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愛だと言って 第15話&第16話(最終話) あらすじネタバレ感想

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愛だと言って 第13話&第14話 あらすじネタバレ感想 - 夜更けに海外ドラマ


それでは、第15話と第16話(最終話)のあらすじと感想です。

あらすじネタバレ

第15話

高台へと歩いていくウジュを見かけたドンジンは、ベンチでウジュがウジュ母と話している内容を全て聞いていた。

電話を切ったウジュがドンジンに気付き2人で並んでベンチに。

遺言状を見つけたこと、それを母が隠していたことを詫びるドンジン。

しかしウジュは遺言状を受け取ろうとせず。

そんなウジュにドンジンは、「苦しんで欲しくない、幸せになってほしい」その言葉を聞いて元気が出たと言い、あの家に戻って幸せに暮らしてくれれば僕も幸せになれそうだと言って、ウジュの手に遺言状を握らせる。

そして雑談をしながらゆっくりゆっくり家へと向かう2人。

家の前まで来ると、洗いざらい家族に正直に伝えてと言って帰るドンジン。

遺言状

ウジュから遺言状を見せられたヘソンは大きな声を上げて泣き、外ではジュンがその泣き声を聞いていた。

その後、ウジュに父さんを死ぬほど恨んでたと吐露するヘソン。

いつか年老いた父親が余命僅かで戻ってきたとき、決して涙を流さず、もうあなたは必要ないと言うのが私の復讐計画だったというも、きっと私にはできなかったはずだとも。

「これからどうする?」と聞くヘソンに「まだ答えが出ない」と答えるウジュ。

家の権利

遺言状がドンジンの手に渡ったことを知ったヒジャは、急いで家の残金を支払ってもらおうと電話をするも、相手側からは詐欺だと言われ。


ミナル(ヒジャの元カレ)は、ヒジャとの録音通話記録を持って警察署を訪れていた。


一方、ドンジンは家の購入者と会い、違約金を支払うことで契約の取り消しに応じてもらう。

そしてソヌに全てを打ち明け会社を辞めると言い、株の売却と退職金でウジュに家を返そうとしていた。


ウジュはヘソンとジュンと一緒に弁護士に会いに行き、穏便に済ませる方法を探っていたが、弁護士からは告訴を勧められ。


帰り道、ヘソンと2人きりになったジュンは、ヘソンに「嫉妬するな」と言い、昨夜ヘソンの鳴き声を聞き、抱きしめてあげたかったし心配でたまらなかった、これが俺の答えだと言って、手を繋いで帰る2人。


ウジュは、いつもの食堂でドンジンと会っていた。

家を契約した人とは話がまとまったことを伝え、母のことは説得してみるけれどうまくいかなければ弁護士のいう通りにしてと言うドンジン。

最初から助けてくれたはず、正直に言うべきだったというウジュに、いくら僕でも今と同じようにできなかったと思うと答える。

ウジュ母 vs ヒジャ

ウジュ母は決着をつけるべくヒジャの元を訪れ。

あんな息子がいなければ穏便に済ませたりせず警察に突き出してたというウジュ母。

私の息子に土下座でもさせた?とちょっとヒステリックになったヒジャを無視して帰って行く。

そして門の外でドンジンと会う。

母に代わって謝罪しますと言って深々と頭を下げるドンジン。

2人は距離を保って歩き、ドンジンはウジュ母をタクシーへ乗せる。


そしてヒジャの元には警察から出頭要請のメッセージが届く。

実はミナルが遺言状を隠していた件を告発していたのだ!

唖然とするヒジャ。

ウジュ一家

ウジュたちの前で、少しも気が晴れなかったと言うウジュ母。

いちばん悪いのはシム・チョルミン(夫)だと言うと、告訴はやめて、浮気されるよりも裁判のほうがツラかったと言い、ヒジャの息子にもそう伝えてきたと告げる。

ドンジン X 母ヒジャ

ヒジャはドンジンの家に戻って来ていた。

母さんも幸せになりたかったの、心を入れ替えるには手遅れよね、と言う母ヒジャに、「遅くない、今からでも幸せになれる」と言うドンジン。

ヒジャは「ありがとう」と「ごめんね」と言い。

ソヌ X ミニョン

チェソン展覧では、アート・フェアを初めてやることになり、ソヌはアートを専門とするミニョンに仕事のオファーを。

考えてみると言うミニョンに、お前もやり直す時だと言い。

自分をダメな人間だというミニョンを、もっとダメな奴は山ほどいると言って励ます。

ウジュは、母から「どんなつらいことがあっても振り返れば一瞬よ、厳しいことを言うようだけれど、それしか言えない」と言われていたことを思い出していた。

そして何もかも解決したらドンジンに食事に来るように伝えてとも。

その食事の日が今日。

ドンジンはジグと待ち合わせしギターをプレゼント。

そして花屋の前で別れ、ジグは先に家へ。

花束を購入したドンジンが家へと行くと、家の前でウジュが待っているのだった。

第16話(最終話)

