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ジャスティス 彼らの選択 第13話 あらすじネタバレ感想 ヴィセンチに改心は無理だと思う

前回のヴィセンチ編の感想はコチラ
ジャスティス 彼らの選択 第9話 あらすじネタバレ感想 なんでそうなる??? - 夜更けに海外ドラマ


それでは、第13話のあらすじと感想です。

あらすじネタバレ #13 ヴィセンチの改心

前回、エリーザとキスを交わしたヴィセンチは、エリーザの家に泊まり関係を持ってしまう。

そして翌朝、怒り狂った妻のレジーナがエリーザの家に乗り込み、エリーザのことを酷く罵る。

取っ組み合いになるところをヴィセンチが抑え、レジーナを外へと連れ出す。

一人になり、「私は何てことを」と呟くエリーザ。


ヴィセンチも、「大きな過ちを犯した」と妻に謝罪するが、家を追い出されてしまう。


一方、エリーザは出版記念イベントでサイン会をしているエイトールのところへ。

すると受付をしていたサラ(エイトールと関係を持った学生)がエリーザに接近。

車に置いてあった下着の持ち主だと気付いたエリーザは、「挑発してる?」とサラに言い、2人は言い争いに。

エイトールが止めに入り、エリーザを外へと連れ出す。


「あの子と寝たのね」とエイトールを責めようとするが、すぐに「私のほうが酷い、私は大きな過ちを犯した」と言って泣くエリーザ。

エイトールはサイン会を切り上げて不安定なエリーザに付き添うことに。


ヴィセンチは、後見人のアンテノールの元を訪ねていた。

父親から全てを奪った男だという苦々しい気持ちを抑え大金を受け取る。


翌日、娘のイザベラを学校に送るために妻の元へ。

アンテノールのところへ行ったことを話し、不本意だが受け取ってくれと言ってレジーナにお金を渡す。

そして信頼を取り戻したいというヴィセンチに、「修士課程の試験、頑張ってね」と言って送り出すレジーナ。


一方、エリーザは娘のイザベラが撃たれた時のことを思い出していた。

銃をケースに入れ、エイトールが見守る中、銃を橋の上から川に投げ捨てるエリーザ。


ファッチマと買出しに来ていたレジーナは、堪えきれずに泣き出してしまい、全ての事情を知っているファッチマに、「嫌いになれたらいいのに」と心情を吐露する。

すると、「心の声に素直に従うのよ」と助言するファッチマ。

許し許されることで自由になれると話す。


そして修士課程の試験を終えたヴィセンチは見事に合格。

レジーナに電話し、「君が支えてくれたおかげだ、俺はダメな人間だけど君を愛してる」と伝える。

娘のイザベラにも喜びを伝えるレジーナ。

今夜は3人でお祝いをすることに。


エリーザもヴィセンチに「おめでとう」と伝えるが、私が指導教官にならないほうがいいと言ってこれからは少し距離を置くことに。

そしてエリーザのことを車で送ることにするヴィセンチ。

服役中はレジーナの愛に救われこと、出所後のほうが大変でそれでも人生は続いていると話す。

すると、「あの事件は忘れない、許すのは私じゃない、神か他の誰かよ」と言うエリーザ。

その直後、十字路で追突事故を起こしてしまう。

救急に電話をかけるエリーザだったが、今にも死にそうなヴィセンチを前に何も言えず電話を切り、そして泣き出す。

そのまま息絶えたヴィセンチ。

その後、救急車が到着。

エリーザはどうやら軽症のよう。


一方、ヴィセンチの帰りを待っていたレジーナは、電話をかけてメッセージを残す。

娘のイザベラもパパのために親子3人の絵を描いて待っていた。


後日、レジーナとイザベラ、ファッチマが見守る中、墓地に埋葬されるヴィセンチ。

そこへエイトールと共に現れたエリーザ。

レジーナにお悔やみを言うエリーザだったが、「あなたは夫の死に関わった、私にはわかる」そう言って去って行くレジーナ。


家に戻ったエリーザは、イザベラの荷物を整理して寄付に出す。

一方、レジーナは銃を手に射撃の練習をしているのだった。

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感想

こんな言い方をするのは良くないかもしれないけれど、ヴィセンチは今しかない、っていういいタイミングで亡くなったと思う。

私は自分が死ぬときってどんな時だろう、って考えた時、意外と満たされた瞬間にそれはやって来るんじゃないかなぁと思っていて、ヴィセンチの亡くなったタイミングがまさにソレ。

過ちを犯し服役し、服役後、自分が殺した恋人の母親と関係を持つというとんでもない間違いを犯したにも関わらず、それを許す空気が流れていて、おまけに修士課程の試験にも合格。

さぁ、これからって時にあっけなく亡くなってしまった。

本人も改心したつもりだっただろうしね。

ただ、いくらヴィセンチが改心したつもり、するつもりだったとしても、彼には無理だったんじゃないかなぁって私は思う。

また同じ過ちを繰り返したんじゃないかなぁと。

どうしてもヴィセンチの中に強さがあるとは感じないんだよね。


そこで気の毒なのが妻のレジーナなんだよね。

服役中のヴィセンチと結婚し一人で出産、家計を支えてきた女性。

なのに、出所した夫は浮気、それもこともあろうに自分が殺した恋人の母親と。

この怒りをぶつける矛先も必要になるよね。

2人の娘のイザベラが、もうケンカしないで、ってパパにもママにもお願いしていたけれど、こんな形で願いが叶うとは。

2人はケンカしたくてももうできない。

最後、レジーナは射撃の練習をしていたけれど、娘を殺された時のエリーザをトレースしてるみたいだった。


そしてエリーザも不安定でしたね。

ヴィセンチを許すことで立ち直ろうとしていたけれど、ヴィセンチと関係を持ってしまい、不安定さに拍車がかかってしまった。

けれど幸いなことに、エイトールがそばにいてくれました。

互いに一度は浮気したものの、プラマイゼロってことかな。


ヴィセンチの死がエリーザにもたらしたものは解放。

私の目にはそう映りました。

それにヴィセンチって、考えれば考えるほど悪い男だと思うのよね。

ただ、分かりやすい誰が見ても悪い人って感じじゃないのが性質の悪いところ。

本人にも自覚ナシ。

この先、人生が続いていたとしても、レジーナが望むような改心は無理だったのではないかなぁと、私は思います。


このヴィセンチ編での救いは、レジーナがヴィセンチに対して怒りを抱えたままではなく、浮気を許して再出発しようとした後にヴィセンチが亡くなったこと。

でもその代償もあるわけで・・・

最後に射撃の練習をしていたけれど、娘のイザベラちゃんがいることだし、友人はファッチマ、なので彼女が道を踏み外すことは私はないと思います。


第14話(ファッチマ編)の感想はコチラ
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