あらすじネタバレ
第9話 アレクサンドロスとバルシネ
ダスユによって足止めを食らっていたアレクサンドロスの前に、バルシネの軍が姿を見せる。
プルの作戦は、ペルシャ軍とパウラヴァ軍でアレクサンドロスを挟み撃ちにすること。
一方、アンビ王を殺したプルたちは、アンビ王の遺体を運び出し、アレクサンドロスを倒すべく、バルシネの元へと向かう。
その頃、アレクサンドロスもまた、ポロスは自分たちがパウラヴァを攻撃した時と同じ戦法(挟撃)を使うはずだと読んでおり、考えがあると言って一人きりでバルシネの元へ。
アレクサンドロスが1人で向かって来るのを見たバルシネは、力強い演説をして兵たちを鼓舞する。
そして対峙する2人。
一方アンビ王子は、タクシラの王宮で目を覚ます。
王妃から、アンビ王がプルに殺されたと聞き、プルに裏切られたと信じ込む王子。
その頃プルは、バルシネの軍が待つ山脈へ到着。
しかしバルシネの様子がおかしいことに気付き、アレクサンドロスが何か策を講じたことを察知。
実はプルたちが到着する前、バルシネの母と妹を人質に取っていたアレクサンドロスは、バルシネに戦いか和睦かを選択させ、バルシネはアレクサンドロスの妻となったのだ。
アレクサンドロスが、兵を連れてバルシネの隣べ行くのを見て全てを理解したプルは、おめでとうと言い、白い布を被せた贈り物をする。←たぶんアンビ王の遺体
そしてお前は私を倒せない、インドの制圧も叶わぬと言うのだった。
第10話 プルの戦略
バルシネを伴い戻ってきたアレクサンドロスを見て、複雑な表情を見せるロクサネ。
それに気付いたオリュンピアスは、不愉快な光景でしょうがこの婚姻は不可欠だと告げる。
するとロクサネも、これは王座を守るためだけの契りで、玉座を継ぐのは私の産んだ子だけだと強気。
パウラヴァでは、ペルシャ軍を失ったため、プルはタクシラと同盟を結ぶべくアンビ王子に信書を送ることに。
そしてタクシラでは、アンビ王を弔っていた。←アンビ王の遺体はなし?
その前で、友情のために父王をプルに殺させたと王子を責める王妃。
1つのインドなんてまやかしで、プルに唆され裏切られたのだと言われた王子は、ようやく目が覚めたと言い、プルに復讐を果たすまでは王位にはつかないと誓う。
一方、バルシネが居室に行くとそこにはロクサネがいた。
第一夫人は自分だと強調し、第一夫人になれるなど夢にも思うなと言ってバルシネを牽制。
その頃アレクサンドロスは、ペルシャ軍を得たことで、クレイトスとヘファイスティオンに開戦の準備を整えるように命じ、機が熟したら戦を再開すると告げる。
そしてパウラヴァでは、負傷兵を見舞うプルたち。
プルは、王子が現実を知ればタクシラの協力を得られるのは確実だと信じていたが、信書を手にしたアンビ王子は、それをアレクサンドロスの前で燃やしていた。
父を殺した者に同じ思いをさせてやると言い、友の顔をして近付きあやつの国を亡ぼすと誓う王子。
アレクサンドロスはそれでいいと言って、ポロスへの贈り物を王子に託すのだった。
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感想 ~嫉妬するロクサネもいいね(* ´艸`)~
いよいよ戦が始まる!って思っていたら、アレクサンドロスのいやらしい策略でそれは回避。
バルシネのあの苦々しい顔よ!
わかる、わかるよ、すっごくね。
戦闘着も勇ましく、いざこれからってときだったもんね。
こう言ってはなんだが、バルシネのママと妹は弱々しいだけで戦闘能力ゼロ。
いや、ゼロどころか戦う意志さえ全く無さそう。
気の毒なバルシネ。
2人を守るためにはアレクサンドロスと結婚するしか選択肢はありませんやん。
それにこれで終わりではない。
戻ったバルシネを待っていたのはロクサネ!
戻った早々、第一夫人は私よ、フンッって言われてもねぇ、バルシネの「ハァ~ッ(# ゚Д゚)」って心の声が聞こえてきそう。
望んだ結婚でもなければ、好きな相手でもない、だって好きなのはプルなんだもの。
なのにロクサネには牽制されまくり。
女子がいちばん嫌がるやつじゃないですか!
好きでもない男性のことでゴチャゴチャ言われるの!!!
あなたが思っているよりもおたくの旦那はモテませんよってやつよね。
そんな二人を見たらアレクサンドロスはきっとニヤニヤするんだろうなぁ。
一方で、アンビ王子の純朴さが今度はアレクサンドロスによって利用されようとしている。
プルが父であるアンビ王を殺害したのは事実。
でも王子はもう一つの真実、父王がアヌスヤを殺害したことは知らない。
王子を殴って気絶させたのはプルではなくアンビ王の方だったのね。
もしかしてプルなのかもって思ってたけど、それは違ったみたい。
王子はプルへの復讐を誓っていたけれど、そうなると狙うのはやっぱりバムニなのか?
プルにも同じ思いを味合わせようと考えたならそうなるはず。
プルは王子の協力は必ず得られると信じてるようだけれど、でももう王子はプルのことを父親の仇としか思っていない。
純朴ゆえにこじれるよねぇ。
プルの言葉が王子に届くのか届かないのかはわからないけれど、お命だけは勘弁してあげてほしい。
だって王子はなんにも悪いことはしていないんだもの。
落ち度があったとするならば、あんなに近くにいながら父親のこと全然わかっていなかったこと。
簡単ではないけれど、真実を受け止めプルと和解できるといいんだけれど。