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ポッサム~愛と運命を盗んだ男~ 第33話~第36話 あらすじネタバレ感想 - 夜更けに海外ドラマ
それでは、第37話~第40話(最終話)のあらすじと感想です。
あらすじネタバレ
第37話
スギョンとチュンベは塀を越えることが出来ず、兵に囲まれているところをデヨプが助けに現れる。
その際、デヨプが深手を負い、ヘインダンのところへと送り届けるスギョン。
そこで正式にバウと婚礼を挙げたことを話す。
そしてヘインダンがデヨプを介抱しているところへテチュルが入ってくる。
イチョムに知られるとスギョンの命が危ないため、剣を抜いてテチュルに突きつけるデヨプ。
しかしヘインダンは、テチュルは絶対に言いつけたりしないと言って、テチュルの背中の傷あとが、伯父上(イチョム)の刃を自分と赤ん坊だったデヨプを助けるために受けたものだったことを明かす。
翌朝、目を覚ましたデヨプは、今しがたスギョンが西宮に向かったと聞き、人目につきやすいから危険だと言って後を追う。
一方、塀を越えたバウとチョ尚宮は、昨夜
朝になり、ようやくスギョンを捜すため塀の外へ出たバウ。
そこでチュンベと会い、昨夜の出来事を聞いてスギョンの元へと向かうのだが行き違ってしまい、スギョンの後を追ってきたデヨプと遭遇。
そしてスギョンは西宮の前にいるところを兵士に捕まっていた。
翁主が捕まったという知らせはイチョムの元にも。
バウは王様に会いに王宮へ行き、このままでは翁主が殺されるため助けて欲しいと懇願。
諦めよと言う王様だったが、バウはイチョムのことは必ず阻むと言って王様を説得する。
そしてジュンヨンが翁主を連れてきて王様とバウと再会。
王様にバウと結婚したことを報告するスギョン。
一方で、スギョンを救ったはいいがこの後の策がない王様に、西人派を説得して
王様はキム尚宮に相談し、西人派のジャジョムを探るようにと指示。
ジャジョムはキム尚宮に、これ以上左議政イチョムの横暴は放っておけないと言い、キム尚宮は西人派の集会にバウを送り込むことに。
バウは西人派の集会に足を運ぶが、
第38話
宮中に匿われ、母の
一方、バウはデヨプと会い、俺だけでは左議政を止められないため翁主を救うために助けてくれと頼む。
その後、デヨプは母ヘインダンの元へ。
そこで、父の
毒を盛られ刺客まで送られて殺害された臨海君。
死ぬ間際に血で「イチョム」と書き記そうとした証拠となる手拭いをヘインダンは持っていたのだ。
それを持ってイチョムのところへと行こうとするヘインダンだったが、それを止めたのはその手ぬぐいを届けてくれたテチュルだった。
母上を守りたければ処分するようにと言って、手拭いをデヨプに渡すテチュル。
デヨプはその手拭いを焚火の中へ。
後日、バウとデヨプは私兵の後を付けて山奥の武器庫へ。
デヨプが私兵をおびき寄せている間にバウが武器庫を爆破するも、デヨプは私兵に連行されイチョムの元へ。
イチョムは、王位に就く気のないデヨプを従わせようと次の策に。
王様に謁見し、言わなければ謀反が起こるかもと脅して翁主の居場所を聞き出そうとする。
しかし口にしない王様。
スギョンの元にはキム尚宮が現れ、場所を移すと言って騙し、イチョムにスギョンを引き渡す。
それを知った王様は激しく叱責するもキム尚宮を罰することも出来ず。
スギョンの母の昭儀は怒り心頭で現れキム尚宮をビンタ(# ゚Д゚)
王様に対しては、娘を売ってでも王座を守りたいのかと責め立て、言いたいことを全て吐き出し部屋を出ていく。
必ず翁主を救い出すと昭儀に約束するバウ。
一方、翁主を手に入れたイチョムは、デヨプに翁主を差し出すのだった。
第39話
スギョンの姿を見て驚くデヨプ。
イチョムに対し怒りをあらわにするスギョンはすぐに連れて行かれる。
そしてイチョムは、武器庫を爆破したくらいでは反正を阻止できないと言い、王になるのを拒んではならないとデヨプに告げる。
一方、テチュルはデヨプの伝言を伝えにバウのところへ。
翌日、バウは
それを持ってジャジョムのところへ行き、昭儀様、翁主様、王様の命は奪わぬという約束と引き換えに親書を渡すバウ。
そしてデヨプはというと、母ヘインダンに朝鮮を離れるようにと言い、自分はすべきことが終わったら後から追うと。
決して死なぬと約束して別れる2人。
次にデヨプはイチョムのところへ行き、ご意向に従う代わりに翁主様と父の墓参りに行きたいと申し出る。
それが罠だと承知で承諾するイチョム。
墓参り当日、バウが現れたら捕らえる気でいたイチョムだったが、テチュルの裏切りもあり、まんまとスギョンを攫われる。
テチュルに安全なところまで案内され、そこでバウやデヨプたちと再会するスギョン。
デヨプは、テチュルに母ヘインダンを守るようにと頼み、片を付けるために一人でイチョムのところへ。
しかし、刀を向けるも斬ることはできず。
去ろうと背を向けたところを逆にイチョムに刺されてしまう。
胸騒ぎがしたバウとスギョンはデヨプの所へ戻るが時すでに遅し。