ウジュがドンジンに気まずい思いをさせたくないと考えみんなを外出させていた為、家にはウジュ母とドンジンの二人きり。

僕のことはもうお気遣いなくと言うドンジンに、「食べたいものがあれば電話して、作ってあげる」と言うウジュ母。

あなたには申し訳ないし、感謝しているとドンジンに伝える。


食事を終え家を出たドンジンはウジュと近くで会うことにし、会社を辞めたことを告げる。

別れの準備ができていないウジュは少しだけ待ってと言い。


その後、ジュンに会ったウジュは、ドンジンと出会ったことは悔いてはいないけれど、葬儀場に行ったことは後悔してると話し、戻れるならばきちんと弔意を表したいと素直な気持ちを口にする。


そしてドンジンは正式に会社を退職し、社員たちに挨拶を。

部屋をそのままにしておくと言っていたソヌには、僕は戻らないと言って謝り、ソヌはこれまでの感謝を伝える。

ヒジャ X ウジュ

家の件でミナルに告発されたヒジャは、弁護士から遺言者のお子さんに嘆願書を書いてもらえれば少し有利になると言われたため、美容師のおばさんを尋ねウジュの連絡先を聞こうとする。

しかしおばさんはヒジャを無視してウジュに連絡。

今も美容院の前にいると言われたウジュはヒジャのところへ。

ウジュがドンジンの会社の従業員だったことにびっくりするヒジャ。

十分復讐できたでしょ?と悪態をつくヒジャに、私は17歳の時からずっと苦しんできたと言うウジュ。

そしてドンジンを好きなことも打ち明け、彼が傷付くとわかっていながら踏みとどまれなかったと告白。

悪いとは思わないので謝罪はしない、その代わりこれ以上おばさんを憎むのはやめます、嘆願書は郵送すると告げる。

ヒジャが「元気でね」と言って去っていくと、ウジュの目からは涙が!

ドンジン X ヒジャ

ドンジンが帰るとヒジャがいた。

ヒジャはウジュに会ったことを告げ、「あんたも彼女が好きだったの?」と聞き。

ドンジンは「彼女のおかげで初めて幸せだったし、僕のほうが好きだった」と答える。

それを聞いて何も言えないヒジャ。

お別れ

ウジュは、別れの場所に以前にドンジンがお気に入りだったと言っていた例の小道のある場所を選び連れて行ってもらう。

正体を明かせば憎まれそうで怖くて隠してたと言い、憎まないでくれてありがとうと言うウジュ。

するとドンジンは優しく微笑み「君から受けた傷よりも君がくれた気持ちのほうが大きくて憎めなかった」と言い。

「応援、慰め、愛、全てもらった。ぼくもありがとう、愛してくれて」と答える。

そして別れの時、ドンジンは最後にウジュを抱きしめ背中を優しくポンポンとする。

1年後

ヘソンの上司の代理が結婚することになり、ジュンにその話をするヘソン。

すると「結婚する?家が静かすぎて耐えられない、一緒に住めば結婚と同じだろ」と言うジュン。

ヘソンは顔をしかめ、独身主義者だと思っていたから結婚の話は禁句だと思っていたのに違うなら早く言ってよ、私からプロポーズしたのに!と言い。

互いにゾッコンだと言い2人はキスを。

ジュンが「結婚してくれる?」と聞くと、ヘソンは「うん」と答え。


一方、チェソン展覧ではペク部長が副社長となりミニョンもそこで働いていた。

ソヌとミニョンはなかなかいい雰囲気のようで。


ウジュはというと、ペク副社長の紹介で別の会社に就職して、フェアに関わる仕事をし、やりがいも感じている様子。

そして久しぶりにペク副社長とフェア会場で会ったウジュは、その後、以前暮らしていた町を1年ぶりに訪れる。

行きつけだった食堂で食事をして、ジュンの薬局を訪れるウジュ。


一方、ドンジンはキャンピングカーを走らせていた。

会社が存続の危機を迎えた時に協力してくれたカン君と一緒に仕事をしている様子。

久々にソウルに戻り、やっぱりあの食堂へ。

ソウルに来るたびいつも通っているらしい。

そしてその目は、ウジュがいるのではと期待しているみたい。

家に帰ったウジュは、ヘソンから母さんがドンジンにいつでもおかずを送るから連絡しろと言っていたことを聞かされる。

母さんがそう思ってるならだれも反対しない、2人はもう結ばれちゃいけない仲じゃないと言うヘソン。

その会話を部屋の外で耳にしたジグは、「オータムライブ」の案内のメールをドンジンに送り、ウジュにもメッセージを。

「来るか来ないか分からないけれど、姉さんはとにかく来て」と。


そしてライブ当日。

屋外で行われていた複数の無名アーティストによるライブ。

ジグの歌が始まり、ウジュも姿を見せ。

花束を持って現れたドンジンはすぐにウジュがいることに気付く。

ウジュもジグの視線の動きでドンジンがいることに気付き。

距離はあるものの見つめ合い微笑む2人。

微笑みは笑顔となり、誰もいなくなった会場で距離を保ったまま笑い合う2人。

最後、ウジュがドンジンの方へと元気いっぱいに駆け寄るのでした(*`艸´)

