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最高の教師 1年後、私は生徒に■された 感想 第3話 拝啓、心優しきあなたへ

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最高の教師 1年後、私は生徒に■された 感想 第2話 拝啓、人を信じぬあなたへ - 夜更けに海外ドラマ


それでは、第3話のあらすじと感想です。

あらすじネタバレ

3年D組の黒板には「九条里奈を殺害する」という殺害予告が書かれていたのだが、誰の仕業なのかはわからず。

職員室では、里奈(松岡茉優)がお騒がせしてしまったことを謝罪。

そして昼休み、朝の職員室の様子に納得いかない鵜久森さん(芦田愛菜)は「なんでツラい目に遭った人が謝らなくちゃいけないのか」と言い、私は先生の味方だと里奈に伝える。


放課後、下校しようとする眉村紘一(福崎那由他)と日暮有河(萩原護)に声をかける里奈。

実は、教室の監視カメラが手際よく取り外されていたことから、それができるのは工学研究会の2人だと気付き彼らが殺害予告を書いた犯人であると推測。

殺害予告の理由を聞くと、里奈が行動を起こしたことにより、生徒たちには他に困った問題が起き(←自分たちは部室を相楽たちに取られていた)、先生に問題があることを学校側に知ってもらうためだったと言われる。


翌日、相楽(加藤清四郎)たちの指示で、成績優秀者の阿久津由利(藤﨑ゆみあ)と東風谷葵(當真あみ)の2人が「担任変更の嘆願書」を提出した為、校長から自宅待機を言い渡される里奈。

帰っていく里奈を追いかけた鵜久森さんは、里奈から「頼ることをしてもいいでしょうか?」と言われ快諾。


放課後、学校に残り勉強していた東風谷と阿久津に声をかけた鵜久森さんは、ウソをついた日は後ろめたくて家に帰りづらかったという自分の経験談を告白。

もうよくないことを想像するのはやめないかと相談し、「2人と友達になりたいと思ってる、2人はクラスメイトだから」と自分の想いを伝える。


一方、里奈も眉村と日暮を待ち伏せ。

自分たちが傷付くことを恐れ文句ばかりの2人に、あなたたちを苦しめる大半は「想像」だと言い、そしてその「想像」に苦しむのはいつも「優しい人」だと。

「自分をないがしろにする人たちに嫌われるのはそんなにイヤなことなのか」と聞き、自由に過ごすには「相手の反応を想像する前に単純に心のままを伝えればいい」と説く。


翌日、部室をキレイに片づけた眉村と日暮は、怒った相楽の前で「僕たちをちゃんとハブって下さい」と土下座。

君たちとは関わりたくないとはっきりと意思表示。

東風谷と阿久津も江波美里(本田仁美)らから退学届を書いて里奈を追い詰めるようにと言われるもそれを拒否。

「担任変更の嘆願書」を撤回したことを伝える。

そして教室には里奈が戻ってくる。


放課後、里奈と一緒に遅い昼食を食べる鵜久森さんと東風谷さんと阿久津さん。

そこへ星崎透(奥平大兼)も現れ、学校生活が退屈だったけど先生のおかげで革命が起きてると言い、先生の映画を撮らせてくださいと言い出し。


家に戻った里奈は、夫の蓮(松下洸平)から離婚を言いだした理由を聞かされる。

蓮の仕事が忙しくなり余計に話しかけることを避けていた里奈。

里奈の気遣いだと分かっていても、いろんな想像をしてしまいそれがツラくなってしまっていたという蓮。

けれどもうビビって想像して逃げるのはやめるから離婚のことはなかったことにして欲しいと頭を下げる。

里奈はわかったといい、互いに「ありがとう」と口にする2人。

そして里奈は「私ね、今2週目の人生なの」と明かすのだった。

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感想+α

優しい人⁉

今回は、どちらかというとクラスの弱者である阿久津さんと東風谷さん、眉村君と日暮君にスポットが当たりました。

いつも先読みの想像をして面倒を避けて過ごしていた4人。

声をあげないのは不満がないからではないですよね。

むしろ逆で不満があるからこそそれが酷くならないように何も言えなかっただけ。

傷付くことを恐れ誰かに責任を取って欲しい甘ったれ。

いつだって他力本願。

だれかが変えてくれるのを待っている存在。

の割には、教室に仕掛けられたカメラを外して黒板に殺害予告なんて大胆なことをした眉村君と日暮君。

そういう行動力はあるんやね。

2人が望んだ結果は得られませんでしたが、里奈のおかげで根本的なところから解決することが出来ました。


今回、彼らは「優しい人」代表みたいになってましたがそこにはモヤッとしています。

どちらかというと「我慢する人」に見えてしまいました。

我慢できる=優しいってことなんですかね。

どうする相楽⁉

相楽の前で「ちゃんとハブって下さい」と土下座した眉村君と日暮君はよかったですね(* ´艸`)

「構ってくれるな」というのは、究極の本音だと思う。

私は思わず長瀬智也主演の「泣くな、はらちゃん。」というドラマの主題歌だった「私の世界」を思い出しました。

この曲大好きなんですよね。

「世界中の敵に降参さ 戦う意志はない~」で始まるこの曲、眉村君と日暮君の心情を表してると思う。

久しぶりに聴いたけれど、シンプルでわかりやすくてやっぱりとってもいい曲(*ฅ́˘ฅ̀*)

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そして相楽君はきっとはらわたが煮えくり返ってることでしょうよ。

なんで彼はあんなにクラスでの権力があるのか?

それがわからないんだよね。

理事長の息子とか?地元の権力者の息子とか?昔はこんなイヤな奴じゃなかったとか?

何か理由はあるんでしょうけれど今のところはわかりません。

想像

学校でも家庭でもキーワードは「想像」でした。

想像といっても「陽」と「陰」があるわけで今回は残念ながら「陰」

悪いことばかり想像してみんなが見ないフリして逃げているというパターン。

相手が嫌がるんじゃないかという気遣いができるなら、相手が喜ぶかもと想像することもきっとできると思う。

今回は、東風谷さんと阿久津さんが鵜久森さんお手製のお弁当袋を使ってくれたことが「陽」だったと思います。

最後に

夫・蓮の本心を聞き、離婚を回避できた里奈でしたが、「2週目の人生なの」と明かしたことにはビックリ(゚д゚)!

蓮はそれをどう受け止めるのか?

そしてここでこんな大事なことを打ち明けられると、他にも2週目や3週目の人生を送ってる人がいるんじゃないかとちょっと勘繰りたくなっちゃいます。

里奈が2週目の人生を送っているなら他の人も・・・ってやっぱり思っちゃいますよね。


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