夜更けに海外ドラマ

海外ドラマのあらすじと感想を中心に、時々映画や国内ドラマの感想も書いています。

最高の教師 1年後、私は生徒に■された ネタバレ感想 第6話 拝啓、今を生きるすべての貴方へ

前回の感想はコチラ
最高の教師 1年後、私は生徒に■された ネタバレ感想 第5話 拝啓、変わり者と呼ばれる貴方へ - 夜更けに海外ドラマ


それでは、第6話のあらすじと感想です。

あらすじネタバレ

「私さ、もしかしたら鵜久森さんのこと好きかもしれないんだ」と東風谷(當間あみ)に告白された鵜久森(芦田愛菜)は何か言おうとするのですが・・・

「ごめん、でも来ないで」と言って走り去ってしまう東風谷。

東風谷を見失った鵜久森は、自分が自ら命を絶った次の瞬間、始業式の日に戻ってきた日のことを思い出し、2週目に起きた出来事を思い返していた。


そして10月2日

鵜久森をお昼に誘った里奈(松岡茉優)は、自分が2週目の人生を生きていることを告白し、鵜久森さんも同じでは?と疑問を投げかけると、その通りだと認める鵜久森。

黙っていたのは、「私でも自分で踏み出した一歩で変われたんだって思いたかったから」

それを聞いた里奈は、鵜久森さんは間違いなく自分の意志で2週目の人生を変えてきたと言い、江波さんの件などいろいろと助けてもらったことに礼を言う。

そして自分の死因が、卒業式の日に生徒の誰かに殺されたことも正直に打ち明ける。

その未来を変えるために教室と向き合う覚悟をしたけれど、今では教師として人を傷つけることを当たり前にできてしまう人たちを放っておくわけにはいかないと思うようになったことも。

「先生はそのことを伝えるためにこの2週目が与えられたのかもしれませんね」と言う鵜久森。

けれどなぜ自分に2週目が与えられたのかわからないと言い、ただ一つだけ確信的に分かっていることがあって3回目の人生やり直しは絶対ないと話す。


その夜、里奈が家に帰ると、蓮(松下洸平)、智美(森田望智)、夏穂(サーヤ)が誕生日のサプライズパーティーを用意してくれていた。

皆のことが好きだと言って礼を言う里奈。

2人が帰り、「いきなり好きだとかいうからびっくりした」という蓮に、好きって言う言葉は自分や自分の心の中を世界にさらけだすものだから、好きって表に出すことは勇気だと思うと話す。


10月3日

東風谷さんは昨日から学校を休んでいた。

そして3年D組の雰囲気も変わり、相楽たちのクラスの中での力関係も微妙に。

相楽(加藤清史郎)は、お話したいんだけどと言って鵜久森をを誘い、鵜久森もそれに応じる。

「悪かった、これまでのことは一回忘れてよ」と言う相楽に「心のない謝罪は受け入れられない」と言う鵜久森。

誘いに乗ったのは、あなたとも目を見て話せる自分になりたかったからだと告げる。


一方、教頭から東風谷の母親から休学についての相談を受けたと聞いた里奈は東風谷の家へ。

「先生、私最悪なんだ。私の問題に鵜久森さんを巻き込んじゃった。私、鵜久森さんに好きって言っちゃったんだ」と話し始める東風谷。

鵜久森のイラストが話題になってから、彼女を目で追うようになり、この「好き」という気持ちがどういうものかわからなくて持て余していた様子。

鵜久森さんがツラい目に遭っているときに知らんぷりしてたことも恥じていた。

里奈は好きだと告げたあなたはとても勇敢だと言い、本当はどうしたいのかを尋ねると、鵜久森さんのあの時の続きの言葉が知りたいと言う東風谷。


10月4日

里奈は登校してきた鵜久森を化学準備室に連れて行き、東風谷と2人きりにしてあげる。

「迷惑かけてごめんなさい」という東風谷に「何で迷惑なんて言うの?思いのある好きを言われて迷惑に思うわけないよ」と言う鵜久森。

そして自分が今、2週目の人生を生きていることを伝える。

一度目の人生でも東風谷が想いを伝えてくれたこと、けれどその時の自分は「私なんかを好きなんて言ったら東風谷さんに迷惑がかかっちゃうよ」って言ってしまったこと。

その時、もしかしたら私はこの先ずっと誰かの大切な想いに応えることが出来ないのかもしれないって思って目の前にあった川を見ていたらいつの間にか吸い込まれてしまったと告白。

