あらすじネタバレ
#39 脱出路
シヴダットの謀略が明らかになり、剣を交えていたバムニ王とシヴダット。
そしてとうとうバムニ王がシヴダットの剣を弾き飛ばし、シヴダットの首に剣を当てる。
剣を拾ったカニシカがバムニ王の横へ行くと、安堵した表情のアヌスヤ。
しかしカニシカは剣をバムニ王の首に当てる。
驚くアヌスヤ、バムニ王、カディカ王妃の3人。
逆に、シヴダットは腰に手を当てて、邪悪な笑みを見せる。
剣を落とすバムニ王。
それは許されないことだと言ってカニシカを咎めるカディカ王妃だったが、カニシカはやめない。
プルが戻った日、母上は夫を、私を父を失ったという。
王になるつもりでいたのに、突然現れたダスユの男に、父上は全てを与えてしまった。
父上が奪ったのは、私の夢だというカニシカ。
お前の権利は奪っていない、プルはお前の兄、王位継承者だというバムニ王。←本気で言ってる?
しかしカニシカは、私こそが王位を継ぐもの、考えを改めないならあなたを玉座から追わねばならないと言う。
一筋の涙を流すバムニ王。←女優みたいにね
そして兵たちはバムニ王とアヌスヤを取り囲む←勝負あったな
シヴダットは、カニシカの即位式の挙行を宣言。
導師に準備を整えるように命じ、前王と前王妃の列席の下、皆に即位式に立ち会っていただくと言う。
固く拳を握るアヌスヤ。←悔しくて???
一方、ペルシャでは、兵に囲まれた5人だったが、馬を奪って逃げる。
バルシネから脱出路を教わったというプル。
そこは1人しか通れない幅で、多勢では追ってこないだろうと話す。
皆が通り抜け、道を塞ごうというプルだったが、ヴィシュッディは時間が足りないと言い、私が残ると言いだす。
これまで悪事を重ねたから、善事を行い、ヴィシュカンニャ(毒娘)としての汚名を拭いたいと言う。
1人残ったヴィシュッディは、自分の手を斬ってナイフに血を付け、それをアレクサンドロスに投げつける。
ナイフは腕に命中するが、毒が効かない。
馬を下りてヴィシュッディの前へとやってくるアレクサンドロス。
私は常人ではなく神、ゼウスの子。
幼き頃より最強の毒を与えられてきた、お前の毒は効かぬと言う。
そして私の毒にお前が耐えられるかどうか試してみようと言うと、喉元を浅く切る。←自分の血がついたナイフでね。
倒れるヴィシュッディ、そして絶命!
そして、まだ追いつけると言うヘファイスティオンに、もういいというアレクサンドロス。
私は東へ行き、インドの息子にその母国で会うと言う。
だがその前に、私を裏切ったバルシネに報いを受けてもらうと話す。
一方、プルたちは無事に逃げ延びていた。
ヴィシュッディが命という代償を払ったおかげだというラチ。
するとプルは、代償ではなく犠牲を払ったと言い、母国を守るためには犠牲は不可避だと話す。
そしてアレクサンドロスは、敗北を受け入れない。
我々の攻撃でインドへ行く決意はより強固になっただろうと言う。
その頃、闘技場に戻ってきたアレクサンドロスは、惨状を前にして、ヘファイスティオンに復旧にどれくらいかかるかを聞いていた。
武器庫も多くの馬も火にのまれたため、最短でふた月は必要だと答えるヘファイスティオン。
すると15日間でやれというアレクサンドロス。←やっぱり素敵な鬼やね(* ´艸`)
そしてバルシネの前へと行くと、剣を首元に当てるアレクサンドロスなのだった。
#40 バルシネの運命
アレクサンドロスに刃を向けられたバルシネは、「全ては私が招いたこと、罰するのは私だけに」と懇願。
それに対しアレクサンドロスは、死は罰にはならない、この刃が向かうのは、お前の憶病な父、ダレイオスだと言って、バクトリアに行きそなたらの前であやつを斬るという。
処罰はその後、死の自由は与えない、生き地獄を味わうが良いと言うと、兵に連れて行けと命じる。
一方、プルは胸騒ぎを覚え、帰国を急ぐ。
そしてパウラヴァでは、カニシカが儀式を終え、王に即位することを宣言しようとする導師。
しかしシヴダットはまだだと言って、バムニのターバンを外せと兵に命じる。
「ターバンは王の誇り、手を触れるでない、私が外す」というバムニ王。
その外したターバンをシヴダットがカニシカに巻き、王剣を渡す。
儀式は終了し、玉座へと座るカニシカ。
カニシカ国王万歳コールが響く中、アヌスヤは涙を流す。←こっちは正真正銘の女優の涙!
