ご紹介するのは、韓国ドラマ「ハートビート」
話数:全16話
製作年:2023年
コチラは、胸高鳴る恋をしたいがために人間になりたいと願うヴァンパイアのお話。
彼は人間になるために100年の眠りについたのですが・・・
1日早く起こされたため、人間になり損ない、半分ヴァンパイアのまんま。
そんな彼、ソン・ウヒョルを演じるのはオク・テギョン。
そして彼を1日早く起こしてしまった女性、チュ・イネをウォン・ジアンが演じています。
それでは、第1話~第4話のあらすじと感想です。
あらすじネタバレ 第1話~第4話
朝鮮時代
朝鮮時代、ヴァンパイアであることを隠して過ごしていたソン・ウヒョル(オク・テギョン)
しかしその正体がバレ、不老長寿を求めその血を狙うものたちに襲われてしまい、恋人のユン・ヘソン(ユン・ソヒ)を失ってしまう。←ウヒョルを庇って矢を受けて死んだ
「私が会いに行くからその時は心躍るように愛し合おう、私の血で私を覚えて」と言って息絶えたヘソン。
1920年代
そして時が過ぎ1920年代。
ダンスホール
ヘソンが口にしていた「心臓がドキドキして心躍るような恋」に憧れ続け、人間になろうとあらゆる方法を試していたがすべて失敗。
そんな時、1000年を生きていて人間に変身できる猫、コ・ヤンナム(キム・イングォン)と出会う。
サンザシの棺に入り100年間眠れば人間になれると聞いたウヒョルは、ヴァンパイア仲間のイ・サンへ(ユ・ビョンヒ)、パク・ドンソプ(コ・ギュピル)、そして人間のチュ執事が見守る中、鏡を持って棺に入り眠りにつくことに。
カギを預かったチュ執事は、子々孫々受け継ぐと約束する。
ちなみにヴァンパイアは力が強くて空を飛ぶこともできる。
そして100年後の現在
ドンソプはトッポッキの店を開き、サンへはタロット占い師として生活。
そしてこれからウヒョルと関わることになるチュ・イネ(ウォン・ジアン)は、2年契約の養護教諭(保健室)としてコンチョン高等学校で働いていた。
しかしある朝、アパートで寝ていたところを解体工事業者に起こされ、大家が物件を売り飛ばして逃げたことが発覚(゚д゚)!
大家は前科8犯の詐欺師だったのだ!
行くあてもなく途方にくれるイネだったが、突然弁護士から連絡があり、行方不明だった父、チュ・ドンイルの遺言状の存在を知ることに。
行方不明になり5年が過ぎたため失踪宣告となったと説明を受け、銀行預金と古い邸宅を相続する。
邸宅での初対面
行くところがないため早速古い邸宅へと行ったイネは棺を見つけて開封。
すると中で眠っていたウヒョルが目を覚ましたためビックリ仰天(゚д゚)!
しかもこの家の真の主だとか、人間になれたのはチュ執事の子孫のおかげだとか言われるもイネにはサッパリ意味がわからず。
当然のごとくウヒョルを追い出そうとするのだったが・・・
血の匂いに反応してしまい人間になっていないことに気付いたウヒョル。
鏡を確認するとぼんやりとした輪郭だけしか映っていない(ll゚Д゚)
そこで今日の日付を確認すると予定より1日早いことが発覚!
約束を破ったなと言って怒りイネに襲いかかろうとするも、逆にイネに首筋を噛まれてしまう(* ´艸`)
脈がない!
ウヒョルの首筋を噛んだイネだったがウヒョルの脈がないことに気付き病院へ。
そこで死亡宣告を受けるウヒョル。
けれど死んでいるはずもなく。←ヴァンパイアだから元々脈はない
気絶していただけだったのですぐに意識を取り戻しまわりをびっくりさせる。
取り残される
1日違いで人間になり損ねたウヒョルはひとまず家へ戻るつもりだったのだが、イネに置いてけぼりにされ1人で街を徘徊。
100年の間に変わってしまった街並みに驚きつつ、道を尋ねながら自力で屋敷へと帰還。
そしてもう1日棺へ入ろうと考えるも棺の中は無残にも燃えてしまっていた。
そこへイネが戻って来て、家の権利を巡って口論に。
ヴァンパイアだと主張しても全く信じてもらえないため能力を見せようとするのだったが、血を飲んでいないため能力は発揮できず。
結局追い出されてしまう。
コ・ヤンナムと再会
夜の街でコ・ヤンナムと再会したウヒョルは、人間の女に1日早く棺を開けられたことを話すのだが・・・
ヤンナムは、人間の女が簡単に開けられるものではないと言い、棺を開けたのなら普通の人間ではないからそばで見守るようにとウヒョルに助言。
イネはというと、詐欺師の大家と偶然出くわし、捕まえようと追いかけていたのだが、逆に襲われそうになりピンチに!
