキャンプ・フェア。
恋人と別れるまではキャンプが趣味だったため、得意なことを仕事に生かそうと考えたのだ。
結
姉ヘソンが勤める銀行に、ヘソンが夫と不倫していると言って女性が乗り込んでくる。
しかし相手にパートナーがいることを知らなかったヘソン。
もう会いませんと涙を流す。
そこへウジュが駆け付け、約束を破ったら妹の私が代わりに姉を殺しますからと言って、女性に連絡先を渡す。
そしてウジュは、薬剤師をしていた薬局を退職し、ドンジンの会社で3ヶ月契約のバイトをしていた。
愛想はなく、どちらかというと横柄な態度なため同僚からの受けは悪く。
けれど仕事はかなりできるようで、ペク部長が直接指示を出しているとのこと。
ウジュがドンジンの会社でバイトを始めた理由。
それは親戚から、あの家を売ったお金でヒジャが息子の会社に投資したと聞いたから。
仕事帰り、ドンジンのあとをつけるウジュ。
ポストの前で何号室か探ろうとしているところをドンジンに見られ、後ろから「2701号室」と声を掛けられるのだった。
第2話
尾行の顛末
ポストの前で、尾行してきたウジュを咎めるでもなく、話は明日にと言って帰ろうとするドンジン。
するとウジュは、尾行したことについては謝罪するが、尾行に気付いているのに知らないフリをしていたドンジンの、逃げ道を塞いでから詰め寄るやり口はセコいと非難。
ウジュはすぐに言い過ぎたと言って謝り、マンションが持ち家なのかどうかを尋ねてみる。
しかしドンジンは個人的な質問には答えず。
君が僕の家を突き止めて何をしようとしているのか知りたくないから君も何も聞かないでくれとキッパリ。
偶然とウワサ話
ウジュたち3姉弟は、ジュンの家に居候(←ドンジンの家と近い)
そしてスーパーで買い物していたウジュは、偶然ドンジンとバッタリ。
20年暮らした家を2日で失った話をするウジュ。
どうやって家を取り戻すかも今なら全部話すと言うウジュだったが、ドンジンは他人の不幸に興味はないと言い。
会社では、シンガポールの展覧会を横取りしたのが、シヌ展覧のシン社長だったと社員が噂しているのをウジュは耳にする。
大学の同期会
ドンジンは、共同経営者のソヌに呼ばれて、気が進まないのに大学の同期の集まりに向かうことに。
ソヌ曰く、会社が倒産したと噂されているのを払拭したいらしい。
そこで、ドンジンとカン・ミニョンはなぜ別れたんだ?と悪酔いした男性に聞かれ困るソヌだったが、ちょうどドンジンが現れ、別れたのはミニョンがアメリカ留学したからだと言ってその場を収める。
その後、帰ろうとするドンジンに、先日偶然ミニョンに会ったと伝える友人。
しかも戻ったことは言わないでと口止めされていたらしい。
そして帰り道、ドンジンもミニョンを見かけ追いかけるのだが、ミニョンはカフェに隠れたため2人が会うことはなく。
一方、ウジュは誰もいない夜のオフィスへと行き、カン・ミンスのPCを操作していた。
情報漏洩
翌日、会社では参加業者に一斉にメールが送られていたことが発覚し、契約内容が漏れていたことで大騒ぎ。
対応に追われる事態に!
送信元はカン・ミンス。
本人はスパイではないと否定し、上司のチャ課長も彼ではないと庇う。
その後、メールが送信された昨夜の時刻に、ウジュがオフィスに入って行くのをみたという証言が出て疑いはウジュに。
もちろん否定するウジュ。
その後、ジュンの薬局へと行ったウジュは、家を返してくれと言いに会社に行ったら、ドンジンがいい車で出勤し(←ソヌの車やけどね)いいマンションに住んでいることを知った。
だから復讐しようと決めていたことをジュンに打ち明ける。
けれどスパイは私じゃないと。
一方、ソヌたちからウジュとシン社長はグルだと言われたドンジンは、ウジュを車で連れ出し、シン社長のシヌ展覧が入っているビルの前へ。
しかしそこがどこだかわからないウジュ。
そこで初めてドンジンは、ここがシヌ展覧が入っているビルだと告げ「君の仕業?」と問い詰める。
すると「そう願いたいはず、何年も一緒に働いた部下に裏切られるよりバイトに裏切られるほうがましだもの」と言うウジュ。
その場でドンジンからクビを言い渡される。
結
そして夜の帰り道、コンビニの前で酔っぱらったウジュに声をかけられたドンジン。
ウジュは酔った勢いで一度だけ言うけれど、スパイは私じゃないと否定。
胸を張れる生き方をしてきたわけじゃないけれど、誰かにお金で操られるほど浅ましくないと告げる。
ウジュの言葉が気になるドンジンは、一人でもう一度調べ直し、スパイがチャ課長だったことを突き止める。
その後、ウジュの履歴書に目を通し、彼女に電話をかけて会う約束を。
ウジュの履歴書の自己PRには、会社に対する率直な意見、これまでどんな風に過ごしてきたか、そして短所は相手にきつく当たる点で、その対象となるのはすごく大切な人と嫌いな人に対してであることが書かれていた。
コンビニの前でウジュと会ったドンジンは、本当のスパイはチャ課長だったと言って謝罪。
君が必要だから会社に復帰して欲しいと願い出る。
そこへ、メールでの情報漏洩の際、個人的なことで赤っ恥をかいた取引先のキム・ジュホ本部長が、怒り心頭でドンジンに殴りかかろうと向かってくるのだが・・・
意外にもウジュが、キム・ジュホ本部長を突き飛ばして阻むのだった(゚д゚)!
