あらすじネタバレ
#57 物語は始まったばかり
ハスティと合流したプルはバムニと再会。←チャーナキヤがバムニを連れ出した
バムニは、己を信じる者は何者の助けも要らず、裏切りも恐れぬ、ますますそなたを誇りに感じたと言ってプルと抱き合う。
プルは、チャーナキヤに対し、お導きのおかげで目的を果たせましたと、助力に感謝する。
しかしチャーナキヤは、タクシラ王の裏切りが、後世にまで残る汚点を記したと苦悩していた。
今日の日の出はインドの歴史において最も暗きものとなると言う。
一方、タクシラではアンビ王がアレクサンドロスを王宮に迎え入れ歓迎。←ロクサネに習ってアレクサンドロスも手を合わせる(〃艸〃)
アレクサンドロスは、ポロスを差し出したタクシラを守ることを約束する。
王国のために川を爆破したのは、アンビ王だと思っているアレクサンドロス。
アンビ王も話を合わせる。←違うのにね
その後、バムニが消えたことを知り、激怒するアンビ王。
すぐに捜しに行けと兵に命じる。
そして、橋を爆破した黒幕が誰なのかを突き止めるため、チャーナキヤに会いたいと言うが、チャーナキヤの行方もわからず。
どこにいようと連れてこいと兵に命じる。
一方、パウラヴァでは、シヴダットが再びアヌスヤのところへ。
お前の息子プルは、アレクサンドロスとの戦いで命を落としたと言って大笑い。
しかしアヌスヤは、あり得ぬ、お前はプルのことを理解していないと言い放つ。
そしてチャーナキヤは、アレクサンドロスがいかに優れているかをプルたちに話していた。
自らを神だというアレクサンドロスを止めるのは容易ではないという。
プルもそれはわかっていた。
だから死を偽装し、軍を編成する時間を稼いだのだ。
あの者はいずれそなたが存命であることも看破するだろうと言うチャーナキヤ。
するとプルは、アレクサンドロスにジェーラム川を渡らせぬと約束するのだった。
#58 母国を守る誓い
ジェーラム川に入り、母国を守る誓いを立てるプル。
一方、ロクサネは、何もかも新鮮だと言ってインドの国を誉める。
するとアレクサンドロスはロクサネの手首を強く握り、何を見たのだと問い詰める。←距離が近い!
驚嘆したというロクサネ。
ポロスのことを非凡だとし、陛下の想像を超える崇高な戦士だったと言う。
それに対しアレクサンドロスは、勝者こそが偉大な戦士だと反論。
何が気に入らぬ、私の目を見よ、何が読み取れるとロクサネに詰め寄る。
近過ぎると気づまりだというロクサネ。
心の距離はむしろ遠ざかる、陛下がいかに寛大かを私に示されても、陛下への気持ちは変わらないと言う。
そこへオリュンピアス王妃がやってくる。
良き議論だけれど、続きは私の質問に答えてからにしなさいというオリュンピアス王妃。
ポロスが川に沈んだときに、アレクサンドロスが危険を顧みず川に飛び込んだのが気に入らないのだ。
しかしアレクサンドロスは、あやつの死を見たかった、告別は重要だったと話す。
そして何者も黄金の鳥インドを私から救えないという。
一方、パウラヴァの娼館では、プルが死んだため、もうお前は必要ないと言って、シヴダットがアヌスヤめがけてナイフを投げつける。
しかしアヌスヤはそのナイフを素手でキャッチ(;゚д゚) ・・・
そのナイフをシヴダットに投げ返し、わざと外す。
お前の胸を貫くことはできたが、それでは私の子がお前の死を見逃すと言う。
その頃プルたちは作戦会議。
まずはバムニの王座を取り戻し、パウラヴァを解放、そしてインドが一枚岩となってアレクサンドロスを阻むと言う算段。
プルは、チャーナキヤに導いて欲しいと頼む。
しかし、バムニが王座につくなら力は貸せないと言うチャーナキヤ。
その理由を説明するバムニ。
今のパウラヴァに必要なのは、有能で勇ましく才気あふれる王だと言い、王座が価値ある王を選ぶのだと話す。
チャーナキヤも、正しき王が必要だと言う。
そしてプルは、母国の民のために王になる決意するのだった。
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感想 ~やっぱりバムニじゃダメよね~
とりあえずアレクサンドロスを欺くことに成功したプルたちだけど、長い時間は欺けそうにはなさそう。
アンビ王も怪しんでるしね(*`艸´)ウシシシ
そしてバムニと再会したプルだけど、バムニもプルが一人で何もかも成し遂げたみたいな言い方するんやね。
協力したラチやハスティにもっと感謝してもいいと思うんだけれど(。-`ω-)
ここにきてあんなに以前イラついていたハスティのことが不憫に思えてきた。
父親のリプダマンはプルに取られ、挙げ句の果てにはダレイオスに殺された。
なのにハスティは今、献身的にプルに尽くしてる。
次にプルが犠牲にするとしたらきっとハスティやろうと思うと、余計に不憫なのよね。
別に犠牲にするって決まったわけじゃないけどさ(¬з¬)
ラチのことは絶対に守るやろうからね。
一方、アレクサンドロスとロクサネの距離。
縮まらんね┐(´д`)┌
メンチの切り合いみたいになってる(* ´艸`)クスクス
ロクサネが捕まれた手首を振りほどこうとする気持ちもよくわかるし、掴んだほうのアレクサンドロスの苛立ちもわかる。
それを気にせず、自分の疑問をアレクサンドロスにぶつけるオリュンピアス王妃も相変わらず素敵。
やっぱり私はこっちの3人のほうが好き。
この先、ロクサネとアレクサンドロスがどうなっていくのかも楽しみ。
そして、バムニが王に復権することにダメ出しするチャーナキヤ。
そうよね、あんなに簡単に兄であるシヴダットに騙され、クーデターまで起こされてるんだもの。
とてもじゃないけれどアレクサンドロスの相手は無理!
公明正大なだけでは、国は守れないわよね。
プルも王になることを決意したけれど、カニシカのことはどうするんだろう?
そしてそして娼館ではプルが来ることを信じてアヌスヤが待っているけれど、早く助けてあげてーという気持ちに私はいまいちなれないんだなぁ。
アヌスヤの正論がどうしてもちょっと苦手。
正論って時に人をどうしようもなく追い詰めるような気がして・・・
アヌスヤの不幸を願ってるわけではないけれど、諸手を挙げて応援する気にもなれそうにはありません。