あらすじネタバレ
モデル事務所では
ヴィスキーがショーを完璧にやり遂げたことを誉めるファニーだったが、ジヴァニルダ(←ラリッサのママ)を清掃員として雇った件に関しては、追い出せと命じる。
しかし、彼女はピンク・ブックの全てを知っているからむしろ賃金を上げるべきだと進言するヴィスキー。
ファニーも納得し、賃金を倍にすることに。
アントニーとファビア
アントニーはファビアに会いに行き、遠くに行くからしばらく会いに行けないと言ってお金を渡す。
ウィスキーがよかったというファビアに、ここは禁酒だから選んだというアントニー。
そして2人は泣きながら別れを惜しむ。
アントニーが帰ると、他の入所者からチップを弾めば禁制品を買ってきてくれる庭師がいることを聞いたファビアは、早速庭師からウィスキーを調達。
ブルーノのグループセラピー
ブルーノは施設でのグループセラピーに参加していた。
恋をしたが、彼女は父親が雇った売春婦だったこと。
それを知り、気分を上げるため初めてクスリに手を出し、死にかけて病院に運ばれたことなどを包隠さず話すブルーノ。
僕自身が心の痛みに向き合う必要があると涙ながらに語る。
エジエルとニナ
エジエルとニナは、食堂で共同発表する宿題をやっていた。
今回は健康的な食事を取り上げた2人。
ニナはエジエルの肥満を心配し、あなたのことを考えて調べたと言い、エジエルに気持ちを確かめる。
エジエルは愛してると告白し、ニナも私もあなたが好きだと言ってキスする2人。
アレックス邸
アレックス邸では、これからサロンでピアに会い、その後にイルダに会いに行くと話すカロリーナ。
ランウェイでのお前はとても美しくて鼻が高かった、お前は私の誇り、愛してるとアルレッチに告げる。
そしてカロリーナがサロンに行くと待っていたのはジョヴァンナだった。
ジョヴァンナは大事な話があると言ってカロリーナをカフェへと連れ出すと、いきなりあなたはバカよと言い、アレックスとアルレッチはデキていると暴露。
今すぐ行けば、2人はまだベッドにいるとけしかける。
あり得ないわと呟き、泣きながら家へと帰るカロリーナ。
足音を忍ばせアルレッチの部屋へ。
そこで2人がベッドにいる姿を目撃。
気付かれないように部屋を出るとへたり込み泣き崩れる。
しかし次の瞬間、怒りの表情に変わり、銃を手にすると再びアルレッチの部屋へ。
素っ裸のまま驚く2人。
全ては目の前にあったのに見たくなかったと話し出すカロリーナ。
私はバカじゃない、信じたくなかっただけで心の底では分かってたと言う。
愛する人たちの善良な心を信じられなければ人生に何が残るの?と言ってアルレッチに銃を向け、今度は、娘を誘惑したと言ってアレックスに銃を向ける。
そしてとうとう花瓶に発砲!
アレックスに銃を突きつけると、どうやって娘を誘惑したの?と追及。
君と知り合う前に付き合ってたと話し始めるアレックス。
いろいろな理由でケンカになり彼女は私から離れた。
彼女に拒否された為、彼女に近付くために君と結婚したと明かす。
私を愛したことなんて一度もなかったのねというカロリーナに、一度も愛していないと認めるアレックス。
カロリーナは死ぬ時が来たと言ってアレックスに銃を向ける。
するとアルレッチがアレックスの盾となり、彼を愛してるから撃たないでと懇願。
カロリーナは愛してる?と言って泣き、何度も「愛してる」と言う言葉を呟くと、2人ともこの部屋から出たら撃ち殺すと警告し部屋を後にする。
私のせいだというアルレッチに、最悪の時は過ぎたというアレックス。
カロリーナは、アルレッチに愛してるという手紙を遺し、こめかみを撃ち抜き自殺を図る。
銃声を聞き駆け付けるアルレッチとアレックス。
アルレッチは死なないでと言って泣きながらカロリーナに縋り、天を仰ぐのだった。
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感想 ~愛してるという凶器、あるいは狂気、そして最後は悲劇~
とうとうこの時がやってきた。
カロリーナの恋が始まったのが第17話だったから、ここまで来るのが実に長かった。
私は散々感想で書いてきたけれど、カロリーナが嫌いだった。←私だけかもしれないけど
そしてこんな最期を迎えたカロリーナのこと、やっぱり嫌いだ!
ズルい、ズルい、ズルい、ズルい!
アルレッチとアレックスの関係をどこかで感じていながらずっと目を背けてきた。
それは自分が見たくなかったからで、それでいてアルレッチのことを愛してるや信じてる、いい子だと言う言葉で罪悪感を植え付け続けた。
母親のズルさだと思う。
あんなに時間をかけながら結局向き合うこともできずに死を選んだ。
私はバカじゃないって言ってたけど、大バカよ!
死を選んだのだって、これ以上惨めになりたくはなかったからではないのか?
アルレッチのことを愛してるって言うけれど、本当に愛してるなら死を選べないと思う。
だってカロリーナが死んだらアルレッチは独りぼっちになるじゃない。
それに自分のせいで母親が死んだとなると、アルレッチが背負う心の傷のことは考えたのか?
自分のことしか考えられず、考えが至らなかったのならやっぱり大バカだと思う。
結局カロリーナは何も知らずに死んだ。
アルレッチが家計を助けるために売春してたこと、イルダの命が長くないこと。
もしかして気付いていたのかもしれないけれど、だとしたら目を背けたってことになるのかな。
死なれてはもう何もわからない。
もし、アルレッチの売春が発覚した時に、イルダがカロリーナに話していれば違う未来があったのかしら?
一方、ブルーノは立派だった!
カロリーナが死を選んだのとは対照的で、生きるために施設に入りセラピーを受け、自分の行動の全てを受け入れようとしている。
そして克服しようとしている。
本当なら話したくはないようなことを全て明かして前へと歩み出した。
凄い強さだと思う。
逆に心配なのはファビアなのよね。
アントニーはクズよ、しかも努力型!
でもね、母親のことは本当に心配している。
なのに・・・ウィスキーを手に入れちゃったね。
イヤな予感しかしないんだけど(;´・ω・)
だけどそれがファビアにとっての幸せなら、それはそれでこっちはアリかなとも思う。
アントニーはもう十分に親孝行はしてると思うから。
そして、わからんことが一つ。
エジエルとニナのまさかの両想い。
なぜこのタイミングで?
もしかしてドッキリなのかと勘繰ってしまう。
まぁ、でもこれが普通の高校生ってやつよね。
中身を知って相手を好きになる。
2人の関係には全く興味はないけどね。
そしてそして、次回はいよいよ最終話。
カロリーナの自殺の理由の説明とか、アントニーのパリ行きとか、どう決着をつけるのか?
あと1話でまとめきれるのかしらねぇ。