ご紹介するのは、「THE HEAD Season2」
話数:全6話
製作年:2022年
コチラは、前シーズンの陸の孤島・南極の科学研究基地ポラリス6で起きた殺人事件の続編。
今回の舞台は太平洋上に浮かぶ巨大貨物船アレクサンドリア号。
そこでは地球温暖化の解決策となる研究が行われていたのだが、またしても首のない遺体が発見され・・・
それでは、シーズン2の感想に行く前にシーズン1を軽くおさらい
南極の科学研究基地ポラリス6で起きた凄惨な大量殺人事件。
その真相はマギーの復讐だった。
事の発端は8年前のポラリス5。
アーサーはサラ・ジャクソンという女性科学者にセクハラしようと迫り、誤って彼女を死なせてしまったのだ。
それをポラリス5のメンバー全員で隠蔽。
そのことを知ったマギーが入念に計画を練りポラリス6で復讐を果たしたのだ。
なぜならマギーはサラの娘だったから。
本名はオリヴィア・ジャクソン。
素性を偽ってチームに参加し、アーサー以外の全員を殺害するとその罪をアーサーに着せたのだった。
ここまでが前作の流れ。
アーサーとマギーはシーズン2にも続投!
それでは、シーズン2の第1話のあらすじと感想です。
あらすじネタバレ
陸地から2700km離れた南太平洋上を航行していた巨大貨物船アレクサンドリア号。
その実態は、地球温暖化の解決策を研究する秘密研究基地だった。
優秀な科学チームのメンバーを率いるのは天才生物学者のアーサー・ワイルド(ジョン・リンチ)
ポラリス6で8人を殺害したとして裁判中だった彼がなぜこの船にいるのか?
その理由は、護送中に彼の仲間が襲撃を仕掛けまんまと逃げおおせたから。
裁判で8人を殺害したのはアーサーだと証言をしたマギー(キャサリン・オドネリー)は、ニュースでそのことを知り驚く。
そして現在、アレクサンドリア号では、数十年に渡る研究からついに実りを得たメンバーたちが乾杯して楽しい夜を過ごしていた。
そんな中、一人で研究を続けていたコワルスキーだったが、翌朝船室で首のない遺体で発見される。
「あの女が来た!」と言って酷く怯えたアーサーは、マギーが関与していると主張。
陸地へ戻ると言い張り船は4日間かけて帰港することに。
犯人が不明な中、コワルスキーと特別な仲にあった甲板長のマーカスに疑いの目が向けられる。
というのも、コワルスキーの爪には皮膚片があり、マーカスの首にひっかき傷があったから。
そこでアーサーの娘でもあるレイチェル(オリヴィア・モリス)の提案で、全員のDNAを調べることに。
一方で、アーサーはコンピューター・エンジニアのユウト(福士蒼汰)に協力を求め、ネットでマギーのことを捜してもらっていた。
マギーの居所はわからなかったが、マギーと思われる「アイスガール」と名乗る投稿を見つけたユウト。
アーサーの指示で「私を殺すべきだったな、お互い機会を逃した」と投稿。
あとは返信を待つことに。
そんな中、船室で監禁されていたマーカスは、首にシーツを巻いて窓から飛び降り自殺を図る。
マーカスが恐れていたのは、彼との関係が家族に知られることで、家族に赦しを求める手紙が遺されていた。
その後、研究室ではマーカスのDNA鑑定の結果が出たのだが、マーカスは犯人ではないことが明らかに。
引き続き、レイチェルが机に突っ伏して眠っている奥で鑑定を進めていたザックはとうとう一致するDNAを見つけたのだが・・・
侵入してきた人物に鈍器のようなもので殴られ。
一方、ユウトの元には、アイスガールから「アーサーなの?」と返信がきたものの追跡は叶わず。
アイスガールからは「コワルスキーによろしく」とメッセージが(゚д゚)!
その頃、甲板では謎の人物がザックの遺体をひきずっているのだった。
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感想+α
まだまだ登場人物が多い!
