あらすじ
ペニーとマリナは、時計魔術師のストッパードに拉致されていた。
別の時間軸からきた2人が魔術に支障をきたすため、元の時間軸に戻って欲しいとのこと。
一方アリスは、モデストという町に来ていた。
そこで探索魔術師のシーラと出会うことになるのだったが・・・
ネタバレと感想
ペニーとマリナを拉致させたのは、時計魔術師のストッパードという青年だった。
二人が時間軸40に来たせいで、周波数が乱れ魔術に支障をきたしている、自分の時間軸23に戻ってほしいと言う。
そして元居た時間軸23に二人を戻すも、そこは魔力が足りなくてペニーが脱出に成功。
装置を持ってマリナと二人で移動する。
しかしやってきた世界は魔法禁止の時間軸。
二人は時間軸40に戻るため、この時間軸のストッパードを頼ることに。
彼の家を訪ね、あの装置を見せる。
だけど見たことがないと言われる。
そして魔術に異変が起きて母親のソニアの具合が悪くなる。→母親は時計魔術の先駆者
その隙にソニアのノートを持って消える二人。
ノートにはスクリーンを窓にして50年前をのぞく方法が書かれていた。
ただし使われている辰砂は禁止鉱物。
神経に深刻な悪影響がでるらしい。
長年辰砂を扱っていたソニアにはその異変が現れていた。
じきに死ぬ運命。
腕時計で症状を食い止めていたが、別の時間軸からマリナとペニーが現れたせいで壊れてしまったのだ。
ストッパードが母親を救うために拉致されたと気付く二人。
殺せばいいというマリナ。←早く時間軸40に戻りたい
そんなのダメだというペニー。
スクリーンを使って過去のソニアに辰砂のことを警告する。
しかしソニアはそのことを承知していた。
両腕にはめた腕時計を見せ、これがあれば頭脳明晰なまま長生きすると言って通信を終える。
自分たちが時間軸40に戻ればソニアは発症してしまう。
息子が母親を失うことに同情したペニーは、装置を持ってマリナの前から消える。
ペニ23ーがやってきたのは白い部屋で、そこで待っていたのはペニー40だった。←もう死んで図書館員だけどね
ペニー40は、時間軸40に戻れという。
戻ったら女性が病気になるというペニー23。
するとペニー40は、どっちにしろ彼女は発症する、君の良心よりこっちの方が大事だと言い、その時が来たら「今だ」と合図されるから彼の指示に従えと言ってあの装置を渡す。
意味がわからないというペニー23。←その気持ちよくわかる
ペニー40は、彼に戻り方を教え、ケイディに愛してる、ごめんと伝えてと託す。
そしてマリナのところに戻ったペニー23。
一方、クエンティンはエリオットを救うために石の心臓を集めることにする。
ジュリアもとりあえず協力することに。←怪物に協力することに乗り気ではない
本のページには解読できない象形文字があり、黄色い果実がたくさん書かれていたというジュリア。
ネットで「古代エジプト考古学に新発見をもたらす墓」というニュースを見つけ、2人で墓の保管場所へとやってくる。
そこに怪物エリオットも現れる。
黄色い果実の神について何か知ってるかと聞くクエンティン。
すると、当時を知る人に聞いてみれば?と言って、包帯でぐるぐる巻きのミイラを起こす。
ボードに文字を書くミイラ。←なんかチューバッカみたいな動き
黄色い果実はマンドレイクの根で、魔術の神「ヘカ」を捜せばいいみたい。
だけどもうすでに死亡し埋葬済み。
そこから盗まれたらしく、その先はミイラにもわからないとのこと。←起こされて放置のミイラはどうなる???