スポンサーリンク
感想+α
世界にドップリ
好き嫌いがはっきりと別れそうなドラマだけれど私は好き。
いちばんの理由は、飄々とした雰囲気のウジュに対して愛おしさを感じるから。
いつも鎧をまとっているみたいなんだよね。
言葉はキツかったりするけれど、必ずしもそれが本意ってわけでもなさそうだし、そういう時は彼女の不器用さを感じる。
ズケズケと物を言うのも、実は繊細な一面を隠すためなのでは?と、いいように捉えちゃう。
復讐ってなんだろうね
ドラマが始まってすぐにウジュの気持ちがわかってしまった。
父を奪った愛人と、家族を捨てて亡くなった父に恥をかかせてやりたいという気持ち。
父の葬儀に現れたのは、相手がいちばんダメージを受けると思ったからだよね⁉
13年前の縋ることしかできなかった女子高生とはもう違うってところを見せたかったのかな?
私ならきっとそうだ。
でも、愛人と連呼して恥をかかせてもウジュの気が晴れたようには見えず。
そしてその気の晴れない感じもわかる。
共感ともちょっと違うんだけれど、ただただウジュのことがわかる、理解できるっていう感覚のほうが近いかも。
さらに奪われる!
13年前の復讐をしにきたはずなのに・・・
現実は住んでいる家が勝手に愛人ヒジャに売られてしまったという悲劇!
13年前の傷も癒えていないのに、さらに後ろから死神の鎌でバッサリと斬られてしまったみたい。
酷い話ではあるけれど、ヒジャは愛人だったから奪うのは得意よね。
そのお金は、会社が存続の危機を迎えて金策に走っていた息子ドンジンに投資されたわけなんだけど、お金の出所を知らないドンジンに罪はないと思う?
私はあると思う。
必要なお金だったから出所を聞かなかったドンジンは、人並みのズルさは持っていたってことだと思うし、聞かなかったのは知ってしまうのが怖かったから。
ウジュに尾行され家を突き止められたドンジンはウジュにこう言ってたんだよね。
「君が僕の家を突き止めて何をしようとしているのか知りたくないから君も何も聞かないでくれ」
この言葉が全てで、ズルさしか感じませんでした。
結局のところ、憶病ってことなのかしらね。
ウジュは優しいと思う
愛想はないし、ぶっきらぼうだし、家を返してもらおうという復讐心もあってドンジンの会社でバイトを始めたわけだけれど、2話まで観た限りではウジュは復讐には向いてないと思う(* ´艸`)
復讐をやり遂げるには、相手のことがわかり過ぎてしまうような気がするんだよね。
だから復讐相手がヒジャのようなイヤなタイプでないと、ウジュのほうが罪悪感を抱え込んでしまいそう。
特にドンジンのようなタイプに対してはね。
幸いなことに、ウジュには姉と弟がいて、3姉弟まとめて居候させてくれる親友のジュンもいる。
特に、ジュンのような10年来だという親友はなかなか得られないのではないかなぁ。
それに薬局が「ジュン薬局」ってことは彼のものだろうし、家もデカいし裕福そう。
そして何より、ウジュのことを案じてくれているし、彼女のことをよくわかってる。
最後に
ウジュが履歴書に書いた自己PRがとてもステキでウソがなく。
それを読んだドンジンが思わず笑ってしまった気持ちもわかる。
家を取り返したいウジュが腹に一物抱えていることは否めませんが、ドラマの雰囲気としては静かでずっとさざ波が立っているみたい。
普段は自分でも気付かないフリをしている小さなたくさんの傷が沁みそうな、そんな予感がします。
そして、愛人と逃げた父親を演じたのがアン・ネサンだったのがちょっと意外で、2話目でスーパーの店長として登場したコ・ギュピルには思わず頬がちょっと緩みました。
第3話と第4話の感想はコチラ
愛だと言って 第3話&第4話 あらすじネタバレ感想 - 夜更けに海外ドラマ
主な登場人物
- ハン・ドンジン:キム・ヨングァン
- シム・ウジュ:イ・ソンギョン
- ユン・ジュン:ソンジュン
- カン・ミニョン:アン・ヒヨン
- シム・ヘソン:キム・イェウォン
- チェ・ソヌ:チョン・ソクホ
- シム・ジグ:チャン・ソンボム
- シム・チョルミン:アン・ネサン