あらすじネタバレ
#55 大帝と呼ばれるゆえん
再び対峙したアレクサンドロスとプル。←プルは象の上ね
お前の屍を踏みつけ母国の王座を奪う、覇権は私のものだというアレクサンドロス。
それに対しプルは、更なる窮地へお前を追い込むと言う。
アンビ王子は、アレクサンドロス軍がプルに圧倒されているのを見て、プルに加勢しましょうとアンビ王に進言。
しかし、アンビ王は何があろうとタクシラはこの戦には関わらない、静観するという。
一方、アレクサンドロスは逃げ惑う自軍の兵を見て、火のサークルで象を囲い象の動きを封じ込めることに成功。
そして士気の下がっていた兵たちの前で演説し前進を命じる。
それを見たプルは、ラチにダスユたちの撤退の合図を送る。
スメルはラチにも一緒に来るようにというが、ラチは別の責務があると言ってスメルには従わない。
アレクサンドロスは、自らが槍を手に持ち、プルが乗った象の急所をついて倒すことで、兵たちに象の倒し方を示す。
兵たちの士気は上がり、次々と象を倒していく。
私を制止出来る生き物などこの世におらぬのだというアレクサンドロス。
するとプルは馬に乗って逃亡。
ジェーラム川へとアレクサンドロスたちを誘い出す。
アンビ王もプルの最期を見届けるために後を追う。
プルはパウラヴァへと架けた狭い橋の上でアレクサンドロスたちを待っていた。
次々と襲い来るアレクサンドロス軍を倒していくプル。
しかし途中、アレクサンドロスが待てと命じ兵たちを引かせる。
そして、自ら橋に足をかけようとするアレクサンドロスなのだった。
#56 戦いの行方
橋にいた兵を下がらせたアレクサンドロスは、この手でポロスに死を与えると言って、自らプルの元へと向かう。
するとプルはラチに合図を送り、火のついたトーチを橋へと投げ入れさせる。←ラチの責務ってこれだったのね
爆発が起きて橋は破壊され、川へと投げ出されるプル。
呆然と立ち尽くすアレクサンドロスだったが、かような死に方は許さぬ、お前は私が葬るのだと言って川へ飛び込む。
そして沈みゆくプルを視認。
しかしアレクサンドロスも川の中で意識を失い、ヘファイスティオンによって引き揚げられる。
一方、プルもラチに引き揚げられていた。
身を危険にさらした理由を聞くラチ。
するとプルは、アレクサンドロスに俺の死を信じさせる必要があったと話す。
死んだと信じ込ませ、戦略を練る時間を稼ぎ、なおかつ橋を破壊してパウラヴァへの道を断ったのだ。
その頃、アレクサンドロスも意識を取り戻していた。
黙ってロクサネを見つめるアレクサンドロス。
そして兵の方へと向き直り、私は無事だと宣言。
「そなたらの王は不死、ゼウスの息子であり、神なのだから、神の命は尽きぬ」と演説する。
すると兵からは、アレクサンドロスコールが起こるのだった。
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感想 ~プルvsアレクサンドロス~
プルvsアレクサンドロスの第2ラウンド。
主役がプルなのは重々承知しているけれど、私の中では全てにおいてアレクサンドロスの圧勝!
ちょっとカッコ良すぎる(〃艸〃)
戦い方も、ロクサネに対する態度も。
尻込みする兵に象の倒し方を自ら示すところも素敵すぎる。
そして自ら川に飛び込みプルが死ぬのを確認しようとする貪欲さ!
挙げ句、自分の意識がなくなるまで潜る執念とかも凄すぎる。
でもプルはね、「俺は誰の助けも要さぬ、独りでお前たちを破る」とか言っちゃうんだよ。
やっぱりバムニの息子よね、そういうところモヤッとしちゃうんだなぁ。
ラチやハスティ、ダスユの助けを借りてるのに、なんでそういう言い方するんだろうって。
やっぱりどうしてもプルのことを好きになれない。
そしてラチに対する態度が正直ちょっと気持ち悪いんだなぁ。
ラチはかわいらしいキャラだから、ああいう展開になるのかもしれないけれど、見ていられない。
ラチとは両思いだからセーフなんだろうけれど、じゃなければこうなるね→( ゚Д゚)ハァ?
決して決して断じて悪気はございません。
やっぱり2人のラブラブシーンはちょっと控えめでお願いしたいです(;´・ω・)
逆に、意識を取り戻したアレクサンドロスがじっとロクサネを見つめる感じは良かった。
何も言わないところもよかった。
一方、あくまで静観を決め込んだアンビ王。
アンビ王子としては不服だったろうけれど、アンビ王の気持ちもわからなくもない。
もし、プルの味方をしていたなら違った結果が待っていたかもしれないけど、それはもう過ぎたこと。
そして気になるのはやっぱり次の展開。
プルには次の作戦が何かあるみたいだったけど、アレクサンドロスは?
2人の戦いは一旦休憩となるのかな?
となると、次はいざパウラヴァへアヌスヤを救いに行くしかないよね。
こっちはどういう決着をつけるのか?
お楽しみはまだまだ続くなぁ。