夜更けに海外ドラマ

海外ドラマのあらすじと感想を中心に、時々映画や国内ドラマの感想も書いています。

セニョール・アヴィラ シーズン1 第1話、第2話 ネタバレ感想

コチラはhuluにて配信中のメキシコ発のサスペンスドラマ

HBOが制作し、2017年には国際エミー賞(非英語米国プライムタイム番組部門)を受賞。

主人公のアヴィラを演じるのは、「ベター・コール・ソウル」でラロ・サロマンカを演じるトニー・ダルトン。


生命保険会社に勤める妻子ある男性・アヴィラ。しかし彼には裏の顔があった。犯罪組織に所属し、契約殺人を請け負っていたのだ。しかも仲間のイバラがミスを犯し、アヴィラに殺人依頼が

選択を迫られたアヴィラは・・・ 

主な登場人物

アヴィラ:生命保険会社に勤めているが、殺し屋と言う裏の顔を持っている。

マリア:アヴィラの妻

エミリアーノ:アヴィラの息子

ロヘリオ:マンセラ・バーのバーテン(オーナー?)バーは契約殺人の仲介所となっている。

イズマエル:継父に虐待を受ける18歳の少年

イバラ:殺し屋。アヴィラの親友。

モレイラ:葬儀場の主人で殺し屋のボス。 

イヴァン:モレイラの部下

マギー:アヴィラの浮気相手

あらすじネタバレ 

第1話 サプライズ・パーティー

少年イズマエル

18歳になったばかりの少年・イズマエルはマンセラ・バーへと行く。

継父に虐待され顔に酷い傷を負っていた

そして翌日、バーのロヘリオの紹介だと言って、葬儀場のモレイラの元へ。

継父を葬りたいというイズマエル。←殺しの依頼

金を差し出すが、10%にもならないと言われ、イズマエルは帰って行く。

マンセラ・バー

バーにやってきたイバラは、店員にお薦めを聞く。

店員が見せたメニューには、「スクランブルエッグ1984ペソ」と書かれていた。

それを注文するイバラ。

1984というのは納骨堂の番号で、中には殺すターゲットの写真と殺害方法、そして報酬が入っていた。

今回はホテルで自殺に見せかけて殺害という依頼。

主人公・アヴィラ

アヴィラは息子・エミリアーノと妻の40歳の誕生日のサプライズパーティーを計画していた。

その後、勤め先である保険会社へ行くと、トイレでサクッと三十路の女性と浮気←しかも個室じゃない(゚д゚)!

イバラ

イバラは殺害する男に娼婦を贈る。

そして殺害場所であるホテルへとターゲットを追って入るが、突然視界がぼやけてはっきりしないという症状が!

