ご紹介するのは、韓国ドラマ「シークレット・ファミリー」
話数:全12話
製作年:2023年
個人的おすすめ度:★★☆☆☆
コチラは、チャン・ヒョク X チャン・ナラ主演によるスパイコメディ。
平凡な会社員のふりをしているが、実は国家情報院要員のクォン・ドフンをチャン・ヒョクが演じ、その妻、カン・ユラをチャン・ナラが演じています。
それでは、かんたんなあらすじと感想です。
あらすじ(ネタバレなし)
表向きは貿易会社に勤める普通の会社員、クォン・ドフン(チャン・ヒョク)←バカがつくほど愛妻家
でも実は、国家情報院の諜報員で、このことは妻も家族も知らない秘密。
そして迎えた結婚生活10周年。
妻のカン・ユラ(チャン・ナラ)とタイ旅行へ行くはずだったのだが・・・
ドフンはオ部長(チェ・ジョンア)に仕事を命じられユラとの旅行をすっぽかす羽目に。
これまで何事にも動じず幸せな家庭を築くことだけに尽力し守ってきたユラだったが・・・
今回ばかりはかなりのお怒りモード(# ゚Д゚)
というのも、この10年、記念日には決まってオ部長から仕事を命じられ、ドフンは不在。
今度こそオ部長に会わせろと迫るも理由をつけてドフンは応じず。
そしてドフンの母の忌日祭祀の日。
遅れないと約束していたにも関わらず、またしてもオ部長に仕事を命じられ遅れてしまったドフン。
ユラは無断でドフンのスマホからオ部長に今すぐ来るようにとメッセージを送り。
その後、花束を持ってドフン宅へとやってきたオ部長。
ファミリーは、オ部長が女性でしかも美人なことに驚き・・・
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感想+α
いろいろ残念!
期待していたのですが・・・
なんともちぐはぐでもったいないドラマ!
終わってみれば、ゴチャゴチャしていたなというのが正直な感想。
このキャラ路線で、その設定は果たしているの???って思っちゃったんだよね。
それに構成が良くない!
過去を後出ししていくのは仕方ないし別にいいと思うんだけれど、出し方も見せ方ももったいぶり過ぎる上に分かりずらく。
このドラマのコメディ要素に、後半の深刻スパイ展開がすごくミスマッチだった。
変なファミリー
そしてファミリーが変。
一見、普通の幸せなファミリーに見えるのだが、夫のドフンは実は国家情報院のスナイパー。
これだけなら、夫が抱える秘密ってことで話は済むのだが・・・
ファミリーがとにかく、お気楽で陽気(゚Д゚)ノ
2人の娘のミンソは口が達者でよく喋り我を通す子供。
これをカワイイと思うのか、それともウザいと感じるか!
私は残念ながら後者で、ミンソのやかましさに全然ハマれず。
そしてドフンの父・ウンスは妻に先立たれ齢80歳を迎えると言うのに、ロマンスもお盛んで。
ドフンの弟・ジフンは28歳でニート、なのにデキ婚で妻のイ・ミリムは妊娠中。
不安という文字はないのか?と聞きたくなるくらいの能天気。
そしてこのファミリーの頂点に君臨するのがユラなんだよね。
幸せで完璧な家庭を目指すゆえにとにかく面倒見がいい。
家族を幸せにするためにお金もかかっています。
そのためウンスやジフンからは聖域とされ崇められる絶対的存在。
私は、ユラが思い描く幸せで完璧な家庭像っていうのがイマイチつかめませんでした。
ユラにも過去が!
ネタバレになるので詳しくは書きませんがユラにも壮絶な過去がありました。
もちろん簡単に逃れられるような過去ではなく、夫婦は互いの正体を知ることになるという展開になるのですが・・・
正直なところこのスパイ展開にも私は全然ハマれず。
なんでこんな過去を背負わせたんだろうってちょっと恨めしいくらい。
なのでスパイコメディとしてはやっぱりイマイチ。
最後に
家族愛を描きたかったのかもしれないけれど、私の心には残念ながら刺さりませんでした。
コメディと本気度高めのシリアススパイ路線の融合は、かなりハードルが高かったです。
そしてちょっと気になったのは、続編があってもおかしくないような終わりかた。
あわよくば的なものを感じました。
余計なお世話ですが、コメディとシリアス両方ありのドラマをご所望なら、同じくディズニープラスで配信中の「わずか1000ウォンの弁護士」のほうが断然おすすめ。
ナムグン・ミン主演で笑わされ泣かされるドラマ。
最後もスッキリです。
主な出演者
- クォン・ドフン:チャン・ヒョク
- カン・ユラ:チャン・ナラ
- オ・チョンリョン(部長):チェ・ジョンア
- チョ・テグ:キム・ナムヒ
- クォン・ウンス:イ・スンジェ
- クォン・ジフン:キム・カンミン
- イ・ミリム:ユン・サンジョン
- クォン・ミンソ:シン・スア
- イム・ジョヨル:イ・ジュウォン
- ユン・チェリ:イ・チェヨン
- 監督:チャン・チョンド
- 脚本:チョン・ユソン