夜更けに海外ドラマ

海外ドラマのあらすじと感想を中心に、時々映画や国内ドラマの感想も書いています。

コッソンビ熱愛史 第1話~第10話 あらすじネタバレ感想

ご紹介するのは、韓国ドラマ「コッソンビ熱愛史」

話数:全18話

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コチラは、科挙を受ける士人専門の宿・二花院イファウォンを営む両班の娘、ユン・ダノと、そこに宿泊する何やら訳アリの士人3人が繰り広げる、ロマンスに政治も絡む史劇。

タイトルの「コッソンビ」というのは「イケメンの士」という意味だそうで。

二花院イファウォンを営むユン・ダノを演じるのは、シン・イェウン。

宿に宿泊する科挙を受ける士人、カン・サンをリョウン。

チョン・ユハをチョン・ゴンジュ、キム・シヨルをカン・フンが演じています。


それでは、第1話~第10話までのおもな出来事のあらすじと感想です。

  出典元:https://www.amazon.co.jp/

あらすじネタバレ 第1話~第10話

始まりは13年前

13年前、父が亡くなった喪中の夜、まだ幼かったユン・ダノ(シン・イェウン)は、犬小屋に隠れていた少年を一晩匿うのだが・・・

実はその少年、廃世孫のイ・ソルで、その夜、両親を殺害され命を狙われていたのだ。

ダノから名を聞かれ、次に会った時に教えると言って屋敷を出たソル。

二花院

そして現在、乳母のナジュ(イ・ミド)と士人専門の宿・二花院イファウォンを営むダノだったが、宿は離れに女性の幽霊が出ると噂されており、格安にも関わらず宿泊するものはおらず。

唯一の宿泊客は、万年科挙に落ちている長期宿泊客のユク・ユクホ(イン・ギョジン)と若い士人のチョン・ユハ(チョン・ゴンジュ)のみ。

そこへ、ダノの努力の甲斐⁉あって、士人のカン・サン(リョウン)とキム・シヨル(カン・フン)も宿泊客に。

2人に決して離れには近づかないことを約束させる。

廃世孫イ・ソルの捜索

かつて、兄の世子イ・ピョンと弟の大君を殺し玉座に就いた王のイ・チャン(ヒョヌ)は、左議政のシン・ウォノ(アン・ネサン)にイ・ソルの捜索をさせていたが未だに見つかっておらず。

科挙のために漢陽に集まった士人たちにの中に身を隠したのではないかと推測され。

左議政シン・ウォノは、漢城府の判官、チャン・テファ(オ・マンソク)に命じ、イ・ソルを捜索させていた。

チャン判官は、唯一、イ・ソルの顔を知る当時の尚膳、ノ・ソンギル(イ・ジュニョク)を捜し出し、片っ端から中村にある宿に宿泊している士人の顔を確認させるもイ・ソルは見つからず。

最後に二花院イファウォンへと行くのだが・・・ここにもいないと言うソンギル。

チャン判官の胸の内

8年前、ソンギルを使ってイ・ソルをおびき出し亡き者にしようとしたチャン判官だったが、ソルがピンチに陥ると彼をを守る番人と呼ばれる黒ずくめの男性が現れ、ソルを狙った刺客の六人会は全滅。

その中にはチャン判官の息子の姿も!

その際、番人と剣を交えるチャン判官だったが敵わず、頬に刻まれた傷あとはそのときのもの。

恨みを募らせ復讐をしようと目論んでいた。

借金

二花院イファウォンには、突如借金取りがやってきて、その額なんと馬蹄銀100両(゚д゚)!

借金取りは妓房の富営閣プヨンンガクから来たと言い、払えなければ宿を失う大ピンチ!

どうしても二花院イファウォンを失うわけにはいかないダノは富営閣プヨンンガクの女主人、ファリョンに会いに行き、貸主がチャン判官だということを知る。

真偽を確かめるためチャン判官に会いに行ったダノは、亡き父が書いた借用書を見せられ。

そこで宿を守るため、借金の代わりに自分が消えた玉塵(←美しい塵、雪(ソル)の異称)イ・ソルを見つけ出すと取引を持ち掛け一か月の猶予を貰う。

イ・ソル捜しを始めるダノ

玉塵を捜すダノは、彼が13歳の時に養子に出されたことと、くるぶしに赤い斑点があることを突き止め。

ダノが玉塵捜しをしていると知ったサン、ユハ、シヨルの3人は、あまりにも危険なためやめさせようとするが、ダノが聞き入れないため自分たちも協力することに。

しかしその過程で、サンが毒矢を受け命の危機に陥ったり、シヨルが玉塵ではないかと疑ったチャン判官が私邸でシヨルを拷問して番人をおびき寄せようとしたりと危険が相次ぎ。

サンが番人ではないかと疑念を持ったダノは、サンをチャン判官に差し出すわけにもいかず。←恋してるからね(〃艸〃)