デヨプは、殺そうとしたけれど父だからできなかったと言い、2人には幸せにと、母に申し訳ないと伝えてくれと言うと息を引き取る。
スギョンを救うためとはいえ西人派に協力し反正を起こすことが後ろめたいバウ。
しかしスギョンはイチョムを排除するための賢明な判断だったとバウを支持。
その後、スギョンは旦那様が反正を成功させると信じているとチョ尚宮に話し、バウの元を去ろうと決意していることを話す。
なぜなら廃王の娘と大妃様の甥が一緒になる手立てなどないから。
チョ尚宮に後のことを託し別れの挨拶を。
涙が止まらない2人。
一方、西人派の反正の計画は着々と進み、決行日にキム尚宮に宴を開かせるから、そこで王様を捕らえるようにとバウに言うジャジョムなのだった。
第40話(最終話)
西人派が謀反を企てていると報告を受けた王様は、すぐにバウとジャジョムを呼び出して真偽を確かめる。
もちろん、謀反などないと言う2人。
その後、バウだけが残され王様と2人で話を。
実は欺かれていることに気付いていた王様。
騙しだまされる人生に疲れたと口にし、主君として最後の命だと言ってイチョムを阻むようにと命じ、スギョンを守るようにとも。
そしてその日の夜、西人派は謀反を決行。
ジュンヨン(内禁衛将)は、王様をスギョンとバウがいるところに案内する。
バウは席を外し2人で話すスギョンと王様。
「憎くはないのか?」と聞かれ、「憎くても父だ」と答えるスギョン。
表では、西人派を引き連れたジャジョムが現れ、ジュンヨンは剣を抜き、最後は複数の銃弾を受けて亡くなる。
一方、バウはイチョムを捕らえに。
全ては朝鮮のためのものだったというイチョムに、お前のための朝鮮だろうというバウ。
イチョムは、デヨプの遺体が吉相の地に葬られたと聞くと、恩に着ると口にする。
その後、王様(光海君)は廃位され
ジャジョムは、昭儀と翁主を差し出せとバウに言うも、知らないと答えるバウ。
そしてスギョンはというと、住職に
礼拝しながら一人で大泣きするスギョン。
それが終わりいよいよ剃髪の時、住職はわざと部屋を後にし、入れ違いに黒ずくめのバウとチャドルが!
スギョンを攫い、最後は海辺を仲良く歩くスギョンとバウなのでした。
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感想+α
ハッピーなのか???
結局、最後はスギョンを攫って幸せっぽい雰囲気で終わりましたが、あくまで幸せっぽい雰囲気ってだけで・・・
西人派が謀反を成功させ、立場上は結ばれてはならない2人。
ならば逃げるしかないってことですよね。
廃王の娘と大妃の甥の婚姻なんて許されるはずもないだろうし抜け道もないだろうし。
これが最善の終わり方なんだろうとは思うけれど、でもでもでも、なんだか小骨が喉につっかえたような気分。
左議政イチョム vs 王様(光海君)
スギョンがポッサムされ、イチョムがスギョンの死を偽装したことで対立が深まった2人。
私の中でのいちばんの盛り上がりは、イチョムがスギョンを捜し出し殺害しようと必死な中、王様がスギョンの生存を知り、イチョムにスギョンを殺させその証拠を手に入れようと画策していたとき!
どちらも腹黒さが満開で、王様はイチョムを陥れようと必死、イチョムは逃れようと必死!
でもその後は・・・
王様が中途半端な改心を見せスギョンを守る側になり。
最後はもう意地ですよね。
イチョムが支持するもの以外ならだれが王位に就いてもいいだなんて。
どんなきれいごとを言ったとしても、王様が最後に守ろうとしたのはスギョンではなく、自分のプライドなんだなと感じました。
とことん報われなかった
最後までブレることなくスギョンを守ろうとし、報われることなく逝ってしまったのがデヨプなんですよね。
序盤、中盤とデヨプに対してイラついていたことを謝ります、ごめんなさい。
終盤になり出生の秘密を知り、育ての父イチョムが実は敵であることを知ってもなお父だと慕う心を捨てられず。
それが仇となって後ろからイチョムに刺されて亡くなってしまいました。
思えばスギョンを助けようとしたときにケガをしたり、バウの代わりに銃弾を受けたりとケガが絶えなかったデヨプ。
スギョンもバウも大変な目に遭ってきましたが、このドラマでいちばん自分を押し殺しながら哀しい運命をたどっていたのはデヨプだと思います。
スギョンを救うために手を貸す一方で、イ家の家門をも守ろうとしていたデヨプ。
彼の持つ純粋さと優しさが命を縮めることになってしまいました。
デヨプにとっての唯一の救いは、母ヘインダンを守ってくれるテチュルの存在でしょう。
最後に
私が印象に残ったのはとにかく涙!
スギョンを筆頭にみんながよく泣くドラマでした。
哀しい時も悔しい時もうれしい時も涙涙涙(TдT)
ストーリー的には中途半端なところもあり、欲張ったところもあり、もうちょっとスッキリしたほうが観やすかったのではないかなと思うところもあり。
少し不満は残りますが、主演の2人の相性は良かったので最後まで楽しめました。