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最高の教師 1年後、私は生徒に■された ネタバレ感想 第6話 拝啓、今を生きるすべての貴方へ - 夜更けに海外ドラマ
それでは、第7話のあらすじと感想です。
あらすじネタバレ
憔悴しきった里奈(松岡茉優)だったが一人で鵜久森の葬儀へ。
そこで鵜久森の母・深雪(吉田羊)から、「あの子が笑って学校に行ける日々を作ってくださって本当にありがとうございます」と頭を下げられ驚く里奈。←怒られると思っていたから
家に戻った里奈は、蓮(松下洸平)の優しさにも支えられ「この出来事には必ず理由がある、私は誰かが犯したその罪を絶対に許さない」と決意を新たにする。
翌朝、鵜久森家で線香をあげさせてもらった里奈は、全力で向き合うと約束し何でもすると深雪に告げ学校へ。
職員室で、鵜久森の死を事故、もしくは自らが起こした出来事だと警察が判断してると我修院教頭(荒川良々)から聞かされると、4月に教室で隠し撮りしていた鵜久森のいじめに遭っている裁判の映像を見せる里奈。
鵜久森がこの日から全力で闘っていたこと、大人が見ている表面的な世界で結論を付けるべきではないと言い、彼女の身に何が起きたのかそれを知るために私たちは何でもしなくてはならないと話す。
それから教室へ。
現在、鵜久森さんの死が不慮の事故、あるいは鵜久森さん自身が選択したという見解がなされていると生徒たちに伝えるも、そうではないと思っていると言う里奈。
今、この教室の様子は職員室にて全教員が見ており、鵜久森さんの裁判の様子も教員たちに見せたと説明。
動揺する生徒たちに、これは大人たちに見せつけるためであり、皆さんが向き合う覚悟を決めることだと言い、それだけがこの学校が都合のいい結論に惑わされず真剣にこの問題と向き合わせる方法だと告げる。
私たちには考える責任があり、私たちは二度、彼女を傷付けることは許されない、彼女の生きざまと向き合わなくてはならない、変わるんです、まず初めにこの教室が!と言う里奈。
東風谷さんは立ち上がり「私は知りたい、その理由を」と言い、それに続く他の生徒たち。
そんな中「向き合うって何するの?」と冷ややかな相楽(加藤清史郎)
一方で、推薦の話がある生徒は、この件で自分の未来がなくなるのは怖いと口にし、理解を示す生徒も。
里奈も理解を示し、皆さんの未来も同様に大事だと。
そして、本日の放課後、学校より発表を行う予定だからどうするべきか話し合って結論を出してくださいと言って教室を後にする。
教室では「何て世の中に伝えてもらうのか」について、東風谷が「簡単に結論をつけちゃいけない」ってことを言ってもらうと意見を出し、先ほど同じように推薦を貰っているのに何も言わなかった蓬田の意見を聞くことに。
蓬田は、この出来事と向き合うって決めたところで推薦や未来のことはいくら考えてもわからないと言い、黙ってたのは向き合うべきだと思ったからで、自分の未来のために
大切なことを知らないフリした自分を俺は今許せる気がしないと話す。
一方里奈は、校長から事故か自身の選択という結論で発表するようにと指示された様子の教頭に声をかける。
こんなに腹立たしく思ったのは初めてだという教頭。
もっと自由に考えてもいいのではと進言する里奈に、そんな簡単なことではないと説明。
でも一つだけ、「先生カッコいい」って言われたくて教師になったことを思い出したと話す。
そして他の教師たちと合流し3年D組の教室へ。
結論を口にしようとする生徒たちを制し、生徒たちがすべきことなのは考えることまでで責任を負うのは我々大人だと伝え、この件については学校として向き合わせてくださいと頭を下げる教頭。
「ガッシュ教頭、カッコいいぞ」と声をかける蓬田。
その後、会見に同行させてくださいと頼む里奈だったが、これは私一人でやらせていただきますと言われ。
そして会見に臨んだ教頭は、事故、もしくは自らが選んでそうしてしまった可能性が高いと警察の見解を述べた上で、生徒が誰よりも強く生きていた、生きようとしていたことから結論を出すのは時期尚早だとし、全力でその理由と向き合いたいと思うと発表。
関係のない人が憶測で言葉を投げかけるのはやめて下さいとお願いし、責任があるのは生徒でも教員でもなく私一人だと強調。