一方アリスは、クエンティンとの約束通り「世界大全」が示した場所・モデストへと来ていた。
そこで部屋を借りたアリスは、大家のシーラが探索魔術師であることに気付く。
彼女が言うには、数か月前にカギを失くした時、ふと頭の中にどこにあるか浮かんだらしい。
そこへ図書館員が訪ねてくる。
私のことは内緒にしてというアリス。
でも図書館員が用があるのはシーラだった。
あなたの才能を生かす機会だと言って、モデストバレーの大学図書館のパンフレットを置いていく。
図書館員を信用しちゃダメだというアリス。
シーラは、私にとっては初めて世の役に立てるチャンスかもしれないと言い、魔法を教えて欲しいとアリスに頼む。
そしてシーラに魔術を教えるアリス。
水道水を飲もうとすると、水道水には鉛が入ってると言われ、アリスは「アセキアン浄水」という魔術を使ってコップの水を浄水する。
全部の水道水を浄化できるかと尋ねるシーラ。
町の水道管全部となると、大掛かりすぎて魔力が足りないと答えるアリス。
シーラは図書館が水道管内の魔力の調節をしてるなら、漏れてる場所を感じるかもと言い、排水管にクラックがあるのを見つける。
魔術でそれを壊したアリス。
するとそこから魔力が漏れだし町は魔力が満ちて行く。
そして町の水道管を直したアリスとシーラ。
一方フィロリーでは、魔法が復活して以来、ローリアの花が咲き乱れていた。
動物が話さなくなったのはこの花の花粉のせいらしい。
治療薬はタラ島に育つ赤カブの汁。
マーゴはそれを手に入れるため、タラ島を仕切っているレディー・パイクに会いに行く。
しかし我が島への敬意がないと言って断られ、強硬手段に出ようとするマーゴ。
だけど外交で解決するようにとジョシュが説得する。
後日、仕切り直し。
マーゴはジョシュの指示に従って、レディ・パイクのご機嫌を伺うも、結局最後は脅す。
しかもジョシュの親切心も傷つけてしまう。→二人はいい雰囲気だったのに台無しにした
一方、怪物エリオットが鎮痛薬を服用しようとしているのを見つけたクエンティン。
エリオットを殺したらもう協力しないと言い放つ。
するとクエンティンの首に手をかける怪物エリオット。
殺されそうになりながらも、あと1粒でも飲んだらパーツは自分で集めるんだな、と言うクエンティン。
怪物エリオットは、わかった、もっと肉体を大事にすると従う。
そして時間軸40に戻ってきたペニーは、ストッパードが戻ってくるのを待ち伏せしていた。
母親のことは気の毒だが、ここに用がある、だから行かないと話す。
手には別の時間軸から持ってきたたんぽぽの綿毛を持っていた。
もう10本まき散らした、すまないと言ってその場を去る。
一方、町の水がきれいになって喜ぶ子供たちを見ているシーラとアリス。
その頃、2人のヘッジウィッチがデモストバレー図書館を爆破する。
そして家に戻ったシーラを待っていたのは図書館員だった。
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なんかペニーとマリナの拉致事件って、ペニー23とペニー40が接触するために起きたような気がしなくもない。
時計魔術師のストッパードのママは気の毒だけど、2人がいようがいまいが発症するみたいだしね。
ペニー40もすっかり図書館員として仕事してるみたいやし・・・
マリナは相変わらずの自己中っぷりが清々しかった。
それにしても、彼が「今だ」と合図したらって言ってたけど、彼って誰なのよ?
その時がきたら私のほうが忘れてそうだわ。
そしてモデストへとやってきたアリス。
一生懸命やってはいるけれど、モデストバレー図書館を爆発させるだけの魔力を供給したようなもんだから、間接的には手を貸してるようなもんよねぇ。
でもやっぱり一生懸命やってるんだよな。
サンタがアリスに言った「君は今でもいい子だ」って言葉。
私もその通りだと思う。
だけどいい結果には結びついていかないんだよね。
町の水道管を直せたことが少しでも救いになっていればいいんだけれど。
一方クエンティンは、誰よりも一番真剣にエリオットを救おうと頑張ってる。
怪物エリオットに脅されても一歩も引かない。
なんか強くなったねぇ。
それはエリオットが怪物エリオットの中で生きてるってわかったからだよね。
石の心臓が集まった時に何が起きるのかなんて、考える余裕はなさそう。
それをフォローするのがジュリアかな?
そしてフィロリーにいるマーゴとジョシュ。
ジョシュのクイックニングの一件からいい雰囲気だったし、ジョシュはもっとマーゴと親しくなりたかっただけなのに、その真意は全然伝わってなかった。
ジョシュの気持ちに次はマーゴが素直になる番かな?
マーゴならできると私は思う!
そしてあまりにあちこちで話が進んで行くけど、最終的には怪物からエリオットを救うっていうのが主流でいいんだよね?
それともそうとばかりは言い切れないのかなぁ。