2週目の人生が与えられた理由が何か分からなかったけれど、その答えが今日、東風谷さんの顔を見て分かった気がすると話す。

2週目の日々で私はずっと東風谷さんを追い続けてきた、「ありがとう」って言葉を東風谷さんに言うために戻ってきたんだと思うと笑顔で言う鵜久森。


そして化学準備室をでた鵜久森は、里奈に礼を言い誕生日プレゼントを渡す。


教室に戻った鵜久森がロッカーを開けると「放課後に新校舎の吹き抜け廊下へ来ること」と書かれた署名のない紙が入っていた。


里奈はというと、10月4日という日付に引っかかりつつ誕生日プレゼントを開ける。

そこには里奈と鵜久森の似顔絵とSDカードが入っていた。

SDカードは鵜久森からのビデオメッセージになっていて、10月4日は1週目の人生を終わらせてしまった日だということから始まり、3回目はないと感じる感覚と同じように、自分に明日が来る実感がないという言葉が。

そして今、里奈に伝えたい全てのメッセージが詰まっていた。


イヤな予感がして必死で鵜久森を捜す里奈。


その頃、鵜久森は新校舎の吹き抜けでメモを寄越したと思われる人物と対峙しており、手に持っていた何かを奪おうとしていた?が、下へと落下!


そして倒れていた鵜久森を発見した里奈は・・・

もう一度やり直させて下さいと祈りの言葉を口にするも、鵜久森の死の未来は確定したのだった。

スポンサーリンク

 

 

感想+α

鵜久森さんのメッセージ

最後の鵜久森さんのビデオメッセージが、遺書でもあり、告発でもあり「今を生きるすべての貴方へ」って想いが詰まったメッセージ性の強い内容だなぁと感じました。

鵜久森さんを演じる芦田愛菜ちゃんの力強さと熱意が感じられ見入ってしまいましたよ。

そこには自分の強い意志はもちろんだけれど、里奈が鵜久森さんに掛けた言葉「独りじゃない」っていうたった一言にどれだけ救われたか、っていう感謝の気持ちもあり、本当にすべての人たちへ届けたいっていうメッセージを詰め込んだなぁと。

それは、2週目を生きた鵜久森さんだからこその言葉でもあり、自分の生の期限を悟っているからこそ、生きている限り変わるチャンスはあるってことを本当にどうしてもすべての人に伝えたいっていう想いが強かったんだなぁと。


ドラマとしては「死にたくない!」っていう明確な意思表示が入っているから、里奈は転落現場に第三者がいたってことに気付きますよね。

ただあのメッセージは人に見せるようなものじゃなかったので、里奈の孤独な戦いが始まるってことになるのかな?

「地獄となる2学期の始まり」っていうのは、ここからっぽいですね。

繋がる

1話目からの鵜久森さんの言動や態度がここにきて一気に答えへと導いてくれました。

文化祭後の10月4日に橋から川へ身を投げて自殺した鵜久森さん。

戻ったのは里奈と同じ始業式の4月6日。

始業式では里奈の様子がおかしいことには気づいたけれど、2週目だという確信はなかったんですね。

東風谷さんとの縁も2週目からではなく、正規ルートとでもいうべき1週目でちゃんと繋がっていました。

東風谷さんの存在が鵜久森さんが自分でも気づかないくらい支えになっていたんだと思います。

想いのすべてに応えることはできないかもしれないけれど本当にうれしいって言葉は、鵜久森さんの人柄をよく表しているなぁと感じました。

鵜久森さんは、東風谷さんに「ありがとう」を言うために戻ってきたと言ってましたが、そんな風に思える想いがあったことが2週目を生きた鵜久森さんの救いでもあったと思います。

誕生日パーティー

里奈は、31歳の誕生日を夫の蓮と友人たちと祝いました。

来年もこの人たちに会いたい、そして好きだよとみんなに伝えた言葉、それらは全部2週目だから出た言葉ですよね。

里奈が言った「好きっていう言葉は、自分や自分の心の中を世界にさらけ出すもの」って話が印象に残りました。

確かに、不用意にちょっとしたことでも「好き」って言葉を私は使わないようにしてるかもしれない。

心の中をさらけ出すっていうよりも、何かを好きって言ったことで相手に気を使わせてしまうことがあるから。

そういうときは素直にありがとうって言えばいいのかもしれないけれど、何かをしてもらうばっかりになって申し訳ない気持ちのほうが先にきちゃうんだよね。

最後に

気になるのは、鵜久森さんを新校舎の吹き抜けへメモで呼び出した人物ですよね。

鵜久森さんは「あなたがこんなこと」と言ってましたが、割と冷静な様子にみえました。

何かを奪おうとして争ってるように見えたんだけれどどうなんだろう?

呼び出したのは、第3のタイムリーパーなのかな?

だとしたらその人物が里奈を突き落としその後に自分も死亡したって可能性も出てくる。

今のところは性別さえもわからないですけどね。

そして私は退屈そうにしていた星崎君(奥平大兼)の様子も気になります。

どうしても彼を容疑者からは外せませんね。


第7話の感想はコチラ
最高の教師 1年後、私は生徒に■された ネタバレ感想 第7話 『向き合う』ことを恐れる貴方へ - 夜更けに海外ドラマ