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ポッサム~愛と運命を盗んだ男~ 第17話~第20話 あらすじネタバレ感想

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ポッサム~愛と運命を盗んだ男~ 第13話~第16話 あらすじネタバレ感想 - 夜更けに海外ドラマ


それでは、第17話~第20話のあらすじと感想です。

あらすじネタバレ

第17話

思わずスギョンを抱きしめたバウだったが、離れよと言われ謝罪。

その後、先に発つというスギョンに、バウは絶対に一緒に行くと言って引かず。

翌日、みんなでチュンベの故郷の済物浦チェムルポへ。

知り合いの貸本屋のマンス兄貴に頼み込んで部屋を貸してもらえることに。


一方、左議政イチョムは判書パンソたちの不正の証拠を掴み王様と駆け引き。

彼らを罰すると宿願の王宮の築造を妨げることになるのでイラつく王様。

次にイチョムはキム尚宮(ゲシ)のところへ行き、王様に内緒で受け取っていた賄賂の証拠を突きつける。

イチョムの狙いが翁主の移葬の阻止だと察したキム尚宮は、移葬よりも王宮の築造のほうが重要だと王様に進言し、イチョムと取引するようにと説得。

自分が賄賂を貰っていた秘密を守る。

そしてイチョムを呼び出した王様は、判書たちの処罰は不問とし、移葬はとりやめると告げる。


チュンベはというと仕事もせずにぶらぶらしていることをチョ尚宮に咎められる。

すると昔は密貿易でマンス兄貴と稼いでいたと自慢するチュンベ。

その後、港でチュンベが怪しい行動をしていることに気付くバウ。

帰ってきたチュンベをスギョンたちと一緒に問い詰めるが、チュンベは密貿易を悪いことだと思っておらず、この件には役人も絡んでると言う。


一方、イチョムの取り調べはジャジョムにも及び、王様に助けるようにと口添えするキム尚宮。

しかしイチョムと争いたくない王様は助ける気は全くなし。

そこでキム尚宮は、王様が生母(王后)の位牌を宗廟に移したいと考えていることをジャジョムに話し、この件を解決すれば王様は見直すはずだと告げる。

しかしそれには明の皇帝の許しが必要で、鍵となるのは明の太監の魏忠賢ぎちゅうけん

そして魏忠賢と親交があるのはイチョムのみ。

ジャジョムはイチョムのところへ行き、頼みを聞いてくれれば秘密を教えると取引を持ち掛けるのだった。

第18話

左議政イチョムは、ジャジョムから持ち掛けられた取引の件をデヨプとウォニョプに相談し、魏忠賢に書状を送ることにする。


一方、チュンベが関わっていた密輸入の船が沈んだという知らせが!

お金を出していたマンス兄貴は金を返せとチュンベに激怒(# ゚Д゚)

そして一人だけ船から助け出されたそうなのだが大けがをしているらしい。

バウたちは何とかすると言って猶予を貰うが、マンス兄貴はスギョンが絵が上手いと聞き、春画を一冊書いたらチャラにすると持ち掛ける。

とてもじゃないけれどそんなこと言えないバウ。

チュンベはチョ尚宮に助けを求め、チョ尚宮の口からスギョンの耳へ。

思い悩んだ末に春画を書く決意をするスギョン。

描くために春画を参考にするのだが、それでも描けそうにない。


一方、左議政イチョムは、王后の件で魏忠賢が内諾した書状をジャジョムに渡し、代わりに西宮ソグンの父キム・ジェナムの嫡孫が生きていて、それが翁主様をポッサムしたバウだという秘密を聞く。

バウが何か企んでいるのではと疑い、官婢かんぴとなったバウの母と妹に目を付けるイチョム。


その頃、密輸船で助かったのはバウの昔のよくない仲間だったコジョンだとわかる。

しかも刀で斬られた傷があったらしい。

バウは役人も絡んでると言っていたチュンベの言葉を思い出し、その役人の後をつけると、そこにいたのはテチュル。

船でただ一人助かったコジョンの命を狙っていることを知り、テチュルが来る前にコジョンを潜伏先から連れ出す。

そしてコジョンから、船の積み荷が絶対に知られてはならない銃と火薬を作るための銅と硫黄だったことを聞く。

その後、町で住職と会ったバウは、妹のヨノクが婚姻すると言う知らせを受け、遠くから婚姻の様子を見守っていた。

しかしそこへ部下を連れたテチュルが現れ、妹と母を連れて行ってしまうのだった。

第19話

イチョムの屋敷に連行されたバウの母と妹。

バウは2人を助ける策を練るため、コジョンに会いに行き密輸に関するもっと詳しい話を聞く。

そして夜更けに役人を拉致し、左議政が後ろ盾だと知っていると言って脅し、15日にみん国から要人が来るという情報を得る。


その頃、左議政イチョムはバウの人相書きを手配するようにとテチュルに指示。


一方で、なかなか思うように春画が描けないスギョンは、宮中で語り継がれている話を文章に。

チュンベは文と絵を組み合わせてはと提案し、それを本にすると貸本屋のマンス兄貴のところへ。

マンスもそれを気に入り、「雲英ウニョン伝」はたちまち町で評判となり大人気!

しかし、チュンベたちが勝手に本を描いたことを知ったバウは激怒!