ペルシャでは、アレクサンドロスがバルシネ母娘3人を伴い、バクトリアを目指していた。
「目的を果たせば次はインドを目指す」という言葉に、不安な顔をするオリュンピアス王妃。
それを察したアレクサンドロスは、運命の音がしたと言い、私の運命であれば動かせばよいという。
到底納得しないオリュンピアス王妃。
すると、私はシカンダル(大帝)、あらゆる決断に責任を伴う、勝利も代償も覚悟の上、インドと私の間を隔てる壁は崩せばよい、ポロスとて同じことだと話す。
そしてバクトリアに到着。
ダレイオスを殺した後、私の不在中にペルシャを荒らす者が現れぬように手配を進め、その後、ポロスとインドで対峙するという。
この戦にてペルシャ征服は完了する、今日は歴史に記憶されよう、と兵に向かって言うと、響き渡るアレクサンドロスコール。
それを隠れて聞いている一人の女性がいるのだった。←正体は予告編が教えてくれましたとさ
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感想 ~バムニ王にはガッカリ(-ω-)/~
パウラヴァではカニシカが王太子を飛び越して王になってしまったね。
でもカニシカが言ったことはよく理解できる。
カニシカのことは決して好きではないけど、語った言葉は真実。
バムニ王はプルとアヌスヤに夢中になりすぎ。
その上、かディア王妃とカニシカに対するフォローは一切なし。
少なくても私の記憶にはない。
王族じゃなくても揉めるやろ!
庶民の生活に当てはめてみると、急に隠し子が現れて遺産を持っていかれるようなもんでしょ?
僅かな金額でも揉めるのに、カニシカが奪われたのは王の座。
それは分けることができないものよ。
元をただせば、最初にその権利を奪われたのはプルとアヌスヤの方だけど、でもカニシカはそんなこと知らないし、関わってない。
何より、生まれて以来の共に過ごした時間がある。
その間、自分がいずれ王になると思って成長したのに、急に攫われてしまった。
もしそれを笑顔で譲ってしまう人がいるとするなら、どんだけお人好しやねん、って話よね。
しかも突然現れて、自分のことをさんざんコケにした相手。
バムニ王は全然聡明なんかじゃない。
謀略には気付かなかったし、人望もない。
あれじゃあ単なる親バカ!
それにね、育てたのはバムニでもアヌスヤでもなく、リプダマンなんだよ。
最後は命まで落としてしまった。
常にそばにいたのはラチでありハスティだった。
なのにバムニ王は、ちょっと浮かれすぎてたね。
一方、ペルシャでは、ヴィシュッディがアレクサンドロスの犠牲になってしまった。
プルは犠牲は不可避とか言ってたけど、もしラチが残るって言ったら絶対に許さへんかったやろうね。
そういうところモヤッとしちゃうのよね。
まぁ、犠牲になるならヴィシュッディだとは思ってたけど、アレクサンドロスの毒にやられるなんて、直々にやられるなんて、こういっちゃあなんだが、ちょっとうらやましいぞ。
最期の花道って感じ。
そしてバルシネには生き地獄を味合わせるだなんて、その考え方よくわかる!
殺すのは簡単、だけどそれは相手を自由にするだけだもんね、解放するだけだもんね。
それじゃあ罰にならない。
だから生かしておく。
生きて苦痛を与える。
これぞドS脳よね。
そして胸騒ぎのするプルは帰国を急いでいたけど、帰国の途に着いた時にはパウラヴァはどうなっているのか?
今回の予告編は珍しくイイ感じで終わってたから続きが気になる!