部屋に入ると娼婦を追い出しターゲットの頭に一発弾をぶち込む。

自殺にみせかけるため銃を握らせるイバラ。

しかしターゲットは死んでいなかった。

それどころか一発発砲という反撃に遭い、イバラは椅子でターゲットを殴り殺す。

扉の外では、娼婦が流れ弾に当たって死んでいた。

サプライズ・パーティーの夜

アヴィラの自宅では、妻のサプライズパーティーをしようと仲間が待っていた。

しかし家に戻った妻は、一言も発することなくその場で倒れてしまう。

ほどなくして目を覚ました妻・マリアに、どうした?と聞くアヴィラ。

しかしマリアもわからないと言う。

その後、イバラが訪ねてきて、アヴィラは少し二人で歩くことに。

イバラは娼婦をミスで死なせたと告白し、2人で遺体を焼いて処分する。

原因は不明だが1日に何度か視力を失うと言うイバラ。

自殺にみせかけて殺すはずが、椅子で殴って殺したと話す。

そして20年間仕事をしてためた金をアヴィラに渡し、死んだらやる、生きてたら返せと言って二人はハグをして別れる。

イズマエルの行動

イズマエルは母親に暴力を振るう継父の頭をバットで力いっぱい殴る。

バスタブへと運び油をかけ、命乞いする継父にライターを落とし火だるまに。

そして絶命した継父を、電動ノコギリで切断。

この人の稼ぎで暮らしていたのにこれからどうするの?と言って怒る母親。

翌日、イズマエルはモレイラのところへ、ゴミを処理したと言って継父の頭を持っていく。

母親を養うのに仕事がいるというイズマエル。←今度は雇用しろと言いに来た

モレイラは、考えておくと言いつつ、もしまた来たら次はお前の家に行くと脅す。

モレイラは酷い咳をしながら、新人だってこんなひどい仕事をしないとイバラに対して怒っていた。

しかもイバラは2時間も電話に出ない。

そしてイバラが時々視力を失うという情報を得て、問題を解決すると言って、アヴィラに電話をかける。

アヴィラを呼び出すと、イバラは君に何を言ったと詰問。

特に何も聞いていないと答えるアヴィラ。

別れ際に、私に仕事は?と聞くと、近々頼むと思うと言われる。


その後、アヴィラは教会へと行き告解。

友達に問題が起きたと相談。

しかし、解決できるのかと聞かれ、さぁと答えるアヴィラ。

なら首を突っ込むなと警告され、何かわかったらまた来いと言われる。


そしてアヴィラはマンセラ・バーへ。

お薦めの「フランスパン1978ペソ」を注文。

納骨堂へと行き、1978番を開ける。

中身を確認すると、ターゲットはイバラだった。

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第2話 掟とルールについて

エミリアーノ

学校でのけ者扱いのエミリアーノ。←アヴィラの息子

ヨークシャテリアに手を噛まれたところを同級生たちにからかわれ、その犬を何度も蹴り、殺してしまう。

妻のマリアはそのことをアヴィラに話すが、アヴィラは上の空。

イバラの件を考えていたからだ。←次の殺しのターゲット、親友でもある

あの子が何をしてたか聞いてた?と聞くマリア。

イズマエル

母親は家賃を払う金もないとイズマエルに愚痴っていた。

アイツの車を友達に売るというイズマエル。←殺した継父の車ね

しかし母親は文句ばっかり。

仕事を始めるというイズマエルに、「何ができるの?まだクソガキだ」という母親。

するとイズマエルは、「あいつもそう言ってた、それでどうなった?」と暗に脅す。

アヴィラ

アヴィラは葬儀場へ行き、モレイラに金を返すと、イバラは親友だから殺すことはできないと告げる。

すると「ルールがある、この仕事ではルールを無視することはできない」というモレイラ。

なぜ私が?と聞くアヴィラに、ムダな争いもなく、君も苦しめずに殺すだろう、更に重要なのは死に立ち会えることだと言う。

アヴィラが居場所を知らないと言うと、ロンドレス通り130番地だと言われる。


その後、家に戻り具合が悪そうな妻を気遣うが、イバラから会えるかと電話があり、モレイラの言った住所が告げられる。


アヴィラは、まず教会に告解へ行き、全てを教えてくれた親友を殺すと告白する。

殺す理由を聞かれ、ミスをしたからで掟があると答えるアヴィラ。

ミスは予想外の出来事を招く、予想外の出来事は致命的だという神父?もしくは牧師?

誰に聞いた?とアヴィラが問うと、「父と子と精霊の名において君を許す」と言って告解は終了。←強制終了??? 

