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クラリス 第7話 ねじれた真実 あらすじ感想

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クラリス 第6話 記憶の欠片 あらすじ感想 - 夜更けに海外ドラマ


それでは、第7話のあらすじと感想です。

あらすじネタバレ

約10か月前に失踪した14歳のコディ・フェルプスが空き家の壁から遺体で発見される。

復職したクラリスも捜査に参加。


一方で、クレンドラーのオフィスにあった雑誌の表紙に写っている男が、療養センターでフェルカーといた男だということに気付くクラリス。

しかしクレンドラーにそんなはずはないと否定される。

クラリスを外に出すと、彼の名前がジョー・ハドリンで、私の離婚を担当する弁護士だとクラークたちに明かすクレンドラー。

とりあえずトリパティに彼の尾行を命じる。


その後、遺体発見現場に到着したクラリスたち。

壁に埋められた遺体を見て、クラークは隠したと表現し、クラリスは守るために収めたようだと表現。


支局では、アーデリアがヘインズに黒人同盟に誘われていたが、手伝いには行くけれどと言って慎重な姿勢は崩さない。


そしてクラリスが支局に戻ると、アーデリアから母性遺伝のミトコンドリアDNAが12年前に殺された少年から採取したDNAと一致したと聞かされる。

そのことをクレンドラーにも報告し、捜査に加わりたいと申し出るアーデリア。

現場は私の地元だと粘り捜査に加えてもらう。


その後、クレンドラーは弁護士のハドリスに会っていた。

親権を得るために、妻の飲酒問題や浮気についても触れるハドリス。

しかし、妻を傷付けたくないクレンドラーは、少し考えたいと言う。


一方、12年前の被害者・ボビーの母親に会いに来たクラリスとアーデリア。

アーデリアが地元出身ということもあり、話はスムーズに。

新たな証拠で事件を解決できるかもしれないと言い、母親だけでなく、その場にいた友人のメアリーベスにもDNAの提出をお願いする。

快く協力するメアリーベス。


家に戻ったクラリスとアーデリアが事件の話をしていると、アーデリアの祖母が訪ねてきて、楽しい時間を過ごす3人。


支局では、子供が犠牲になっていることもあって、ピリピリとしているクラーク。

捜査のつめが甘いエスキヴェルは激しく責められていた。


そしてアーデリア宅では、互いの父親について話していたクラリスとアーデリア。

そこへDNAが一致したと連絡が入る。

一致したのはメアリーベス。

ボビーの母親の友人。

調べをすすめてみると、彼女の夫が出て行った後、息子が完全に姿を消していた。

DNAはメアリーベスかその息子のいずれかのもの。


一方、トリパティはハドリンがロックヤーに入って行くのを目撃。


クラークのピリピリモードについていけないエスキヴェルは、トリパティに電話し我慢の限界だと愚痴る。

すると、クラークの妹が13歳の時に失踪していると話すトリパティ。


クラリスとアーデリアはメアリーベスを訪ね、夫が去った理由と、息子が今どこにいるのかを追及。

どういうことなのか聞くメアリーベスに、あなたのDNAがコディとボビーの遺体からでたものと一致したことを告げる。

それを聞いて私が殺したと言うメアリーベスだったが、次の瞬間には「ジェリー、逃げて!」と叫んでいた。

実はメアリーベスの現在の夫の正体こそが、息子のジェリーだったのだ。


捜しに出てきたクラリスに襲いかかろうとするジェリー。

母は何も知らないと言う。

ジェリーが2人を殺した理由は、父がいなくなったことで父の代わりをさせられ、母親から性的虐待を受けていたからで、止めてほしかったのに誰も止めてくれなかったから。

父親がいないコディとボビーもいずれは母親の餌食になると思ったのだ。


事件は解決し、クレンドラーもご満悦。

アーデリアは、私が糸口を見つけ事件を解決に導いたと言い上司への口添えを頼む。


そしてクレンドラーにはハドリンから電話がかかってくる。

ハドリンは正体を現し、親権を獲得する代わりに川で遺体が見つかった事件から手を引けとクレンドラーを脅す。

わけがわからないクレンドラーに、死因を偽装したから調べられたら君が疑われることになるというハドリン。

そうなれば君も刑務所行きで親権を失うと脅迫。


一方、アーデリアが浮かれていると、今夜は会合だと言ってヘインズがやってくる。

しかし、黒人同盟には関われないと断るアーデリア。


トリパティがクラリスにハドリンの写真を見せ、彼がロックヤーと繋がっていると話していると、そこへクレンドラーがやってくる。

しかし彼は君のいう男ではないと完全否定。

トリパティもハドリンはロックヤーにいたと援護射撃するが、あくまで状況証拠だと一蹴するクレンドラー。

納得いかないクラリスは、私が見た男はハドリンだったと食い下がり、証明できると啖呵を切るのだった。

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感想 ~母親の存在が子供にとっては凶器なのかも~

今回の事件はなんとも言えない哀しいというか痛ましい事件でした。

母親の性的虐待から守ってもらえなかったジェリーが、同じく父親がいないコディとボビーを母親から守るために殺害。

自分の母親がそうだから、他の母親もそうだと思っちゃったんだよね。

2人を守りたかったという気持ちが彼を殺人犯にしてしまった。


母親って、自覚はないかもしれないけれど、その存在自体が子供にとっては絶大なるもの。

だから子供が産まれた瞬間に、例外なく罪深い存在となり、その行動一つが子供に与える影響の大きさを慎重に考えるべきなのかもしれない。

今回は性的虐待だったけれど、普段の何気ない一言が子供の心に影を落とすことだってあると思う。


クレンドラーが今、離婚する妻と親権を争おうとしているけれど、母親のほうが親権を得るのは有利なんだよね。

お酒の問題を抱え、前回は深く眠りにつきすぎた母親を心配した子供がクレンドラーに連絡するという事態を招いていたとしてもね。

それに子供が母親を選ぶことも考えなくちゃいけない。

その理由がもし、母親を守らなくてはいけないという使命感だとしたら・・・

それがいいことなのかどうなのか私にはわかりません。


そして、弁護士のハドリンはとうとう正体を現しましたね。

ちゃんと罠を仕掛けてクレンドラーに近付いてました。

脅されたクレンドラーは、クラリスが見た男はハドリンではないと否定しましたが、クラリスは納得しないよね。

結局は思いのままに行動するんでしょうよ。


一方、アーデリアにとっても転機となったのではないかと思います。

今回、捜査に加われたことで、希望を見出し、黒人同盟とは関わらないと決意したように見えました。

アーデリアのような優秀な人材が埋もれてるなんてもったいないですもんね。

事件解決後に、小躍りするアーデリアはとってもかわいかったです。


そして、ハドリンに脅迫されたクレンドラーは屈するのか屈しないのか、その辺りもきになりますね。


第8話の感想はコチラ
クラリス 第8話 生きた証し あらすじ感想 - 夜更けに海外ドラマ