イネのピンチに噛まれた首筋が疼いたウヒョルは、ユンナムからもらった血でパワーを取り戻しイネを助けに現れる。
そこでヴァンパイアパワーを目にしたイネは、ようやくウヒョルがヴァンパイアであることを信じる。
散財と再会
イネが大家を警察に突き出している間、ウヒョルは街でイネのカードを無断で使用し買物三昧(*´▽`*)
カードを限度額まで使用されたイネは怒りが爆発(# ゚Д゚)!
するとウヒョルは備えがあると言って棺の下に備えておいた金塊を取り出そうとするのだが・・・
すでに中身は空(゚д゚)!←サンへが使い込み済
呆れたイネは、ウヒョルが購入したばかりのピンクのコートをネットで出品。
すぐに買い手がつき、ウヒョルが待ち合わせ場所に行くことに。
コートの買い手として現れたのは100年ぶりの再会となるサンへだった。
その後、ドンソプのトッポッキ店へと行き再会を喜ぶ。
借用書
屋敷に戻ったウヒョルは、使い込んだお金の借用書をイネに書かされ、返済のために働きに出るのだがどれもうまくいかず。
屋敷に戻ってイネの掃除のお手伝い。
掃除が終わると、ウヒョルはこの屋敷である人(ヘソン)が戻ってくるのを信じていることを話す。
そして各々、ウヒョルはヘソンのことを、イネはいなくなった父のことを思い出していた。
するとまたしてもウヒョルは噛まれた首筋がうずき、落下してきたシャンデリアからイネを救う。
けれど、イネの唇についていた血一滴を思わず吸ってしまいキスする形に。
その血からヘソンの記憶を感じ取ったウヒョル。
驚いたイネは「血一滴のために」と言ってウヒョルにビンタ(# ゚Д゚)
実はファーストキスだった。
その後、イネから「虎視眈々と狙ってたのね」と言われたウヒョルは、下心はないと断言。
私の心臓は鼓動したことがないから心躍るような恋愛はできないと言い、血に対する欲望しかないとキッパリ。
するとイネも、私もお金に対する欲望しかない、今回は蚊に噛まれたことにすると言い返す。
シン・ドシク
イネが詐欺被害に遭った物件を購入していたのは、再建コンサルティングの代表で有名な実業家でもあるシン・ドシクだった。
偶然の再会に喜ぶドシク。
実はイネの大学の先輩でその頃からイネに気があった様子。
何かとイネを気にかけるのだがイネに脈はなく。
ドシク自身は身体の不調で頻繁に検査を受けているが異常はなし。
けれど父も祖父も40歳を前に心臓まひで亡くなっているらしく、父からは「この忌まわしい呪いを終わらせてくれ」と言われ、「吸血鬼録」という代々伝わる本を受け継いでいた。
就職するウヒョル
ドンソプのトッポッキ店は、偶然イネの勤める高校の前だったため、ドンソプに変わり高校へと出前に行くウヒョル。
そこで自分にできる仕事はないかと売り込み、パートのおばさんたちと一緒にゴミ捨てや掃除など雑用の仕事にありつく。
スーツからダサいベストへ着替え働くウヒョル。
そのことを知ったイネは退職するようにと言うがウヒョルが同意するはずもなく。
ヤンナム再び
ヤンナムと会ったウヒョルは、イネの血を一滴飲んだところ、その血にヘソンを感じたことを話す。
ヤンナムはウヒョルの手を取るとネコ目に!