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感想+α

笑って終われた( ゚∀゚)

ラストシーンの話から始めちゃうけれど、瞬発力のあるウジュの駆け出しに思わず笑っちゃいました(* ´艸`)

ロマンチックではなくコミカルに駆け出し、あの勢いだとその先に待っているのは体当たり⁉それともローキック⁉

なんてことも十分あり得そうな勢いだったけれど、やっぱりドンジンがウジュを捕獲・・・それともウジュがドンジンを捕獲かな(*ฅ́˘ฅ̀*)♡

ああいう行動が、ウジュ母が言っていたウジュが見せる愛敬ってやつなのかしら⁉

なんにせよ、かわいすぎる!

最後にやっと憂いのないウジュの笑顔を見ることが出来て本当によかったです。

母の直接対決!

ウジュ母はとうとうヒジャに会いに行き決着を付けましたね。

こういうシーンでも細かいところまで気が配られていて、ウジュ母が訪ねて来たと知ったヒジャが自分の見た目を気にする当たりなんかは、少し哀れでもあり。

ウジュ母がヒジャを訪ねたのはやっぱりドンジンの存在があったからですよね。

ヒジャの息子がドンジンでなければわざわざヒジャに会いに行こうだなんて思わなかったのではないかなぁ。

そしてそれはヒジャに対する情けでもあり、娘を愛する母でもあったからでもあり、ドンジンにしてあげられることでもあったからなのだと感じました。

不幸だった母子

「僕は不幸だった、幸せな瞬間がなかった」と言ったドンジンと、「母さんも幸せになりたかったの」と言ったヒジャ。

たぶん2人が初めて交わした本音トークだったんだろうなぁ。

ヒジャはすっごく酷い女性のような扱いだけれど、私は割とよくいる普通の人だと思う。

やってることは確かに酷い、遺言状を隠して家を横取りというのもスケールはデカい。

けれどね、13年間、ヒジャなりに尽くしてきて何ももらえないってことに対して損したと感じるのは特別なことだとは思えないんだよね。

略奪愛は酷いけれど、この場合悪いのはウジュ父のチョルミンのほう。

けれどウジュが言っていたように、父親を憎むよりおばさんを憎む方がたやすかった。

だから憎まれる側のヒジャはどんどんと悪い方へと流されていくという面もあったのではないかなぁと。

シン社長と同じでヒジャにも気の毒なところがありました。

カップルとカップル予備軍⁉

ヘソンとジュンもカップルになりましたね。

ヘソンにはモヤッとするところも私はありましたが、ジュンがいいなら別にいいかと。

決してヘソンのことが嫌いなわけではなく、彼女の場合は悪意はなく誰かを傷付けてしまうタイプだと思うから。

でも今はジュンがいるから気持ちも安定するだろうし、この先はそんなこともなくなるかもしれませんね。


そしてカップル予備軍かなと思うのがソヌとミニョン。

正直に言っちゃうと、ソヌにはミニョンはちょっと高嶺の花じゃないかと思うんだよね。

だってミニョンは女子が必要なものを全部持ってる、と私は思う。

でもミニョンもちゃんとソヌの事をみようとしてるように感じたから、2人が幸せになるならそれはそれでもちろんいいんだけれど。

ミニョンはモテると思うからソヌはちょっと覚悟しないとね。

ウジュ X ドンジン

2人のシーンで私がとにかく印象に残ったのが歩く速度。

ゆっくりとゆっくりと歩く姿からは、帰りたくない、離れたくないって想いが漏れ出ていて、見つめ合うのとはまた違う切なさが感じられて。

そしてもう一つが、ウジュを抱きしめたドンジンの手が背中をずっとポンポンとしているところ。

これもウジュを安心させるためだったりするのかなぁと想像し、ドンジンの優しさを感じました。

最後に

実はこのドラマでいちばん空気を読んでいたのは弟のジグではないかと思います。

公務員試験はイヤだと言って歌手になると言いだしたジグですが、決して目立ちはしなかったけれど、彼の気づかいや優しさがみんなにとっていい潤滑油になっていたのではないかなぁと。


ドラマでは、互いに「愛してる」って言葉はなかったけれど、ドンジンがウジュに言った「ありがとう、愛してくれて」という言葉からは素直な想いが感じられ。

そして私はそのセリフに、ああ、ドンジンのくせに!と思いながら、一人でにんまり(〃艸〃)


泣かされることの多いドラマでしたが、最後は最高の笑顔でしめくくられ後味もよく。

大好きなドラマとなりました( ᴗ̤ .̮ ᴗ̤人)