夜更けに海外ドラマ

海外ドラマのあらすじと感想を中心に、時々映画や国内ドラマの感想も書いています。

ジャスティス 彼らの選択 第2話 あらすじネタバレ感想 良識あるペットを飼う人たちにも謝れ

同じ日に逮捕された4人を描く物語。

第2話目に登場するのはファッチマ。

夫・ヴァウジールと、まだ幼い娘・マヤラ、息子・ジェズスと暮らす普通の主婦。

1話目で登場したエリーザの家のメイドをしています。

そして夫は、ヴィセンチの父親が経営していたバス会社の運転手。

隣に犬を連れた警官・ドウグラスが引っ越してきたことで悲劇が起こるのですが・・・


それでは、第2話のあらすじと感想です。

あらすじネタバレ #2 ファッチマの悲劇

庭で大勢を招き、娘のマヤラの誕生日パーティーをしていたファッチマ。

しかし隣に越してきた警官・ドウグラスの連れていた犬が乱入しパーティーは滅茶苦茶に。

そしてその日の夜、またしてもドウグラスの犬がファッチマの家に侵入し、庭で飼っていたニワトリを噛み殺してしまう。

我慢ならなくなったヴァウジールは犬を外に出すなとドウグラス家に怒鳴り込み、ドウグラスも犬を中に入れるのだが、その後、セクシーな妻・ケレンから犬を中に入れるなと言われまた外へ。


その後もまたトリたちを襲われ苦情を言いに行くヴァウジール。

しかしドウグラスは金を払えばいいだろうと言って開き直り取り合わない。


一方、バス会社では賃金未払いのためにストが起きていて従業員たちはバスに放火。

そのニュースをエリーザの家で仕事中に目にしたファッチマ。

夫がバス会社で運転手をしているため、早退を申し出るファッチマだったが、塗装業者と2人きりになるのがイヤなエリーザは許可をせず。


ヴァウジールは、同僚たちがストを決行する中、バスを運行。

後ろから車に煽られたため、追い越させまいとするが結局は追い越され、その直後その車は女性をひき逃げ。

女性はまだ息がある様子。


ファッチマが子供たちを連れてヴァウジールを迎えに行くと、スト破りをしたヴァウジールは同僚とケンカをしていて、家族の目の前でナイフで刺されてしまい、病院の集中治療室に。


そしてその日の夜、子供たちの悲鳴で目を覚ましたファッチマは、庭でドウグラスの犬に襲われている子供たちを目にし、銃を持ちだす。

ジェズスがケガをしていたことに我慢ならず、犬を連れ戻そうとするドウグラスの前で犬を射殺。


翌朝、犬を射殺した件で家宅捜索を受けると、庭から1キロの麻薬が発見される。

もちろん身に覚えがないファッチマはワナだと訴えるが、手錠され連行される。

それを隣の家から見ているドウグラス。

それに気付いたファッチマは、何もかもあの犬が悪い、ハメたのねと言い、思い知らせてやると叫ぶ。


そして逮捕。

新聞には「犬を殺した女は密売人」と書かれていた。

残された子供たちは2人だけでバスに乗りどこかへ。


7年後の2016年。

ファッチマはようやく出所。

家族の迎えはなく、家に戻るとそこは廃墟と化していて誰もいない。

涙を流すファッチマ。

隣にはまだドウグラスが住んでいて、俺が庭にコカインを埋めてハメたと言い、全ては犬を射殺したファッチマが悪いと毒づく。

アル中なのか足元はフラフラ。

ファッチマは「疫病神め、出ていけ」と言ってドウグラスになたを突きつけるのだった。

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感想

1話目は誰にも共感できなかったけれど、今回のファッチマにはかなり同情。

そして腹立たしいのはドウグラス。

仮にも警官なのに、証拠品を捏造して主婦をハメるだなんてとんでもないクズ。

元はと言えば、自分がきちんと犬をしつけていないのが発端なのにね。

ジェズスにケガさせるまでに、既にトリを4羽も襲い殺しているのに全然改善しなかった。

はっきり言って自分で飼い犬を殺したも同然。

それにファッチマ家のニワトリやアヒルだってきちんと名前をつけられたペット。

犬は危害を加えられても殺したらダメで、トリは殺されてもいいって考え方が本当にバカな男。

ファッチマはちっとも悪くない。

もしも自分の幼い子供が大きな犬に襲われているのを見たら、銃社会に生きる大半の女性はファッチマと同じ行動を取ると思う。


しかもファッチマにとっては、夫のヴァウジールがナイフで刺されるという悲劇の直後の出来事。

子供たちは自分が守るって気持ちも当然あったはず。

そんなときにバカな警官にハメられるだなんて、こんなことがあってもいい訳なんて一つもない。

それにあのセクシーな嫁はなんだ?

そんなに大切な犬だったのに、嫁に臭いから外に出せとか言われて言いなりなんて、それで犬を大事にしてると言えるのか?

都合のいいときだけかわいがるなんて、典型的なダメな飼い主。

ファッチマをハメたこの罪は、もし真実が明るみになったとしても、ファッチマが失った7年を考えると、全然釣り合いが取れないと思う。

ファッチマが逮捕され、残された子供たちがバスに乗ったのも気になります。


そして7年後に出所したファッチマ。

バックには「ハレルヤ」が流れてました。

やっぱりハレルヤの曲は印象に残ります。

ファッチマとしてはやっとこの日が来たってことなんでしょうか。

けれど家族の姿はなく家は廃墟。

全く悪いと思っていないドウグラスから俺がハメたと言われても、そんなん知ってたしさらに気分が悪くなるだけ。


第1話目はどちらかと言うと比較的富裕層に位置する人物だちの話でしたが、今回は雇用される側のお話。

7年という月日で荒廃しきった家を見て経済格差も感じました。


そしていちばん気になるのはファッチマの家族の行方。

ちゃんとファッチマの居場所があればいいのですが・・・ちょっと心配です。


第6話のファッチマ編の感想はコチラ
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主な出演者

  • ファッチマ:アドリアーナ・エステベス
  • ヴァウジール:アンジェロ・アントニオ
  • ドウグラス:エンリケ・ディアス