最後に、この学校が本件の生徒について本気で向き合う時間を作るためなら私は何でもするということを皆さんに伝えたかったと言って締めくくる。
家に帰った里奈は、鵜久森さんに何もできなかったと言って泣き、彼女を優しく抱きしめてあげる蓮。
一方、東風谷の家には夜遅くに星崎が訪ねてくる。
ヤバいの見つけた気がするからすぐ見せたくてと言う星崎。
それは鵜久森が転落した日の校門の映像で、そこには制服を着た浜岡が映っていて、絶対何かあるよねと言う星崎なのだった。
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感想+α
簡単じゃない
鵜久森さんが亡くなりかなり参っていた里奈に立ち上がる力を力をくれたのは、鵜久森さんの母・深雪からの心の込められた「ありがとう」という言葉でした。
報いたいという想いが全力で向き合うと決意させたんですよね。
そしてその里奈の想いは、生徒たちだけでなく教員たちにも伝染しましたね。
監視のもとに行われた3年D組のホームルーム。
ただ、鵜久森さんの件に向き合うってことだけでなく、それによってそれぞれ自身の心と向き合い不安を口にすることで、互いが何を想い悩んでいるのかも結果的にさらけ出すことに。
生徒であろうと教師であろうと、そんなことは関係なく、それぞれに立場があり、考えがあり、それを否定する権利は誰にもないんですよね。
それに互いの気持ちがわかったからこそその気持ちを分かち合い合意に至れるわけでもあり。
今回は、教頭という立場から教員や生徒たちを守らなければと思う気持ちや、教員の立場から何かできることがあったのではと不安を覚える気持ち、生徒たちが手にしようとしている未来を失ってしまうのではないかという不安になる気持ち。
それぞれの意見が聞けたのがよかったです。
教頭や教員たちはもっと冷めてるのかと思ってましたが、そんなことはなかったですね。
始まったばかり⁉
この件と向き合った結果、教頭は校長に盾突いた形になりましたが、ここにきてもまだ校長がどのような人物なのかが見えてこないのが気になります。
でも、警察の「事故や自身の選択」という見解に「警察がそう言ってるなら渡りに船だ」という言葉が出てくることから、あんまりいい印象は今のところ持てないですね。
逆に教頭の株は爆上がり!
蓬田君から「カッコいいぞ」と言ってもらえるだけのことは十分しました。
向き合う
向き合うということにいちばん真摯に取り組もうとしてるのは東風谷さんでした。
鵜久森さんから「ありがとう」という言葉をもらっておいて悲しむだけじゃ申し訳ないと言って。
そして鵜久森さんから「2週目の人生なんだ」と聞かされていたため、里奈も2週目だと気付き、「1週目の時の私はこの出来事にどうしてましたか?」って聞くんですよね。
自分に関する質問だけれどちょっと残酷だなぁと思っていると、里奈もちゃんとそれに答えるんですよね。
しばらく泣いていたけれど、冬になったころからそんな東風谷さんを見かけなくなったのは、って。
それを聞いた東風谷さんが「笑ってましたか?私は鵜久森さんの席の前で」って聞くんだよね。
そして「私はそんな私を変えます」って言って、里奈も「何も向き合えなかった私を変えてきます」って。
その言葉に、二度彼女を傷付けないという強い決意を感じました。
最後に
私はもっと里奈が教員たちの間で孤立するのではないかと思っていたのですが、見事に逆でしたね。
鵜久森さんの転落死については何一つ答えは出ず、今回はただ「全力で向かい合う」というみんなの決意表明だけ。
このまま何も起きないのかなと思っていたら、最後に星崎君が東風谷さんの家を訪ねてきて、あの日、制服を着た浜岡が映っている映像を見せていました。
でもなぜだろう、浜岡よりも星崎君にも秘密があるだろうと思ってしまう(。-`ω-)
浜岡はたぶん雑魚だろうと思うんだけれど、星崎君のいつもユルい顔は当事者なのか傍観者なのかのどちらかなのかと思えてしまい。
面白い映像を撮るために動いてるのではと疑ってしまう。
鵜久森さんと争っていた人物が誰だったのかも気になるけれど、このまままだ引っ張られちゃいそうな雰囲気だし。
まだまだ悶々としちゃいそうです。
第8話の感想はコチラ
最高の教師 1年後、私は生徒に■された ネタバレ感想 第8話 『本当』をさらけ出さぬ貴方へ - 夜更けに海外ドラマ