ご紹介するのは、映画「リスタートはただいまのあとで」
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製作年:2021年
監 督:井上竜太
時 間:1時間38分
原作は、ココミ先生のBLコミック「リスタートはただいまのあとで」(プランタン出版刊)
東京で会社を辞めて故郷に戻ってきたツンデレ男子、狐塚光臣役を古川雄輝さん。
おじいちゃんと農園を営んでいる同い年の心優しい青年、熊井大和役を竜星涼さんが演じています。
あからさまななBL要素は控えめで、どちらかと言えば、互いがいたから成長できた、そんな二人の物語。
景色もきれいでゆったりとした時間の流れが心地よい作品。
それでは、かんたんなあらすじと感想です。
あらすじ
東京の会社に勤めていた狐塚光臣(古川雄輝)は、上司に叱責された上に人間性を否定されたため、会社を辞めて10年ぶりに地元へ。
そこで馴れ馴れしく話しかけてくる青年、熊井大和(竜星涼)と出会う。
母親情報によると、昔から馴染のある熊井のおじいちゃん(螢雪次郎)のところの養子で光臣とは同い年とのこと。
光臣は特に将来のプランもなく、家具職人をしている父親に「店を継いでもいいよ」と言うも、甘い考えの光臣に腹を立てた父親は「継いでもらう必要はない」と突っぱねる。
そして何もすることがない光臣は、大和に誘われるままに農園の手伝いをすることに。
最初は大和のことがウザかった光臣だが、一緒に過ごすうちに大和の優しさに触れ気持ちが解れていく。
それはいつしか特別な感情になり、ある夜、眠ってる大和にキスをしてしまう。
自分の行動に戸惑う光臣なのだったが・・・
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感想
思わず小学生か!って言いたくなるシーンも多数あり。
とにかく、ズルいがいっぱい詰まっている作品。
そのいちばんの要素が、大和の存在!
大和の話す方言と人懐っこい笑顔と図々しさ。
とにかく愛され力が高すぎる!
けれど、その笑顔の理由は彼の生い立ちと関係してるんだよね。
赤ん坊の時に捨てられ施設で育ったため、親の愛情を知らない大和にとって、自分を守る方法でもあったのかな。
笑顔って人との距離を縮めるイメージがあるけど、大和にとっては他人と自分を隔てるバリア。
大和を見ていると、どうすればあんないい子に育つのか?って言葉しか出てこない。
そしてなんであんなに無邪気なんだ!
アラサー男子にしては無邪気が過ぎる。
大人だけれど、子供がしそうな質問をテレもせずに口にするんだよねぇ~
観てるこっちがテレてしまう。
一方、東京から戻ってきた光臣は、最初こそ馴れ馴れしくべたべたとしてくる大和のことをウザがっていたけれど、すぐに居心地よくて仲良くなっちゃうんだよね。
東京から戻ったばかりの頃は、プライドも高くて人生も舐めてて投げやりだったと思う。
でも大和と過ごしているうちに、癒されていくんですよね。
その様子が目に見えてわかっちゃうんだよなぁ。
ちょっとしたことで嬉しそうな顔しちゃってさぁ。
古川君のツンデレの演技がまたちょうどいい塩梅なんですわ。
ちょっとイジけた感じとか、不機嫌になる様子、そこに大げさな派手さがないのがいいのよね。
そして2人は人としても成長するんだけれど、そこは大甘採点で。
最後まで観てると、ちょっと都合よすぎでもまぁいいかと思えちゃうから。
BLだけれど、なまめかしいものではなく、キスシーンもとってもキレイで微笑ましい(*ฅ́˘ฅ̀*)
それと、劇中で「ありがとう」と言う言葉をみんなが口にするんだけれど、どの「ありがとう」もちょっと切なくて印象的。
光臣と大和の距離の縮め方もすごく良くて、これは演じている古川君と竜星君に感謝ですね。
そしてエンディングなのですが、最後まで聞いていたくなる曲調だったので最後まで観ていたら、エンドロール後の映像がありました。
これはうれしいサプライズ!
全く知らなかったので、得した気分になりました。
最後までお付き合いくださりありがとうございます。
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全4話(1話、約20分程度)のBLドラマ。
コチラは男子高校生が主人公ですよ。
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君のことだけ見ていたい あらすじ感想 切なくなるにはまだ早い!もう少し青春でいいんじゃない? - 夜更けに海外ドラマ
主な出演者
- 狐塚光臣:古川雄輝
- 熊井大和:竜星涼
- 狐塚隆利:甲本雅裕
- 狐塚ヨシ子:中島ひろ子
- 熊井春男:螢雪次郎
- 鹿野涼子:村川絵梨
- 上田裕:佐野岳