二花院イファウォンを手放すことを決心し、3人には告げずに寺に身を寄せることに。

ダノが二花院イファウォンを手放したくなかった理由・・・それは離れに姉のホンジュを隠していたから。

実は姉のホンジュは、8年前に番人に殺されたチャン判官の息子との結婚を控えていたのだが、彼があんなことになり。

息子の後を追うように迫るチャン判官から逃れるために死を偽装していたのだ。

彼女が離れの幽霊の正体だった。

木人会とユハの秘密

巷では、暴君イ・チャンを排除し廃世孫イ・ソルを玉座に望む声が高まり、「三韓秘記」という書物が出回っていた。

三韓秘記 → 民が蜂起したとき東から来た真人が王になると書かれており、その真人というのが廃世孫イ・ソルを指し示しているようで、王イ・チャンはそれを恐れている様子

その勢力を司っているのが木人会。

実はユハもその一員。

しかもユハには出生の秘密があった。

チョン・ユン大監の庶子として過ごしてきたユハだったが、実は、世子イ・ピョンの隠し子でソルとは異母兄弟(゚д゚)!

ずっと隠されてきた存在だったのだ。

世子イ・ピョンの息子だということを証明する髷留め(牙の形をした)を養母から受け取っていた。

左議政シン・ウォノの思惑

表立っては王様に従っているウォノだったが、実は木人会を援助しているのはウォノ!

そしてウォノに協力しているのは、富営閣プヨンンガクの女主人、ファリョンだった。

偶然ユハが、チョン・ユン大監の庶子だと知ったファリョンは、ユハが世子イ・ピョンの隠し子だと気付き・・・

しかもそれだけではないようで、明かしはしなかったけれど、どうやらユハの実母っぽい。

ユハにイ・ピョンが遺した書を渡す。

そしてシン・ウォノの考えはというと、ユハをイ・ピョンの隠し子としてではなくイ・ソルだと偽り、木人会の長だったことにして玉座に就かせようと目論んでいた。

チャン判官に捕まるダノ!

二花院イファウォンをを出てチャン判官の手から逃れていたダノだったが、とうとうチャン判官に捕まってしまう。

大事に持っていた竜の絵が描かれた輪図ユンド(羅針盤)を取られ。

しかもその輪図には廃世子イ・ピョンの名が刻まれていたことから激しい追及を受けるダノ。

首を絞め上げられたダノは、幼い頃に玉塵を匿ったときに貰ったものだということを話してしまう。

その直後、ダノが捕まったと知ったユハが馬蹄銀100両を用意し、チャン判官のところへ。

借金を返しダノと二花院イファウォンを取り戻す。

イ・ソルの正体が明らかに!

サンの部屋で「三韓秘記」の本を見つけたダノは、ページの隅に描かれた犬小屋の前にいる少女と少年のパラパラ漫画を目にして驚き。

科挙の試験に合格し戻ってきたサンにその絵を見せると、サンは自分がイ・ソルであることを認め、内禁衛(王の護衛)に入り俺の手で王を断罪すると語る。

心配するダノだったがサンの決意は固く。

そして禁軍衛での新人の歓迎会のようなものが富営閣プヨンンガクで行われ、たらふく飲まされたサンは酔っぱらってしまい、介抱してくれた妓生のバンヤにくるぶしの赤い斑点を見られてしまう。

実はバンヤは元両班のお嬢様。

ダノがイ・ソルの正体を知っていると確信しているチャン判官から、ダノと友達になり探るように言われておりその見返りとして免賤も約束されていた。

番人の資金源

長年、番人に資金提供をしていたのは大妃(ナム・ギエ)だった。

それはいつか、番人を通じ廃世孫イ・ソルに会えるかもしれないという期待もあってのこと。

しかし、いつも資金を運んでくれていた信頼できる女官が姿を消し←王イ・チャンが殺害

かつて、イ・ソルを裏切った元尚膳のソンギルが最も疑われないだろうと考え、彼に資金を運ばせることに。

ソンギルの決断は?

左議政ウォノ、ユハ、ファリョンに呼び出されたソンギルは、まげ止めを見てユハが世子の隠し子の王孫であることを確認。

ユハがイ・ソルにになりすまし玉座に就く決意を聞かされ、王様につくか自分につくかの決断を迫られる。

宮廷に呼び出されるダノ

チャン判官から、ダノが輪図を持っていて13年前にイ・ソルを匿ったことがあると聞いた王イ・チャンはダノを宮廷へと呼び出し。

ダノの態度からそれは真実だと確信。

ダノを再三宮廷に呼び出すことで、ソルを刺激しおびき出そうと目論んでいた。

禁軍衛として近くで見守ることしかできないサンは気が気ではなく。

番人の正体が明らかに!

以前、サンの友だと証言した男が官職を買おうとした罪でチャン判官の部下に捕まり。

そのお金のでどころがサンが養子であることを隠した対価だと証言!

