前回のあらすじは・・・
人気プロゴルファーの沢宮結奈(茅島みずき)の無期限休養の理由を突き止め、見事に悩みの発端となっている盗撮犯を捕まえて解決した凛々子(黒木華)と編集部員たち。結奈が真琴(石井杏奈)の高校時代の友達だったことから、真琴にも記事を書いてもらうことに。一方で、16年前の女子中学生変死事件に凛々子が関係していることを編集部員全員が知ることに。そして、笹目(寛一郎)がその時の被害者の弟であることが明らかになるのだった。
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ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○ 第5話 あらすじ感想 友達の定義とは? - 夜更けに海外ドラマ
それでは、第6話のかんたんなあらすじと感想です。
あらすじ
笹目から「僕は、16年前に死んだ岸辺春香の弟です」と切り出され、赤いスニーカーを見せられた凛々子。
聞きたいことがあると言う笹目だったが、そこへ凛々子を心配した根津(溝端淳平)がやってきたため、その場を立ち去ってしまう。
一方、世間では「第1回東京国際MANGA祭」が注目を集めていた。
世界中の漫画の中から一番優れた作品を決めるのだが、その審査委員長を務めるのが人気漫画家の南雲タケシ(つやいいちろう)。
しかし、昔のインタビューで中学生の時に近くの書店で万引きを繰り返しその書店をつぶしたという記事が取りざたされ問題に。
本人から話を聞くために、根津と共に南雲の家の前までやってきた凛々子。
しかしそこには記者だけでなく、正義を気取る迷惑ユーチューバーもいて、学校から帰ってきた南雲の娘に絡んでいるのだった。
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感想
私には嫌いなものがたくさんあって、その中の一つが今回の南雲みたいな男性。
何を勘違いしてるのか犯罪なのに武勇伝のように語ってしまう人。
万引きをしてしまったことは変えることのできない事実だし、反省しているのならそれはもう仕方のないことだと思えるけれど、それをわざわざインタビューで笑い話にするなんて単なるアホとしか思えない。
そして正義正義といいながら悪の権化のようなユーチューバーね。
女子学生に生卵ぶつけるなんてありえないから(# ゚Д゚)
本当に胸糞が悪い!
結局、真琴と下馬が調べた結果、書店がつぶれたのは店主の持病の悪化で、店主は今でも存命。
南雲は店主に謝罪しに行ったけど、自分で自分を救うための謝罪にしか見えなかったな。
そしてとうとう16年前の女子中学生変死事件の全容が明らかに!
真相は、不良グループを抜けたがった春香を、度胸試しと称して川の中州へと行かせたために起きた事故。
「真犯人は瀬古凛々子」と書き込みをしたのも、自分たちから目を逸らすために不良グループが投稿したものだった。
凛々子は友達ではないと言うけれど、春香と知り合い、一緒に過ごす時間を持つようになったのは事実。
凛々子から見ると、春香は友達と呼べる存在ではなかったけれど、でも春香にとっての凛々子は友達と呼びたい存在で、友達と呼んで欲しい存在だったんだよね、たぶん。
だから不良グループを抜けようとしたし、進路指導の書類も進学に書き換えた。
凛々子の言う辞書に書いてある「友達の定義」に合わせようとしたのだって、凛々子に友達だと認めてもらいたいから。
凛々子はわかりやす~く友達を作るのが苦手なタイプだけれど、たぶん春香も同じなんじゃないかなあと思う。
笑顔で社交的に見えるけれど、本当に友達になりたいと思えた相手は凛々子だけだったのかも。
そして笹目君ですよね。
姉の死に関係のない凛々子の人生を狂わせたのではないかという想いを、彼もまたずっと抱いていた。
要するに心配していたんですね。
だけど、たまにちょっと意地が悪く見える時があったので、凛々子に対するわだかまりでもあるのかと実はちょっと疑ってました。
でもそれは要らぬ心配で、どうやら恋心みたいですね。
終盤の編集部での凛々子と笹目君のやり取りは、責めるわけでなく、急かすわけでなく、凛々子が16年のあいだ抱えていた胸のざわざわを、ゆっくりと穏やかに笹目君が解いていくところが良かったです。
私が特に好きなのは、泣いている凛々子に笹目君がかけた言葉。
「知ってますか、人って悲しいと泣くんです」
それに対して凛々子が
「知っています、それぐらい」
って言うんだよね。
それがまるで大人と子供の会話のようで、少し頬がゆるんじゃいました。
そして最後、今も春香に会いたいって口にした凛々子。
凛々子の辞書の友達の定義には、「また会いたいなと思える人」という春香の言葉が追加されたかもしれませんね。
そしてそして、笹目君はカンフルNEWSと専属カメラマン契約を結んだようですが、根津の心はざわざわどころの騒ぎではなさそう。
とりあえず、16年前の事件のことは解決したけれど、凛々子が知りたいことっていうのは別のことだと思うんだよね。
単なる思い違いかもしれないけど、なんかそんな気がします。