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ミステリと言う勿れ 第11話 あらすじ感想 整OUT、我路IN - 夜更けに海外ドラマ
それでは、第12話(最終話)のかんたんなあらすじと感想です。
あらすじ
美術展での鑑賞を終え、東京へと帰るために新幹線に乗車した久能整(菅田将暉)。
遅れて隣の席に美樹谷紘子(関めぐみ)が座る。
悪気はなく彼女が見ていた手紙が目に入った整は、手紙の文言ではなく、散りばめられたイラストが暗号になっていることに気付き、思わず「なごやにはくるな」と口にする。
手紙に書かれた文言とは正反対のことを言われ驚く紘子に、それぞれのイラストの頭文字を並べた暗号だと教える整。
すると紘子は、他の手紙の束を取り出し、2人で全ての暗号を解くことに。
一方、寄木細工ミュージアムの学芸員・辻浩増(北村匠海)がジュートだと気付いていた犬堂我路(永山瑛太)は、風呂光聖子(伊藤沙莉)と刺されていた猫田(松本若菜)を救う。
そしてジュートを船へと拉致。
そこで愛珠(白石麻衣)がバスに乗った経緯、ジュートがなぜ連続殺人犯になったのか、さらにその裏側にカウンセラー・鳴子巽がいることを突き止めるのだったが・・・
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感想
知りたいなぁと思っていたことは、謎のまま終わってしまいました。
整の生い立ち、カウンセラーの正体。
そして最後、私は整よりも先にテレビの前で「どこへ?」と呟いてしまいましたよ。
続編ありきなのか、続編を望む声を待っているのかはわかりませんが、あの終わり方には一瞬固まってしまいました。
視聴者の生殺し?
こういう終わらせ方をするために、わざわざこのエピソード2.5を取っておいたのか?原作でもこうなのかは知りませんが・・・
まぁ、エーーーーーーーーッとはなりましたが、不思議とイヤな気分ではないこの感じ、なんなんでしょうね、まったく。
そして新幹線内でのイラストの謎解き。
紘子さんの育ての親のサキを高畑敦子さんが演じている時点で、ただでは終わらないと思ってましたよ。
デッキでの高畑敦子さんの圧がスゴかった!
でもね、菅田将暉君も全然負けてないんだよね。
整ってこれまでもあんなに人の心を解しまくっているのに、私はなぜか温かみっていうのを感じたことがなかった。
それは別に全然悪い意味ではなくて、一言で言うと読めなかった。
怒りを感じてるように見える時もあれば、同情してるように見えるときもあるし、侮蔑してるように見える時もあった。
以前、いろんなことに気付きたいと思ってるって話していたけれど、それをどんな風に感じているのかが表情からは分からないことが多かったです。
一方、愛珠が書き記した遺書のようなハガキを見てジュートの行方を追っていた我路たち。
ジュートを捕え、カウンセラー・鳴子巽という名前を聞き出しましたが謎は深まりましたね。
そのカウンセラーからもらったといういて座のマークが刻まれた指輪。
愛珠の寄木細工からは、やぎ座のマークが刻まれた指輪が出てきました。
そういえば、4話の三船三千夫(柄本佑)がつけていたのはおひつじ座のマークが刻まれた指輪でした。
ということは、彼もこのカウンセラーと関りがあるのかも。
このカウンセラーは、シャーロックでいうところのモリアーティーみたいな存在なのかな?
私はどうしてもいまだに天達先生(鈴木浩介)が本当にいい先生だとは思えなくて・・・ちょっと疑ってます。
それもこれも鈴木浩介さんの罪な演技のせいですよ!
まぁ、ドラマが終わってしまったので正体がわからずじまいなのは残念ですが。
それと親子の問題を取り上げることが多かったので、整の生い立ちに関しては、もう少し触れてくれてもよかったのではないかと思いました。
ジュートが犯した無差別殺人というのも、我路の言う通り不愉快極まりないものではありますが、こうでもしないと弱者の声は届かない。
ジュートが弱者であったかどうかは別として、少なくとも自分のことを弱者だと思っていたんだと思う。
こうでもしないと何も変わらないし声は届かない。
残念なことにそれは事実でもある、全てではなくとも。
そして全12話、じゅうぶんに楽しませてもらいました。
私が特に好きだったのは、4話の三船三千夫(柄本佑)とのやり取り、6話での下戸陸太(岡山天音)との足湯のシーン、11話でのライカ(門脇麦)との初詣。
三船三千夫と下戸陸太と絡む整は、ちょっとええ感じでウザめで、ライカちゃんと絡むときは楽しそうで微笑ましかったです。
ライカちゃんがいなかったら、犬堂我路とのブロマンス路線も捨てきれないところでした。
もし、続編があるのならなるべく早めでお願いしたいものです。