夜更けに海外ドラマ

海外ドラマのあらすじと感想を中心に、時々映画や国内ドラマの感想も書いています。

美食探偵 明智五郎 第6話 ネタバレ感想

1か月前のフランス・ニース、マリアは偶然、扇屋百貨店の役員・伊達(小市慢太郎)と知り合い、五郎がお見合いすることを知るのだったが・・・

あらすじネタバレ 

苺(小芝風花)と高橋が探偵事務所を訪ねると、明智(中村倫也)の母親・寿々栄(財前直見)と弟の六郎(草川拓弥)が来ていた。

扇屋百貨店の将来を案ずる寿々栄が、お見合いを言い渡しに来たのだ。

当然抵抗する明智。

そこで寿々栄は、お見合いには二人で出るようにと命じ、お相手にどちらかを選んでもらうことに。


一方、マリア(小池栄子)はシェフ伊藤(武田真治)と茜(志田未来)と食事していた。

マリアが帰国していた理由は明智がお見合いすることを知ったから。

殺しちゃえばいいというマリア。


そして見合い当日、苺に料亭までデリカーで送らせる明智。

しかし来るはずの六郎が現れず、苺が男装して六郎のふりをすることに。

隣の部屋には明智の見合いが気になる高橋が上遠野と一緒に食事にきていた。

そこへ食事を運ぶのは、仲居に扮したマリア。

明智が見合いすると知り、上遠野も興味深々で障子に穴を開けのぞき見。

嫉妬する苺は、見合い相手・紗英(北原里英)の前で明智の悪口、しかし明智から仕返しにボイパが出来ると言われ披露。

結果、赤っ恥(/ω\)

お手洗いに逃げ込むととそこには桃子がいた。←でも苺は気付いていない

厨房には板前に扮したシェフ伊藤と仲居に扮した茜の姿が!

