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クラリス 第4話 光と影 あらすじ感想

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クラリス 第3話 殺人者との対峙 あらすじ感想 - 夜更けに海外ドラマ


それでは、第4話のあらすじと感想です。

あらすじネタバレ

連続殺人事件の重要参考人を連行したViCAPだったが、取り調べ中に容疑者のウェリグが毒殺され責任を問われることに。

捜査を行うのはクレンドラーの同期でもあるアンソニー・ハーマン。

どうやらクレンドラーのことが嫌いらしく、どうしてもクビにしたい様子。

チームは内勤を命じられ、オフィスはハーマンたちに占領される。


そしてメンバーそれぞれ聴取が行われる中、ハーマンはクラリスにいい条件を出して引き抜こうとし、クレンドラーには問題があると言わせようとする。

しかしうまく行かず作戦を変更。

クラリスの友人であるアーデリアに、誰が侵入者を許したのか、ViCAPを調査するようにと指示。


現場への異動を希望するアーデリアにとってはまたとないチャンス。

ハーマンは信用できないと助言するクラリスだったが、アーデリアはヤル気満々。


その後、黒幕を捕まえて事件を解決するしか道はないと思ったクラリスは、同僚のトリパティと共に、レベッカの上司に話を聞きに行く。

そこでトリパティが、レベッカが捜していた人物がマリリン・フェルカーであることを突き止める。

それは被害者が参加していた臨床試験の担当医師の名前。


一方、アーデリアは保安担当のヘインズのところへ行き、防犯カメラ映像とログを確認。

その最中、クレンドラーがシステムに侵入し、ログを改ざん。

どうやら誰かを守るために自分が責めを追うつもりらしい。


オフィスに戻ったクラリスたちは、マリリン・フェルカーのことを調べ、5年前に医師免許を取り消されていたことを突き止める。

そこへマリリンの双子の妹だというルアンヌから電話がかかってくる。


早速、ルアンヌが勤めている昏睡状態の患者のための施設へとやってきたクラリスとトリパティ。

ルアンヌは看護師をしていて、医師のマリリンからはいつも見下されていたと話す。

マリリンの行方については、ガーナで臨床試験をしてると聞いたのが最後らしい。


一方、アーデリアは偽弁護士と偽警官の名前を突き止めていた。

そこへヘインズがやってきて、金曜の夜の黒人同盟の集まりに誘われる。

活動には敬意を払うけれど私はいいいと断るアーデリア。


オフィスでは、エスキヴェルが偽警官の社会保障番号と名前を突き止めるが、マイク・ディアスは既に死亡。

しかし、先週口座を開いていた。


クラリスは、なぜハーマンがViCAPの調査をするのかとクレンドラーに疑問をぶつける。

同期で恵まれていた私を嫌っていると話すクレンドラー。

そしてクラリスにつらく当たったのは、ビル事件の恨みではなく、誰も呼ばず援護もない状況で一人でビルの家に乗り込んだことが理由だったことを明かす。

下手すれば君だけでなく捜索で仲間も死んでいたかもしれないと言い、この仕事では決してスタンドプレーをするなと助言。


その後、アーデリアを呼び出したクラリスは、これをハーマンに渡せばクレンドラー外しに利用されると言って調べた情報を渡そうとする。

すると、やっと巡ってきたチャンスなのに、情報をもらったと知れたらすべて水の泡になると言って怒り、恵まれたあんたとは違うと言うアーデリア。


そして、チームでマリリン・フェルカーの自宅を突撃したクラリスたち。

そこに人影はなく、絵画の裏からウェリグが殺した3人とレベッカの名前が書かれたメモが見つかる。

棚からはウェリグを殺した毒物も!

ディアスとマリリンの繋がりに、出来すぎてると口にするクラリス。


オフィスでは、アーデリアが調査の結果をハーマンに報告するが、証拠はエディに渡すように言われる。

私の成果だと食い下がるアーデリアだったが、ハーマンからは「組織に尽くしたな」と一言だけ。


ハーマンは、ログを改ざんした証拠をクレンドラーに付きつけ満足気だったが、そこへ電話がかかってくる。


心配そうにしていたクラリスたちの所に戻ったクレンドラーによると、検視の結果、ウェリグの死因は脳卒中で毒物は致死量ではなかったとのこと。

どうやら権限のある人間が手をまわしたらしくViCAPはお咎めなし。

その後、マーレイと2人きりになったクレンドラーは、権力のある人間が裏で動いていて、恐ろしいのは何もわからないということだと言い、我々に手を引かせようとしている、闇は深いぞと話す。


一方、クラリスは一人で調べを進め、マリリンが3日前にブエノスアイレス行きを購入したが搭乗記録がないことを突き止める。

そしてアーデリアのところへ行きマリリンはまだ国内にいるはずだと言って調査を依頼。

「ハーマンに利用された」と言うアーデリアに「みんながね」と言うクラリス。

アカデミーでは次席で卒業したのに活躍の場は与えられないと口にし、クラリスに対しては「あんたはいつも心の赴くままに行動し想いを現実にする、悔しいほどにね」と話す。

「傷つけてごめんなさい」と言うクラリスに「仕事して」と言うアーデリア。


その後、一人でもう一度ルアンヌの勤める施設へと来たクラリス。

そこでベッドに横たわる女性の1人がルアンヌにそっくりなことに気付き「FBIよ」と話しかけるも、後ろからルアンヌ(マリリン?)に何かを打たれ意識を失うのだった。

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感想 ~クラリスとアーデリア~

クラリスは、クレンドラーにスタンドプレーはするなと助言されたところなのに、一人でまたルアンヌのところへ行ってしまいましたね。

危険だとは思ってなかったのかもしれないけれど、もう夜だし、次の日に誰かと一緒に行けばいいものを。

クラリスに注射したのがマリリンで、ベッドで眠っていたのが本物のルアンヌだったのかな?

だとしたら、最初からずっとルアンヌとではなくマリリンとやりとりしていたってことよね。

マリリンはわざわざ自分から電話したってことなの?

こういう人の心理って本当にわかりません。


一方、アーデリアはやっと現場へと出るチャンスが巡ってきたと思って頑張ったのに、結局はハーマンに利用されただけでした。

ハーマンのような人ってどこにでもいますよね。

しかも結構な割合で蔓延っています。

賢いアーデリアなら、心のどこかで利用されてるだけだと薄々は感じていたと思うのですが、今度こそ望む部署に異動できるかもしれないという希望に縋りたかったのかな。


そして、クレンドラーがクラリスにつらく当たっていた理由も明らかになりました。

クレンドラーからしたら一人で自由に行動するクラリスは、チームにとって危険分子でしかないと判断したんでしょうね。

誰かを危険にさらすかもしれないって考え方、クラリスのような人に理解できるのかなぁ。

頭では分かっていても、目の前にエサが見えた途端、そんなことはクリアになり突っ走るんじゃないかと思います。

しかも本人は悪いなんて思っていない。

自分の信じる正義がすべてで、忖度なんてないんだろうなぁ。

パズルを解いているあいだは、夢中で駆け抜けるのみって感じ。

救いはクラリスが優秀だってことくらいですかね。

凡庸な私は、今日も仕事に行き、多少の忖度もしつつ疲れて帰ってきましたよ、っと。


第5話の感想はコチラ
クラリス 第5話 恐怖の一夜 あらすじ感想 - 夜更けに海外ドラマ