アヴィラvsイバラ

イバラのいるホテルへと行くアヴィラ。

互いの銃をテーブルに置き話を始める。

お前を殺せと言われたと言うアヴィラに、お前がヒヨッコだったころを思い出すと言って笑うイバラ。

そして初めての手ほどきの時を思い出し、あれは酷かったと言って大笑いする二人。

回想の中でイバラは、ルールがある、たとえ不当でも従え、さもないと死ぬぞと警告していた。

そして現在、しくじったことは?と聞くイバラに、初仕事で殺した男の後部座席に乗っていた7歳の少年を見逃したことを明かすアヴィラ。

イバラは、今は17歳だなと言うと、何も覚えていないか、それとも突然全てを思い出すか、と言う。


その頃、ホテルのロビーでは、モレイラがアヴィラが入ってから何分経過したかを気にしていた。

あと15分だけ待って、何もなければ上に行って2人を殺せと部下に命じる。


イバラはリコというイバラの師匠を二人で殺しに行ったときのことを話す。

リコは殺す前に拷問するという契約違反を犯していた。

そして、最初に教わったのはルールだ、必ず従えと念押しし、アヴィラの襟首をつかみ、来た理由はわかってると言う。

殺さないと言うアヴィラ。

しかしイバラが銃を手に取ると、次の瞬間、アヴィラはイバラの腹部を撃ち抜いていた。

イバラが手に取った銃には、最初から弾は入っていなかった。

バッグを持って行けと言うイバラ。

金は娘に渡すと言うアヴィラ。

イバラに、さっさと俺の頭を撃ち抜けと怒鳴られ、アヴィラはイバラの頭を撃ち抜きバッグを持って部屋を後にする。

いじめに遭うエミリアーノ

エミリアーノは、学校で犬のリードをつけられ酷い目にい遭っていた。

しかしカッターを手にして反撃。

同級生の足の腱を切る。

その後のイズマエルの動向

イズマエルは知り合いに車を売るが、書類がないため買い叩かれてしまう。

その後、銃器店に行き、銃を手に入れようとするが、有り金では望む銃が変えず、出された銃を店主に突きつけて脅し、望み通り、9ミリ拳銃と弾を2箱手に入れる。

そして家で食事をしていると、モレイラから欠員が出たと電話が入り、興味があるなら明日来いと言われる。

その後のアヴィラ

アヴィラはイバラの娘のマリアーナを訪ね、イバラが今朝死んだことを告げ、金の入ったバッグを渡す。

しかし受け取らないと言って突き返すマリアーナ。

息子二人を一人で育てるマリアーナに、金が必要だろ?と言い、バッグを置いて帰る。


そして、家に帰り食事をしていると、エミリアーノが同級生をケガさせて退学になったとマリアにヒステリックに言われる。

理由があるはずだというアヴィラ。

転校先をと言うと、行けるのはバレンシア高校だけ、犯罪者の養成所よとマリアは言う。

話をしないの?と言われ、アヴィラはエミリアーノの部屋へ。

話したくないというエミリアーノに、怒りは自然な感情で、誰にでも爆発する瞬間があると説明。

だからこそ制御を学ぶべきだと諭す。

すると、学校でリードをつけられ、犬のように扱われたことを話すエミリアーノ。

そして誰も信じないと言う。

アヴィラはお前を信じると言い、転校先では怒りを抑えろと言って、部屋を去る。

ニュースでは、ロンドレス通りで銃による殺人が起きたと報道されていた。←アヴィラがイバラを殺した案件ね

マリアは街がどんどん危険になると言って、ヒステリックに。

その後、ベッドでイチャつく二人。


翌日、転向初日のエミリアーノは、偶然出会ったイズマエルに銃を向けられる。

弾は入っていないと言うエミリアーノ。

試すかと聞くイズマエル。

バカじゃないな、名前はと聞き、エミリアーノが手を差し出して名乗るがその手はスルー。

今日は死なないと言って去って行く。


一方、葬儀場では、モレイラから余命3ヶ月だと告白され、残念だと答えるアヴィラ。

私に頼みは?と聞くと、君にビジネスを任せたい、ボスになってくれと言う。

イバラを見事に始末した、掟を重んじる人間が必要だと言うモレイラ。

友達を殺せた君には、他の者にも命じる資格があると言う。

考えても?と聞くアヴィラ。

モレイラも分かったと言い、アヴィラは感謝しますと言って帰るのだった。

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感想 ~仲介はバーで起きている~

殺しの仲介って意外と身近な場所で行われてるかと思うと、ちょっとドキドキするね。

そしてボスは葬儀場の主人。

殺しの仲介はバーで、依頼内容はロッカー式の納骨堂に入ってるなんて、ドラマよね、ドラマだけど。

納骨堂でいいと思うんだけど、違うのかな?


この2話での一番の見せ場は、やっぱりアヴィラが師匠とも言えるイバラを殺したこと。

アヴィラがイバラを殺したと言うよりも、イバラがアヴィラに自分を殺させたと言ったほうが正しい。

きっとアヴィラがなかなか自分のことを殺せないだろうってことも分かってたんだろうね。

そこで空砲の銃。

最後は怒鳴りつけて頭を撃ち抜かせた。

「重要なのは死に立ち会えること」と言ったモレイラの言葉も、なんかすごく重い。

で、よくわからなかったのが何度も出てきたルールという言葉。

ルールを守ることが重要だということはよくわかる。

でも具体的なルールが分からないのよね。

まず、殺す前に拷問は契約違反、たぶんアヴィラが初めての仕事で子供を見逃したというのも違反なんだろうと思う。

イバラのミスはミスが違反なのか、視力に問題を抱えてることを申告しなかったのが違反なのか、そのどちらもなのか、その辺がちょっとわからなかった。


そしてアヴィラに訪れたボスのオファー。

アヴィラは感謝するって言ってたけど、それって私なら嬉しくないオファーだなぁ。

どうせなら一介の殺し屋でいたい。

でもたぶん引き受けるんだろうなぁ、アヴィラは。


一方、継父に虐待されていたイズマエル。

最初は、ただの意気地なしなのかと思っていたら、いきなり行動力を発揮!

継父を殺して一皮むけたか?

そしていじめられていたアヴィラの息子・エミリアーノが転校したことで2人は早速接触。

今後、どうかかわって行くのかもちょっと楽しみ。


わからないのが、アヴィラの浮気。

今のところあんまり必要性を感じないけど、この先彼女は面白い存在となってくれるのかな。

それとアヴィラはクリスチャンみたいだけれど、告解を聞いてるのは誰なんだろうね。

神父か牧師のどちらかのはずだけど、なんかちょっと疑わしい。

ドラマはまだまだ助走段階、この先の展開に期待したいと思います。


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セニョール・アヴィラ シーズン1 第3話 厄介な仕事 - 夜更けに海外ドラマ