そこで友の男の名で、金を持って西江へ来いとサンを呼び出し。

金を持って行ったサンはチャン判官の部下たちに取り囲まれてしまう。

本当の名を聞かれ、「俺の名を知れば死ぬ」と警告するサン。

しかし、お前がイ・ソルかと言って斬りかかる部下たち。

そこへ黒ずくめの番人が現れ全員を斬り殺す。

サンは番人に「顔を見せよ」と命令し、跪いた番人が布を取ると、その正体はシヨルなのだった!

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感想+α

政治とロマンスの2本立て

タイトルから、ロマンス中心のドラマなのかと思ったら、予想外のよい裏切り。

ロマンスはゆっくりと。

そして政治は待ったなしってところかな。


とりあえず人材は豊富!

玉座を安泰にしたい王イ・チャン、木人会を使って王を挿げ替えようと目論む左議政シン・ウォノ、唯一、廃世孫イ・ソルの顔を知るノ・ソンギル、8年前に息子を番人に殺され復讐しようとしているチャン判官。


女性だって負けてはいない。

チャン判官の味方なのかと思っていた富営閣プヨンンガクの女主人ファリョンは実は木人会の協力者、生まれたのは女児だったのに、男児を産んだと偽り欺き子供を取り換えた野心家のパク貴人、番人を援助し続けている大妃、そして妓生に身を落とした元両班のバンヤ。


みなさんそれぞれ思惑があるんだけれど、それがイイ感じの絡み具合。

それというのも、消えた廃世孫イ・ソルという存在が中心にドーンとあるからなんだよね。

序盤はちょっとイマイチかなと思ったんだけれど、話数が進むごとに盛り上がってまいりました!

ロマンスはコント風⁉

もちろんロマンスもあります!

両想い組のダノとサン、ダノの姉のホンジュとシヨルもイイ感じ。

そして誰も傷付けないナジュとユクホカップル⁉

通じ合う想いあれば一方通行な想いもあり。

ダノに想いを寄せるユハ、バンヤもどうやらサンに想いを寄せているようで。

この二人がこの先どんな行動をとるかも気になるところ。

けれど今は、想いが通じ合っているように見えるカワイイ2組のカップル、ダノXサンとホンジュXシヨルがとにかく可愛らしい。

ダノのあわわな照れ方が最上級のカワイイ新喜劇みたい(〃艸〃)

ホンジュの透明感もすごくて瑞々しい。

ふざけているようで実はちゃんと見守っているシヨルのスタンスもイイですね。

3人の士人

サン、ユハ、シヨルの素性がとうとう明らかになりました。

サンは廃世孫のイ・ソル(玉塵)

ユハは、世子の隠し子、なのでソルとは異母兄弟ってことでいいんですよね。

そしてシヨルは凄腕の番人でした。

振り返ってみると、何気にサンへのボディタッチが多かったシヨル。

序盤からケガしてないかと聞いてみたりもしてました。

ボディタッチもふざけてるのではなく、ケガがちゃんと治っているかを確認していたんですよね。

番人として生きるシヨルが、ずっと離れに隠れていたホンジュに、立場は違えど親近感を感じ気にかける気持ちが少しわかるような気がします。

どうするソンギル⁉

私が特に気になるのは、元尚膳のソンギル!

唯一、イ・ソルの顔を知る人物。

それが彼が生かされている理由。

二花院イファウォンで、ソルが廃世孫だとチャン判官の前で言わなかったのは、情なんかじゃなく自分の価値を知ってたからだよね。

もしあの場で証言したら生かされる理由を失ってしまうんだもの。

だから彼がこの先、損得勘定を優先させるのか、それとも情を選ぶのかが私は気になってしまいます。

最後に

ウキウキ感あるドラマタイトルとは違い、ストーリー展開はどんどんと危険な兆候に!

この先は・・・

もうイヤな予感しかしない。

全員無事では済まないだろうという考えがどうしても拭えません。

もしも丸く収まる方法があるとするならば、サンが即位しないことくらいしか浮かばない。

そんな選択、果たしてあるのかなぁ。


第11話~第14話の感想はコチラ
コッソンビ熱愛史 第11話~第14話 あらすじネタバレ感想 - 夜更けに海外ドラマ

主な出演者

  • ユン・ダノ:シン・イェウン
  • カン・サン:リョウン
  • チョン・ユハ:チョン・ゴンジュ
  • キム・シヨル:カン・フン
  • ナ・ジュテク:イ・ミド
  • ユク・ユクホ:イン・ギョジン
  • ファリョン:ハン・チェア
  • バンヤ:ファン・ボルムビョル
  • チャン・テファ:オ・マンソク
  • イ・チャン(王):ヒョヌ
  • パク貴人:キル・ウネ
  • 大妃:ナム・ギエ
  • ノ・ソンギル:イ・ジュニョク
  • シン・ウォノ(左議政):アン・ネサン