明智に給仕する茜。

明智は仲居(←茜)を呼び止めるが、そこへ六郎が現れドタバタしている間に茜は部屋を後にする。

結局、カツラが取れた苺は偽物だとバレ、別の部屋でお見合いをしていたという桃子も乱入。

そして紗英も席を外してしまう。

寿々栄に言われ、彼女の後を追う明智。


お見合いを台無しにしてしまったことを寿々栄に謝る苺。

寿々栄は、五郎が自分と波長が合う相手に出会い、とんでもない世界に行く前に、適当な相手と早く結婚させたいと思っていることを話す。

苺に対しては、あなたは恋愛対象じゃないとハッキリと言い、あの子に好きな人はいるのかと聞く。←傷付く苺

マリアのことが頭にチラつくが、分からないと言うと、助手ならしっかりと目を光らせておいてと言われる。

明智は縁側に座る紗英のところへ行くが、そこで庭を横切るマリアの姿を見かける。

追いかけようとするが紗英が苦しみだす。

結局、紗英は亡くなり、上遠野が捜査を始める。

明らかになったのは、六郎が今日の見合いに遅刻したのは、前日に伊達と飲み過ぎたせいだということ。

上遠野は、ふぐ毒による事故死だと言うが、明智は事故死に見せかけた殺人だと言う。

理由は、この料亭で使うふぐは、あらかじめ毒のある部分を取り除いたものだから。

もし被害者の胃の内容物にテドロドトキシン(ふぐ毒)が出たら、何者かによって混入されたことになる。

そして現場に戻った明智は、椀をみてあることに気付く。

次に厨房に行き従業員が2人消えたことを聞く。←シェフ伊藤と茜


明智は、紗英のお椀だけがエビ真薯ではなくイカ真薯だったことを苺と桃子に話す。

でもそれは本当はエビアレルギーである明智に給仕されるはずだった。

狙われたのは明智。

明智は桃子に苺を送り届けるようにと言い、自分の身は自分で守ると言って去って行く。←しかし苺は帰らない


その頃、明智はマリアと対面。

やっと会えたわねと言うマリア。

マリアが自分を殺そうとしていたと思っていた明智だったが、それは誤解だったと気付く。

あなたは殺されようとしていたけど、犯人は私ではないというマリア。

ここから先はあなたの仕事、頑張ってねと言うとマリアは去って行く。


離れたところからそれを目撃した苺は、初めてマリアが崖から身を投げた主婦だということを知る。

そしてマリアと対峙。

忠告したはずだというマリアに、私は助手だからという苺。

彼のためなら命も惜しくないのなら、せいぜい探偵さんのことを守るのね、と言って去って行く。


その後、明智に伊達という人物が秘書と話しているのを聞いたと報告する苺。

そこへ六郎が紗英がネットにアップした画像を見せに来る。

全ての謎が解けた明智。

1号と2号に、伊達に聞こえるように犯人がわかったと大声で話をさせる。

すると、伊達は明智を呼び止めコーヒーを進める。

明智は事件のあらましを話し、消えた従業員のことを知っていたのではと聞く。

実は、「板前と仲居が裏切った」と伊達が秘書に話しているのを苺は聞いていたのだ。

そこへ六郎が現れ、紗英の写真を伊達に見せて「彼女だよね」と言う。←紗英と付き合っていた

六郎を酔わせたのは、紗英に会わせないためだった。

そしてふすまが開き、寿々栄や上遠野など全員集合。

あなたは僕を殺させ六郎を後継ぎにして実権を握ろうとしたんだろうと言う明智。

しかし雇った従業員には裏切られた。←マリアの手下だからね

証拠は目の前のコーヒーだというと、それを払いのけ走って逃げて行く伊達。

明智は1号と2号に先に帰れと言って部屋を後にする。

しかし一人で廊下を歩いているところを後ろから秘書に殴られる。

伊達は、明智を小屋の柱に縛り、ガソリンを撒いて焼き殺そうとしていた。

昔から五郎のことが嫌いだったと言う。

火を放ち去って行こうとする伊達に、幼稚園からの帰りに蕎麦屋に連れて行ってくれたことを覚えていると話す明智。

かつ丼を食べるならとんかつ屋より蕎麦屋だと教えてくれたのはあなただと。

その時「どうだ悪くないだろう」と笑った時のあなたの笑顔がカッコよかったと言って礼を言う。

もう遅いんだと言って去って行く伊達。


結局、帰らなかった苺が燃えている小屋を発見。

しかし火の勢いが強くて明智を助けに行くことができない。

明智も来るなと言い、僕の助手なら言うことを聞けと言う。

するとそこへマリアが現れ、「私は愛する人の為なら迷わず命を捧げる」と言って明智の元へと行く。

一瞬でもマリアを疑ったことを謝る明智。

誰にでも間違いはあると言うマリア。

「あなたとの最後の晩餐を夢見る女、その日まで私たちは生き続ける」と言って、2人はキスをする。

それを見ている苺。

そして明智を連れて小屋から出てきたマリアは、「あなたは気に病むことないわ、可愛い助手さん」と言う。

愛する人の命よりも自分の命のほうが大切。

そんなのよくある話だからと言って、頭から頬にかけて撫でる。

何も言えずに泣くだけの苺。


その後、マリアはホテルで伊達に会っていた。

俺はこれからだと言う伊達を、サラダに毒を盛って殺す。

足で顔を踏みつけ「これからなんてないのよ、私の愛する人を殺そうとするなんて」と言う。

そしてマリアファミリー集結。

一方、明智と苺。

暗闇の舞台にスポットライトが二つ。

少し離れて向かい合わせに座る2人。←コロナ仕様

マリアには全然敵わないと言う苺。

私と明智さんはいろんなことを共有できてると思ったのは勘違いだったんですねという。

そして死ぬのが怖くて明智さんを助けることが出来なかった、助手として失格だと言うと、私はただの料理人だってこと忘れてましたと話す。

すると、美味しい料理を作れる人間には常にそばにいて欲しいと言う明智。

どうしてこういう時にそういう人なんですかと言って苺は泣くのだった。

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感想 ~やっと会えた明智とマリア、そのとき苺は⁉~

こういう時にそういう人だから明智なんだと思うよ、苺ちゃん。

今回は完全に苺 vs マリアだったね。

しかも苺は散々だった。

寿々栄からは、あなたは恋愛対象じゃないと言われ、マリアからは可愛い助手さんと言われる。

明智を想う女子としての土俵にすら上がれていない。

それを思い知ったように見えた。

それでも明智の側を離れることは出来ないんだよね、苺ちゃん。

でもマリアは崖から身を投げることのできる女性であり、愛する人のために火の中へも飛び込んでいける女性なんだよ。

どうやって対抗する?

苺ちゃんの武器は、料理と明るさと素直さ。

苺ちゃんは気付いてないかもしれないけれど、それって凄い武器なんだと私は思うよ。

だけど明智はある意味病気なんだよね。

母親である寿々栄はそれをよくわかってる。

波長が合う相手が現れるのを恐れてる。

もう手遅れだけどね。

明智はマリアに囚われている。

苺ちゃんはそれを解くことができるかな?

最後のシーン、泣く苺を前にして明智は困っているように見えたし、戸惑っているようにも見えた。

苺ちゃんに対して無関心ではないという証拠。


今回は、明智が狙われ、それをマリアが阻止して、そして事件は明智がいつも通り解決したわけだけれど、入り組んでしまった割には興味をそそられる事件ではなかった。

犯人である伊達のこの事件における唯一の功績は、悪あがきした挙句、明智を捕らえ小屋に火を付けたことだけね。

伊達が毒を盛られて殺されたとき、マリアファミリーが上から見ているのを、下から撮っている絵はよかった。

マリアファミリーのあの空気感もイイ(・∀・)

この続きがしばらくお預けになるのは残念。


そしてお見合いしていた桃子が気になる!

やっぱりお嬢様なのか?

金持ち疑惑は残るなぁ。

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