あらすじネタバレ
第43話 応酬
タクシラでは、ヘファイスティオンが意識を取り戻し、アレクサンドロスは今こそ大帝に敵なしだということを示すと意気込んで見せる。
一方宿営地では、兵たちがもうポロスとは戦えないと言って、セレウコスに不満をぶちまけていた。
勝つまでは誰も帰さないと言って、いちばん反抗的だった兵を斬るセレウコス。
そこへアレクサンドロスが登場し、疲れは恐怖の言い訳だと叱責。
今夜は眠ることも休むことも許さないと言って、再び戦場へ行くと告げる。
そしてプルたちが河畔でハスティを荼毘に付そうとしているところを奇襲攻撃。
不利な状況を打開すべく、プルは林から何頭もの戦象を動員。
状況は一転、今度はパウラヴァ軍が有利に。
そしてプルとアレクサンドロスが再び対峙。
降り始めた大雨の中、プルがアレクサンドロスを追い詰める。
しかしそれを阻むセレウコス。
その後、降りしきる雨のせいで戦象はぬかるみに足を取られ、アレクサンドロス軍は戦象の目に次々と矢を放ち、戦象は制御不能に陥る。
状況は再度一転し、今度はアレクサンドロス軍が有利に。
一方で、諸王たちは「負けたら我々はどうなる?」と自分たちの心配を始めていた。
そしてプルは馬に油を運ばせるが、車輪がぬかるみにハマり前に進めず。
それに気付いたバムニが車輪をぬかるみから出そうとし、無防備になったところをセレウコスに剣で貫かれるのだった。
第44話 大義のための犠牲
セレウコスに刺されたバムニだったが、馬車をぬかるみから出すことに成功し、馬車めがけてたいまつを投げ入れる。
あちこちで爆発が起き、爆風で吹っ飛ぶバムニ。
プルが駆け付けると、これが私の宿命だと語り「インドに勝利あれ」と言うと息を引き取る。
その後、河畔には両軍の多くの遺骸が転がり、マケドニアの旗が立てられていた。
運命はアレクサンドロスに味方したのだ。
パウラヴァ王宮では、プルがバムニとハスティを荼毘に付し、統一インドの夢を実現するためあらゆる手を尽くすと誓う。
一方、3人の諸王たちはアレクサンドロスの元にいた。
プルを裏切ったのだ。
同盟国に裏切られ残った兵の数もわずか500人足らず。
それでもプルは大丈夫だと言い、王国の者は家族として一緒にいるべきだとし、民を王宮へと招き入れる。
一体となり共に生きて欲しいと演説。
決して敵には屈しないと語り「インドに勝利あれ」と雄叫びをあげる。
そして王宮の扉が閉じられる。
ラチは、一人残されたと口にするプルに、私はあなたの半身だと言い、傍らで戦い、お腹の子に独立自治は戦士が勝ち取ったものだと私を通じて体験すべきだと話す。
そこへアレクサンドロスが来たと言う知らせが!
王宮の扉の前で、ポロスを生かして捕らえよと命じるアレクサンドロス。
望みはポロスを降伏させ、我が勝利を認めさせることだと語るのだった。
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感想 ~インドに勝利あれ~
ヘファイスティオンは意識を取り戻し、戦場では再び戦象の登場。
勝利の女神は二転三転し、プルたちは窮地に!
そしてとうとうバムニが息を引き取りましたね。
アヌスヤ同様、最期に「インドに勝利あれ」という言葉を遺して。
はっきり言って私は反バムニ!
最期は作戦を遂行し爆死したけれど、私はアレクサンドロスがとどめを刺したんじゃなくてよかったと思ってしまいました。
だってバムニは戦士なんだもの。
勝利を求め自己犠牲による死を迎えたのは花道だったかもしれないけれど、戦士としてはちょっと物足りない最期だと感じました。
そして一人残されたと感じているプル。
でもラチが力強く寄り添い、お腹の子にまで独立自治は勝ち取るものだと教え込もうとしてましたね。
頼もしい限りです。
いくら平和を唱えたところで、どこかの誰かがそれを許さなければ戦うしかないんだもの。
手段は違えど、生きている限り戦っていない人なんていませんよね。
ラチの子ならば、尻込みすることなく戦になれば先頭に立って戦うようになるんだろうなぁ。
一方で、情けないのが諸国の王たち3人。
アレクサンドロスに寝返りましたね。
寝返るだろうなぁとは思ってましたよ。
でも責められませんよね、彼らにも守るべき民がいるし、何より自分のこともかわいいはず。
それに一度はプルの元へ馳せ参じインドの自治を守ろうとしたんだもの。
プルもきっと責めないでしょうし・・・
そしてアレクサンドロスは既には扉を一枚隔てただけの向こう側。
待ったなしの状況で、プルは民のことを考え決断を下すのだろうなぁと思います。
それがあの予告編に繋がるんだろうなぁと。
残すところあと2話。
ここまできたら、プルの勇士を最後までしっかりと見届けるだけですね。
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