あらすじネタバレ
第41話 戦線にて
アレクサンドロスから、隷属するかハスティのようになるかを問われた諸王たちに対し、プルは決断は各王に委ねると告げる。
そして自分は命尽きるまで戦うと力説。
すると臣下から「インドに勝利あれ」という声が上がり、諸王たちもそれに続く。
戦いの火蓋は切って落とされ、プルはセレウコスと対峙。
それを見たアレクサンドロスは、何やらヘファイスティオンに作戦を命じる。
一方パウラヴァ王宮では、ラチが武器庫にある油を全て兵に運ばせてくださいと導師に命じ、ラチの作戦を理解したチャーナキヤは、後は任せるようにとラチに告げる。
そしてタクシラでは、イヤな予感がすると言って、ロクサネが不安な気持ちをオリュンピアスに打ち明けていた。
すると、かつて巫女からインドに行かせてはいけない、行けば決して生きては戻れないと言われたことを包み隠さずに話すオリュンピアス。
戦場ではバムニがアンビ王子と一騎打ち。
王子を追い詰めとどめを刺そうとするが、アレクサンドロスがそれを阻む。
そしてプルもセレウコスにとどめを刺そうとしていたが、ヘファイスティオンに邪魔されるのだった。
第42話 戦禍
アレクサンドロスと対峙していたバムニは、そなたの兵は窮地だと言ってアレクサンドロスに撤退を迫る。
しかし従うはずもなく、とうとうバムニを追い詰めるアレクサンドロス。
しかし殺さない、私の本領を見ているがいいと言ってハスティの遺骸の元へ。
プルの名を呼ぶと、ハスティのまわりに敷いた枯れ草に火を放つ。
その頃タクシラでは、アンビ王子が戻り戦場での窮地を報告。
動揺するロクサネ。
オリュンピアスは、ヘファイスティオンがいるから案ずるなと言って、ロクサネを安心させようとする。
一方、戦場ではハスティの元へ行こうとするプルを、プルにやられボロボロのヘファイスティオンが止めようとする。
そしてその時、戦場には爆弾が投下される。
チャーナキヤがラチの作戦を実行しに来たのだ。
ヘファイスティオンを振り切ってハスティの元へ向かうプル。
ハスティを火の中から連れ出すと、戦場を見つめていたアレクサンドロスに、死者を辱める場ではない、家臣の命を案じよと告げる。
その後、タクシラに戻ったアレクサンドロスは、生死を彷徨うヘファイスティオンに付き添い、救命できねば命はないと言って、治療にあたっていた者を脅していた。
一方プルは、バムニや家臣たちが見守る中、ハスティの遺骸に思い出を語り、兄上であることが誇らしいと涙する。
そして涙を拭い、アレクサンドロスと命尽きるまで戦うと誓うのだった。
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感想 ~諸王たちの態度にドキドキした!~
最終決戦の第1ラウンドは、ハスティが犠牲となりプルが撤退したことでアレクサンドロスの勝利。
しかし第2ラウンドは、ハスティの死に報いるためにも奮起したプルたちが勝利。
次に2人が対峙する時が最後の決着をつける時になりそう。
諸王たちが裏切るんじゃないかとドキドキしたけれど、なんとか踏みとどまった。
最初に「インドに勝利あれ」って声をあげた臣下には褒美をつかわすべきやね。
アレがなかったらどうなっていたことか┐(´д`)┌
諸王たちはめっちゃ動揺してたからね。
そして戦場ではプルとアレクサンドロスではなく、プルはセレウコスと、アレクサンドロスはバムニと対峙。
2人の対決はお預けやったけれど、プルはセレウコスをボコボコに。
アレクサンドロスもバムニを斬りつけた、殺すこともできたけどそうはせずにね。
またしても生き延びたバムニ!
それと前々から思っていたけれど、アレクサンドロスってブーツに忍ばせた短剣を使うのが好きよね。
確かハスティの時も使ってた。
今回が見納めか、それともプルとの戦いでも使うのか!?
そういえばアレクサンドロスは、二度と私と共に戦うことは許さないってヘファイスティオンに言ってませんでしたっけ(¬з¬)
でも今回ばかりはヘファイスティオンをちょっと誉めてあげたい。
いつもはプルにあっという間にやられちゃってそのままだったけれど、今回は何度も粘ってプルの行く手を阻もうと根性を見せた!
アレクサンドロスへの厚い忠義ゆえよね。
それに応えると言う言い方は適切ではないけれど、アレクサンドロスはヘファイスティオンの治療にあたっていた者たちを、救えなかったら命はないって脅すし・・・
2人の仲は誰にも邪魔できないみたい。
そして最後、ハスティともお別れのとき。
アレクサンドロスに燃やされることなくちゃんと取り戻せてよかった。
プルだけでなく、リプダマンもきっとハスティのことを誇りに思っているはず。
戦はまだ終わっていないけれど、束の間とはいえ穏やかにハスティを送り出せそうで安心しました。
そしてそして、とうとうアレが無くなりましたね。
心をざわつかせる予告編!
私ももう予告編はなくていいと思います。