いつまでもこんな低俗なことをするのかと言って本を破り捨てる。

すると翁主様が悩んだ末に決めたことだと怒るチョ尚宮。

なぜご尽力に感謝しないと言ってバウを責める。


そして本はというと、引き続き大人気でスギョンもチョ尚宮も大忙し。

バウは外からスギョンに声をかけ、スギョンがドアを開けるとバウの姿はなく、文章だけを模写した本が何冊も置かれていた。

声はかけないが、バウの部屋の前で感謝するスギョン。


町では、逆賊の嫡孫としてバウの人相書きが出回っていた。


港には明国の要人が到着しその様子を見ていたバウ。

ウォニョプは妓楼で要人たちを接待し、父イチョムから預かった魏忠賢への書状を渡す。

その書状を、貢物としてもらった銀錠の箱に入れる要人。

そのことを妓女から聞いたバウ。


そしてその日の夜、バウは一日中絵を描いているスギョンを労い、2人で並んで座り月を見ているのだった。

第20話

コジョンに協力してもらい、港で荷を積む明国の銀錠の箱から書状を盗むバウ。

左議政イチョムが書いた書状は、クーデーターを起こし王を廃したら新たな王を冊封してほしいという協力を依頼するものだった。


一方、朝議では、町ではやっている本「雲英伝」が宮中を取り上げる内容だとして問題となり、直ちに取り締まるようにと捕盗大将ポドテジャンのウォニョプに命令する王様。

本の取り締まりに困っている兄を見たデヨプは、本に描かれている絵がスギョンの描いたものだと気付き、代わりに調べると申し出る。

早速バウの行方を捜し済物浦チェムルポにいることを掴み向かうことに。


バウは、イチョムが謀反を企てていることを住職に話し、1つだけ手立てがあることを打ち明ける。

そしてその夜、イチョムの屋敷に侵入し、お捜しのキム・デソクであることを明かすと、盗んだ謀反を証明する書状を見せ、取り戻したければ、あさって戌の刻に南廟に母と妹を連れて来いと取引を持ち掛ける。

その後、住職の元へと戻ったバウは計画の打ち合わせ。


翌朝、出かけようとしたバウを絵を描いた犯人だとして取り押さえたのは役人を連れたデヨプだった。

絵を描いたのは私だと必死で訴えるスギョンだったがデヨプは無視。

都護府トホブに連行されたバウ。

そして2人きりでバウと話をするデヨプ。

デヨプの頭の中はスギョンの無事しか考えておらず、仇の家に囚われ恐怖で震えているだろう母と妹のことを考えると、勝手なことばかり言うデヨプに腹を立てるバウ。

今まで通り暮らせというデヨプに、敵討ちなど忘れてバウとして生きようとしたが、お前たちが延興府院君の孫として生きていくように仕向けたんだと言い、母と妹に何かあったら俺の怖さを思い知らせてやると言って牢へと戻る。

その話を全部聞いてしまったスギョン。←バウを心配し都護府まで来ていた!


夜になり、危険も顧みずに牢にいるバウの元へとやってきたスギョン。

自分のせいでバウが敵討ちも家門も諦めたのかと思うと涙が止まらない。

そして互いを労わり涙を流す2人なのだった。

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感想+α

厄介な男

王様も左議政イチョムも悪いヤツだけれど、デヨプのような中途半端な善人がいちばんイライラするのよね。

もうね、スギョンが兄に嫁ぐことが決まり、一緒に逃げてと言った時に逃げなかった時点でデヨプは終わっているんだよ。

スギョンを守るっていう気持ちはわかるけれど、守り方が不幸を呼んでるよね。

バウへの嫉妬にしか見えない。

謀反(゚д゚)!

びっくりしたのは、左議政イチョムが謀反を企てていたこと!

その書状が明国に渡ることは今回はなかったけれど、やっぱり悪い権力者なんやね。

王様が翁主を犠牲にした気持ちがちょっとだけわかった。

単なるいい人では王様は務まらへんやろうけれど、家臣が王様を悪人に変えていくというか。

被害妄想なんかじゃない、今そこにある危機!

ただ、イチョムがなんでそこまでやるのかがよくわからんのよね。

権力なら十分過ぎるほどに持ってるみたいだし。

そして今更なんだけれど、スギョンと婚姻を結ぶはずだった次男は、婚礼前日に急死なんですよね。

なんか怪しいと思ってしまうのは気のせいなのか?

イチョムがなんかしたんじゃないの~?って思ってしまう。

春画騒ぎ

家計を支えるために春画を描こうと頑張っていたスギョン。

でも結局描くことが出来ずに、最後は挿絵入りの宮中に語り継がれる話だったため大騒ぎになっちゃいましたね。

春画もそうですが、イチョム家を出てからのスギョンはいろいろと初めて尽くし。

デヨプから見たらそのすべてが「こんなこと」かもしれないけれど、スギョンはこんな状況でもそれらを楽しんでるみたいでそれが救いのように思えます。

結局は恐怖?

イチョムはバウが逆賊として処刑したキム・ジェナムの嫡孫だと知り、母と妹を捕らえてまで執拗に追い詰めましたよね。

あんなに権力を持っていながら、たった一人で闘うしかないバウ一人の存在を放っておけないなんて。

だからこそ今の権力を手にすることができたのかなぁ。

イチョムの用心深さにはゾッとしますが、その割には簡単にバウに屋敷に侵入されてたし、そこはちょっとざまぁみろです(*`艸´)

最後に

バウとスギョンの距離がだいぶ近くなってきましたよね。

気が付けばチャドルに接するのと同じくらいスギョンに甘くなってきたような気がします。

普段は普通に日常を過ごしているように見えてましたが、最後の牢越しにスギョンと一緒に泣くバウを見て、2人にしかわからないツラい思いがあるんだなぁと改めて感じました。


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