そして今のイネの血は毒でしかないから飲んではダメだと言い、ウヒョルがすべきはイネに恋をさせて愛に満ちた血にすることだと助言。
恋に落ちたその血を飲めば人間になれるはずだと告げる。
学校でのトラブル
学校で働き始めたウヒョルは、足をケガしたパートのおばさんを庇って彼女の分まで働くなどしてとっても優しくて紳士的。
その様子を目にするイネ。
その後、学校の廃倉庫でボヤ騒ぎが起こるのだが・・・
ウヒョルと若干の因縁があった不良少年が、ウヒョルが煙草を吸っているのを見たと証言してウヒョルに濡れ衣を着せる。
そのせいでウヒョルは一方的に校長から責められるのだが、それを見兼ねたイネが煙草を吸っていたのは不良少年たちだと言って、証拠の画像を見せウヒョルへの濡れ衣を晴らす。
屋敷に戻ったウヒョルは、自分を庇って正義を貫いたイネと、かつて同じように自分の盾となってくれたヘソンを重ね。
戻ってきたイネに、「ヘソンだろ?」と言うのだったが・・・
一方、ドシクは仕事の関係で空港にヘナ代表を迎えに行くのだが、彼女は見た目がヘソンにそっくりだった(゚д゚)!
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感想+α
胸が高鳴る恋をしたいがために人間になりたいだなんて、ウブなヴァンパイアだなというのが第一印象。
確かに脈打つ鼓動はないけれど「恋する人間を観察するのが長年の趣味」だなんてロマンチストもいいところ。
でもそれは、ヴァンパイアだからこそ持てた感情でもあるよね。
「心臓が鼓動したことがないから心躍るような恋愛はできない」って言ってたけれど、それは間違いだと思う。
そして配役がとってもいい意味で腹が立つ(* ´艸`)
ウヒョルを演じてるのはオク・テギョンなんだけれど、ヴァンパイア仲間のドンソプをコ・ギュピル、そしてサンヘをユン・ビョンヒが演じてるんだよね。
ギュピルのおかっぱ頭なんて想像したことない技でもかけられた気分。
そして2人とも癖が強いというか爪痕残しまくりというか・・・
ドンソプはとってもウヒョルに忠実で真面目なヴァンパイアなんだけれど、サンへは悪い言い方をするとごく潰し。
ウヒョルが100年後の備えに置いておいた金塊を全て使い果たしても悪びれる様子も全くなく。
ウヒョルもそれをキツく咎めたりはしないんだよね。
とにかくウヒョルがすっごくジェントルマン!
100年間眠っていたので所作も言葉遣いも昔のまんまでとっても上品。
現代ではちょっと浮いてるんだけれどそこもまたイイんだよね。
そして猫男のヤンナムを演じているのがキム・イングォンなんだけれど、こっちもなかなかいい味を出していて曲者の匂いがプンプン香ってくる。
観ているうちに気付けば猫男としての違和感は全くなし。
ウヒョルがヤンナムのことを先生と言って丁寧に接するんだけれど、ヤンナムとの対比でウヒョルの品の良さも引き立っています。
一方、100年に1日足らずでウヒョルを起こしたイネはというと、こちらもイネ役のウォン・ジアンが逞しさ90%くらい、乙女心10%くらいな感じで演じてくれていてとっても印象よし。
これがどんな風に変わっていくのかもこれから先の楽しみ。
イネを見ていると、イネの主張はごもっともなものばかりで私は割と共感しまくり。
考え方も好きだしとっても好感の持てるヒロイン。
ウヒョルのことを好きになってもなかなか認めないかもね(* ´艸`)
そしてイネに好意を寄せているドシクですが、代々伝わるという「吸血鬼録」なるものを所蔵していて、ヴァンパイアとは因縁があるのか、それともドシクにとっての救世主なのか?
それにドシクが仕事で関りのあるヘナ代表は容姿がヘソンにそっくり。
イネの血からヘソンを感じたのに、ヘソンにそっくりなヘナ代表をウヒョルがみたらさぞかし混乱しそうですね。
主な出演者
- ソン・ウヒョル:オク・テギョン(2PM)
- チュ・イネ:ウォン・ジアン
- シン・ドシク:パク・ガンヒョン
- ユン・ヘソン(朝鮮時代)/ナ・ヘウォン(現代):ユン・ソヒ
- イ・サンヘ:ユン・ビョンヒ
- パク・ドンソプ:コ・ギュピル
- ローズ:ムン・スンユ
- リ・マンフィ:ペク・ソフ
- チュ・ドンイル:ソ・ヒョンチョル
- コ・ヤンナム(猫):キム・イングォン