まだまだ登場人物が多いというか、正確には生存者が多い!
シーズン1では、第1話の段階で7人の死亡が確認されていたからね。
そこからの謎解き。
けれど今回は死亡者がまだ3人。
しかもそのうちの一人・マーカスは自殺。
殺されたのはコワルスキーとザックの2人。
アーサーはマギーの関与を疑っていたけれど、マギーはアーサーが乗っていた護送車の襲撃ニュースを見て驚いていたから無関係?
それとも逃げたことを知って新たにプランBでも立てたかな?
ターゲットは?
たぶん、こんな言い方してはなんだけれど、今回亡くなった2人というのは犯人からしたらまだまだ雑魚だよね。
シーズン1でのマギーは、8人を殺害し、プライドの高いアーサーには生かすことで罰を与えようとした。
前作と同じ趣旨なら最後まで生き残ってる人物がいちばん恨みを買っているということになるけれど・・・
果たしてアーサーが言うように、本当にマギーが関わっているのかどうかはまだまだ未知数。
関わっていたとしてもさすがに自ら手を下すっていうのは無理だよね。
密航もちょっと考えにくい。
今回もアーサーがターゲットだとしたら、他にも彼を恨む人物がいると考えたほうが自然かも。
アイスガール
ユウトがネットで見つけた「アイスガール」
彼女が本物のマギーかどうかも疑わしいよね。
「コワルスキーによろしく」ってことは、船で何が起きているかも知ってるようだし、船内にいるっていう可能性も十分にある!
ガールかどうかも疑ったほうがいいのかな?
犯人は???
シーズン1を振り返って考えてみても、船内に部外者がいるとはちょっと考えにくい。
甲板でザックの遺体を引きずっている姿を見ても、凄い力持ちって風でもなかった。
大柄な男性は除外してもいいかも。
そしてザックが殺された時、近くの机で眠っていたレイチェルを見て、もしかしたら犯人はいちばんあり得ないかもしれないアーサーかもってちょっと思ったり。
シーズン1でマギーはかなり怯えた演技をしてました。
今回のアーサーもなんかちょっとその時のマギーと被るんだよね。
まさかとは思うけれど・・・
野心を満たすためならやりかねないと思う!
最後に
気になるのはやっぱりマギーのこと。
最終話のヘリの中で鼻血なんて出すものだから、てっきり余命がわずかなのかと思っていたのだけれど・・・
違っていたのか?
次にどのような形で登場するのかに期待したいです。
第2話の感想はコチラ
THE HEAD シーズン2 ネタバレ感想 第2話 - 夜更けに海外ドラマ
主な登場人物
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アーサー・ワイルド(天才生物学者):ジョン・リンチ
シーズン1から出演。2年前のポラリス6での事件の生存者の一人。マギーに8人殺害の罪を着せられた。天才ではあるのだが自意識過剰で傲慢なところがあり。今回は娘のレイチェルも一緒に乗船。 -
マギー・ミッチェル(医師):キャサリン・オドネリー
シーズン1から出演。ポラリス6でアーサー以外を殺害しその罪をアーサーに着せて復讐を果たしたはずだったのだが・・・ -
ユウト・ナカムラ(コンピューター・エンジニア):福士蒼汰
-
レイチェル・ルッソ(海洋生物学者):オリヴィア・モリス
アーサーの娘。 -
オスカル(機関長):エンリケ・アルセ
チャーリーの兄。 -
チャーリー(機関士):ホヴィク・ケウチケリアン
機関長のオスカルの弟。 -
アレック・カーツ(保安責任者):モー・ダンフォード
レイチェルと交際しているもよう。 -
エイミー(生物学者):ジョゼフィン・ネルデン
-
ルノー(船長):ティリエ・ゴダール
- 監督/演出:ホルヘ・ドラド
- 原作/脚本:マリアーノ・バセルガ、ホルディ・ガルセラン、アイザック・サストレ