あらすじネタバレ
第31話 身内に敵あり
イヤな予感がすると言ってチャーナキヤたちと別れたプルは、一人パウラヴァへの帰路を急ぐ。
一方ジェーラム河畔では、ダスユ王とアンビ王子の一騎打ちが激しさを増し、とうとうダスユ王がアンビ王子を追い詰める。
しかしその時、アレクサンドロス軍が矢を放ち続々と上陸。
意識を取り戻したラチは、父・ダスユ王と戦うアンビ王子を見て剣を向けるが、父からは軍を統率せよと指示され、それに従いアレクサンドロス軍と戦う。
一方マガダでは、ダナナンダ王が戦車を引く車夫の足を痛みになれさせると言って、楽しそうに家臣の足を拷問。
宰相に対しては、戦に出る馬がいつ進路を変えるか知る者はおらぬと話していた。
そしてジェーラム河畔では、アレクサンドロスがアンビ王子と戦っているダスユ王にロックオン。
アンビ王子にラチを連れ去る許可を与える。
王子と対峙したラチは、もはや挽回できぬと言って王子と斬り合い。
その横で、アレクサンドロスは私を裏切ったと言ってダスユ王に剣を向け、ダスユ王は王妃を殺害した過ちを命で償えと言って2人は剣を交える。
その頃、王宮に戻ったプルは、血を流し倒れているアルカを発見。
全ての元凶はアンビ王子だと真実を告白するアルカ。
今ならまだ手を尽くせる、大帝が来る前にラチを救うようにと告げると、「インドに勝利あれ」と言って息を引き取る。
プルは涙を流し怒りに震えながら立ち上がるのだった。
第32話 嵐の到来
ジェーラム河畔では、ラチがアンビ王子と、ダスユ王はアレクサンドロスと剣を交えていた。
そしてとうとうアレクサンドロスがダスユ王を追い詰める。
最後まで自尊心の輝きと母国への愛を口にするダスユ王。
ラチの目の前でとどめを刺され絶命!
一方タクシラでは、プルがマガダ軍と共に戻るのではないかとロクサネが懸念していた。
そしてマガダには、パウラヴァが大帝に襲撃され被害が甚大だという報告が届く。
プルが王国を救えるか否かを見てやろうと愉快そうに話すダナナンダ王。
ジェーラム河畔では、アレクサンドロスが戦場へと去り、アンビ王子はラチを無理矢理連れて行こうとしていた。
そこへプルが登場。
お前の罪は許されぬと言ってアンビ王子を痛めつけるプル。
一方で、アレクサンドロス軍の前にはバムニが率いるパウラヴァ兵が参上。
インド統一と自治のために息子と私はいかなることでもすると言って、バムニはアレクサンドロスと剣を交える。
その頃プルはというと、アンビ王子が犯した数々の罪を並べ立て、彼を痛めつけ裏切ったことへの怒りを爆発させていた。
そして代償を払う時が来たと言って王子の首を絞める。
するとそこへ 、バムニが大帝と戦闘していることを家臣が報告に来るのだった。
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感想 ~プルの怒りが最高潮!~
とうとうアンビ王子の悪事がバレ、プルは怒り心頭(# ゚Д゚)
ダスユ王はアレクサンドロスに殺害され、今はバムニがアレクサンドロスと対決!
ダスユ王の最期はとってもカッコよかった。
信念を貫き、妻の仇を取ろうと立ち向かった。
残念ながらアレクサンドロスには敵わなかったけれど、最期に瞳に映ったのがラチでよかった。
ラチには辛いことだけれど、最期に娘の姿を目に焼き付けて逝けたことは、ダスユ王にとっては幸せなことだったと思う。
一方で、クズ、クズ、クズ!
としか言いようがないアンビ王子。
しつこいようだけれど本当にクズ(# ゚Д゚)
あれだけラチに拒否されても目が覚めないなんて、かなりのおバカよね。
そしてとうとうプルの裁きが!
怒りの鉄拳が炸裂。
アヌスヤがアンビ王に殺されたときよりも激しい怒りかも。
ラチに手を出そうとしたことはもちろんだけれど、母であるアルカを殺したこと、母国を裏切ったことが許せないんだと思う。
やっぱり王子は、父王の悪の部分を完全に軽く超えていった。
今の王子の所業を見ていると、父であるアンビ王のほうが幾分かまともに思えてくる。
ラチに対する強い想いが王子を狂わせたんやね。
王子の命はもうないやろうけれど、とどめを刺すのはぜひラチに譲ってあげてほしい。
プルはもう十分に王子のことをいたぶり尽くしたことだしね(〃艸〃)
一方で、気になるのが読めない男・ダナナンダ王。
この戦いに彼がどう絡んでくるのかも楽しみ。
もしアレクサンドロスがダナナンダ王と対面したら、眉間のしわが一層深くなりそう(* ´艸`)
いや、ぜひともアレクサンドロスを一層険しい顔にして欲しい!
ダナナンダ王には、この戦いにおいていいスパイスになってくれることを期待しています。